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キングダム 最新 第819話 ネタバレ&感想 寧公主との会談

2024年11月28日発売の

週刊ヤングジャンプ 52号に掲載されている

キングダム 第819話

ネタバレ&感想になります。

 

第819話 戦地の会談

内容ネタバレ

 

牢にて寧公主は条世から

騰の伝言を伝えられていた。

 

詳しい内容は分かりません。

とにかく直接会って

大事な話をしたいと。

 

戸惑う寧公主に対し

条世は言葉を続ける。

 

おそらく戦場となる英呈平原まで

秘密裏に来て頂きたいと。

 

寧公主に付き従う韓鄒と黄威は

ふざけるなと声を荒げるが

寧公主はそれを止め

条世にその意図を尋ねる。

 

すると条世はさらに言葉を続ける。

秦軍が新鄭に迫る前に

どうしても寧様と会って

話しておかねばならぬことがあると。

 

騰将軍はこうも言っていました・・・

韓の民を救えるのは寧様だけであると。


条世との話も終わり城壁の上から

韓の民の様子を眺めていた寧公主は口を開く。

 

韓鄒 英呈平原に行きます。

もちろん誰にも知られずにです。

信用のおける者達で

三十人程の旅団を整えなさいと。

 

韓鄒と黄威は正気ですかと

翻意させようとするも

寧公主の意思は固かった。

 

条世曰く会合の場は秦軍本陣ではなく

韓・秦軍の中間地とのこと。

 

騰将軍も秦軍の者に

聞かせられない話と推測される。

 

かつ使者として来朝した条世様に

伝言を託すなどの大がかりな手の込みよう

恐らく将軍は独断・・で韓・秦の

”和平交渉”を行うつもりなのだと思いますと。

 

その言葉に腑に落ちるところもあったのか

戸惑いを見せる韓鄒と黄威だが

それでも推測が違っていた場合もあるとして

行かせられませぬと再度翻意を促すが

寧公主は言葉を続ける。

 

その場合のため六将騰の非道を

高らかにうたう段取りも作っておきます。

 

憎き騰は韓の公主である私を騙して

和平交渉の席で捕らえたと。

 

そうすればまだ参戦してきていない

腰の重い周辺の城々も奮い立って

馳せ参じてくるでしょうと。

 

韓鄒は人質となって新鄭攻略の交渉に

使われる恐れも・・・と口にするが

寧公主はその時は舌をかみ切って死にます!と

断固たる決意を示す。

 

秦兵の手によってなぶられても同様です。

私の死を韓の民の煽動に使いなさいと。

 

そう言ったうえで語る。

ただ・・・そういうことにはならないはずです。

 

そんなことをしても

騰将軍には何の意味もない・・・。

 

騰将軍は本当に私に

話があるのだと思います。重要な話が。

 

条世様の言葉に偽りがなければ

それは韓を救う会談・・・・・・になるはず。

ならば行かぬという選択はありません!と。


騰と寧公主、二人が挨拶を交わす中

韓の護衛の一人田毛は思う。

 

俺は二年前に新鄭で奴を見ている。

騰がわずか十数騎の護衛だけで目の前に・・・

 

今ここで殺せばこの戦いは勝利し・・・

新鄭の危機は回避されるのではないのか・・・と。

 

しかしそんな田毛の考えは

騰の言葉によって一蹴される。

 

変な気は起こさぬことだ。

貴殿らが何十人と群がろうが

私一人で全員返り討ちに出来ると。

 

護衛の中でも老齢の者は

なぜ騰がそんなことを言ったのか気づき

すぐさま謝罪する。

 

その上で我らは軍部ではなく

長く寧様に使える者達。

ここへは姫君の護衛のためだけに来ていると。

 

その言葉に嘘はないと感じたのか

騰もそう願いたいところだと馬を降り

寧公主も輿を降り騰の前へ。

 

騰は呼びかけに応じてくれたことに

礼を述べようとするが

寧公主の平手打ちを受けていた。

 

いきなりの事に護衛達も驚愕する中

騰の護衛達は何の真似だと声を上げるが

寧公主は告げる。

 

約束を破り韓非先生を死なせましたね。

今のはその仕返しですと。

 

その言葉に騰はたしかにまずは

そのことを謝るべきでしたと謝罪し

寧公主もそれを受け入れる。

 

今さら何をしても韓非先生は

戻って来られませぬが・・・

 

私がいつか先生の元へ行った時に

せめて今の謝罪だけでもお伝えします。

 

手を出してすみません。

あなたが殺めたわけではないのにと。

 

その言葉を騰が受け取ったところで

寧公主は改めて告げる。

 

それでは騰将軍

さっそく”和平交渉”を始めましょう。

 

お互いに犠牲になっていく兵を

一人でも少なくするために

一刻も早く”停戦協定”を結ぶ必要がありますと。


互いの護衛達は何も聞かされていなかったのか

寧公主の言葉に戸惑う中

騰は寧公主の言葉を否定する。

 

寧姫 何か勘違いされているようです。

私は和平交渉のために

あなた様を及びしたのではありませんと。

 

和平交渉のためだとばかり思っていた

寧公主は困惑しつつ口にする。

 

・・・しかし条世様は私に

韓を救う話・・・・・があると告げられました。

 

そう騰将軍がおっしゃったと

だから私はここまで・・・

 

騙したのですかと声を荒げるが

騰は努めて冷静に語り掛ける。

 

・・・騙してはいません。

この騰の言葉がそのまま伝わっているのなら

条世殿はこう告げたはずです。

 

韓を救うではなく

韓の民を救う・・・・・・話であると。

 

同じことですと返す寧公主に

騰は同じではありませんと言った上で告げる。

よく聞いて下さい寧姫 韓は滅びますと。

 

寧公主は滅びません!と返すも

騰は諭すように告げる。

 

秦国はこれから韓が滅ぶまで・・・・・・

全力で攻撃を続けます。

 

無論此度の私の軍が

新鄭まで攻略するつもりですが

失敗したとしても次の軍が興り

再び新鄭攻略にやって来るのです。

 

残念ですが韓の力では

その波は止められません。

 

たとえ洛亜完などの

良将がいたとしてもですと。

 

それでも寧公主は

決めつけないでくださいと言い返すが

騰はさらに言葉を続ける。

 

ならばこの英呈平原での戦いの結果を見て

この私の言葉が本当だったか

判断して頂いて結構です。

 

しかし寧様とお話出来るのは

この刻しかありませぬ故

今聞いておいて下さい。

 

韓は救えません。

しかし韓の民は救えます。

 

我々が言う新鄭攻略・・・韓の滅亡とは

韓の民を根絶やしにすることでは決してありません。

韓の統治権を秦が譲り受けることですと。

 

その言葉を寧公主の護衛達が

看過出来るはずもなく

韓王室を潰しての強奪であろうがと声を上げるが

騰は・・・そこは否定しませんと言った上で

しかし今はなしているのは民のことですと。


民も同じだ。韓が滅びれば

その民はお前達の奴隷となると声があがるも

騰は奴隷にはならぬ!と声高に否定する。

 

我らの落とした南陽では

決して民は奴隷になどなっていない。

 

”法”の下に秦人・韓人違わず

平等に生活している。

 

寧様が韓非子様の下で

学ばれた”法”による統治です。

 

南陽が出来たのであれば他の城でも・・・

新鄭でも出来るはず つまりは・・・

 

そう口にしたところで

再び寧公主の護衛達が口を挟む。

 

虚言だ 新鄭までそうと限らぬ。

張宰相は言われていた。

新鄭を落とせば秦は韓から全てを奪い尽くすと!

 

しかし騰は逆だ!と告げる。

新鄭こそ何よりも大切にせねばならぬ。

 

新鄭に暴虐を働く者がいれば

たとえそれが秦王であっても

この騰が切り捨てる!

 

そのことはこの騰の誇りと

命に懸けてこの場に誓うと。

 

そう確固たる決意を語った上で

騰は寧公主に話を持ち掛ける。

 

南陽の成功は軍の衝突がなかった。

これに尽きるのです。

 

寧様・・・どうか新鄭を

無血開城・・・・して頂きたいのです。

 

それが一人でも多くの・・・

とてつもなく多くの韓の民を

救う道となるのですと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

なぜ戦場となる英呈平原に

わざわざ寧公主を呼んだのか気になってましたが

ようやく理解しました。

 

この戦いの後に行われるであろう

新鄭攻略戦自体を無血開城という形で

収めようと考えていたと。

 

とりあえず秦側のメリットとしては

まず兵力が温存できること。

 

英呈平原の戦いはたとえ勝つにせよ

それなりに犠牲者も出るでしょうし

さらに趙攻めが待っている以上

少しでも兵力は損ないたくない。

 

さらに無血開城という形で終われば

攻めて韓という国を亡ぼすよりも

民感情は随分とマシであり

今後の統治にも良い影響がありますからね。

 

もちろん南陽とは桁違いに

納得できない者たちも出てくるでしょうけど

そのまま力攻めで亡ぼすよりは

かなりマシだと思いますし。

 

反対に韓側のメリットは

これ以上兵士・民を失わなくていいこと。

 

騰が奴隷にすることはないと

あの場で宣言した以上

虐殺なども行われないでしょうし。

 

ただ全ての前提となっているのは

秦が韓を本当に亡ぼすことが

できるのかどうかという点でしょうね。

 

もちろん秦側としてみれば

騰の考えるとおりに

たとえ英呈平原並びに新鄭攻略戦で

敗北を喫したとして諦めることはないかと。

 

再び合従軍が興って

逆に秦が亡ぼされるということが

あり得るならばそれも頓挫するでしょうけど

それは流石に無理だと思いますし。

 

なのでかなりの確率で

騰の言うとおりに進む可能性が高いでしょうね。

 

半ば韓の滅亡が決まっている状況で

騰が冷静に情勢を理解できる人物として

寧公主を選んだのではないかと思います。

 

それが出来るのは王族の一人であり

法というものを理解する

寧公主しかいないと思いますし。

 

ともあれ寧公主の立場もあって

すぐにそれを決めることはできないでしょうし

騰の言うように英呈平原の戦いの結果を見て

判断することになるでしょうね。

 

なので結局のところは

この英呈平原の戦いがどのように終わるか

ということになるかと。

 

寧公主がどんな判断を下すのかについては

恐らく次回にでも明らかになるでしょうし

一体どうなるのか楽しみです。

 

気になる次回については次号は休載で

続きは12/12発売の2・3合併号?に掲載予定とのこと。

 

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