2024年1月17日発売の
週刊少年サンデー 8号に掲載されている
君は008 第283話の
ネタバレ&感想になります。
第283話 確実なことなんだ
内容ネタバレ
出会ったばかりの頃
あやめはエイトと授業で
剣を合わせていた。
しかし当時のエイトは弱く
やる気こそあったものの
太刀筋は生ぬるく
あやめにとって相手にもならなかった。
それでもエイトは諦めず
あやめもまたそれに付き合っていたが
その戦いの中、エイトの目に
何かを感じたあやめはとっさに
手加減なく剣を振るってしまい!?
模擬戦を見てくれていたアイスマンが
すぐに静止の声をあげたことで
ギリギリのところでエイトに届かなかったが
あやめの心臓は早く脈打つ。
あとコンマ一秒アイスマン先生の
声が遅かったら私は・・・。
そんなあやめの姿に悲鳴をあげ
怯える野原の姿を見て気づく。
暗殺の・・・私の本当の顔を見られたのだと。
その日の夜、一人寮のテラスにて
あやめは涙していた。
私の剣は・・・初めての仲間さえ
一瞬で奪ってしまう・・・と。
そんなあやめに声をかけたのは
先程自分に恐怖を感じていた野原だった。
どうやらこの場所は野原が
よく夜食を取っている場所のようで
先程のことなんてまるで
気にしていないようだった。
そんな野原でも今のあやめが
何かに悩んでいるのに気づいたようで
夜食を頬張りながら語りかける。
まあ、よくわかんないけど
たしかに君ににらまれた時
すごい怖かったよ。
ボクって強い奴には弱いから・・・と。
あやめは暗い表情で語る。
私、人と仲良くするよう
育てられていないから・・・。
私にとって平和な日々とは刀の上で
バランスをとるコマのようなもの・・・。
気を抜けばコマは奈落へ落ちるがごとく
私の刃で人が死ぬことになるわ・・・と。
恐怖を感じた野原はのけぞりながらも
ま、まあ本当によかったと話す。
なんせそんな君は今ボクらの味方だ!
・・・それに気持ちはわかるよ
ボクだって自分の好きな人を
自分で殺すなんてまっぴらだからと。
あやめは自分がエイトに好意を持っていることを
気づかれていたことに慌てふためくが
野原は笑いながら悟ったように告げる。
なんせこの世界には
無敵の法則があるからね、そう・・・
「ボクの周りに存在する
全ての美女はボク以外の男に惚れる」
へへ・・・これは真理さ・・・と。
あやめは彼が人を殺めるようにできていないよう
私は人と仲良くするようにはできていないと返すが
野原はそれはどうかな?と疑問を呈した上で語る。
エイトは「君はヒーローになれる男だ」
って言ってくれた・・・。
彼はきっとこの先幾多の試練を乗り越えて
”戦える男”になっていくと思うんだ。
「人は変わる」
彼はそう信じているし
ボクらにもそれを求めてくる・・・。
実際、どう考えても
こんなスパイ養成学校じゃ
真っ先に脱落するはずのボクが・・・
まだ生きのびてる!
だから君も変わるよ、城戸さん。
エイトの周りを支配している不思議な法則が
君を変えていくんだ!
そう、それは、ボクの周りにいる美女が全て・・・
ボク以外の男に惚れるのと同じくらい
確実なことなんだよ!と。
君の持つ・・・全ての”刀気”を
オレに放てぇぇ!
そう叫ぶエイトの声に
あやめは未だ躊躇していたが
そんな彼女に野原が再び言葉をかける。
城戸さん・・・確実な事なんだと。
野原の言葉にようやく決心したのか
あやめは全ての”刀気”を剣に籠め始める。
その刀気は見るものが恐怖するような
悍ましい程に冥い刀気だった。
しかしエイトと野原、そしてあやめは気付く。
冥く深い真っ黒な刀気の中に
”光”が灯っていることを。
その事にあやめは驚き歓喜する。
あれ程冥かった私の”刀気”に・・・光が!
次の瞬間エイトの今だ、放てぇ!の声に従い
あやめと野原はありったけの”刀気”を
届けとばかりにエイトへと放つのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
随分と待たせてくれましたが
ついにあやめが刀気をエイトに
放つ気になったみたいですね。
その決意を促したのが
野原だったとは中々面白い。
というよりも野原って
基本的に仲間を大事にしているし
やる時はやる男ですからね。
情けない姿もよく見せているので
そういう側面があるのは否定しませんが
エイトの親友として
これ以上ない存在だと思います。
なんにしても後は二人の力を
上手い事自分に変換させて
首領を討ちとるだけですね。
ここまで引っ張っている以上
恐らく決まるとは思いますが
あの首領がそう簡単に負けるとは思えないので
そのあたりが気になるところ。
私としてもすんなり決めてほしいような
もうちょっと抵抗してほしいような
何とも言えない微妙な感じですが
これ以上引っ張っても仕方ないですし
あとは見守るしかないのかも。
ともあれこの一撃がどうなるかが
今後の展開を左右すると思いますので
どういう結果になるのか楽しみです。