2025年4月9日発売の
週刊少年サンデー 19号に掲載されている
界変の魔法使い 第17話の
ネタバレ&感想になります。
其の十七 魔法使いの城で鬼ごっこ
内容ネタバレ
小僧と盧綺二名による
「夜明けまで!耐久鬼ごっこIN莿天城!」
を開催する!!
王子を旅に連れていく資格があるかどうかの
最終試験の相手を突如命じられた
世無の眷属妖魔・盧綺は
不満を露に世無に詰め寄っていた。
なぜ・・・なぜです!?
なぜ、私がこの小僧と
鬼ごっこなどせねばならぬのですか!?と。
三回も言ったな・・・と
内心思いつつ世無はオレが鬼をやったら
すぐ終わっちゃうだろうと告げる。
当然その答えでロキが納得するはずもなく
なおも言い募ろうとするが
世無はそれに取り合うことなく
王子に声をかける。
どうだ小僧。
ロキは格別優秀で強力な高位妖魔だ。
お前が外に出るなら
それから長時間逃げ切るぐらいの能力は必要だと。
世無の言葉を聞いた王子は
やります。と即座に返すが
ロキがそれに納得するはずもなく・・・!?
不服な事を隠しもしないロキだが
世無からお前はオレの眷属なんだから
いうことをきけと言われ
でしたら私にも条件があります!と
世無に条件を突きつける。
私が勝ったら
コレと正式に『契約』してください。
弟子にするなとは言いません。
ですがちゃんと首輪をつけていただかないと
私は安心できませんと。
世無は首輪・・・はつけてるよ一応と
そっぽを向きながら言うが
ロキからそんなの表面だけでしょう!?と
言われてしまうことに。
一歩も退かないロキだが
王子はいいですよとその条件を受け入れる。
よく分かりませんが
それでロキさんが納得できるなら
僕は構いません。
僕が勝てばいいのでしょう?と。
嘗められていると感じたのか
王子の言葉に怒りを露にするロキだが
世無は再度確認を取った上で
あらためて試験について説明する。
庭含むこの莿天城での鬼ごっこ。
期限は今日の夜を超えて明日の夜明けまで。
鬼役のロキはハンデとして
人型のまま変身禁止!と。
変身禁止に不満を露にするロキだが
お前はすごい年長なんだから
妖術を禁じないだけありがたいと思えと
改めて変身禁止を申し渡されることに。
変身したら即負けだからと。
そして世無は王子に持てる力を尽くして
逃げ切ることと言いつつも
て言ってもアレだ。言葉の綾だと釘を刺す。
お前の力はヘタすると生き物死んだり
世界終わったりするかもだから!
危なそうならオレが止める。
その時点でお前の負けとすると。
そんな世無の言葉を王子が了承した後
世無は二人に告げる。
二人共用意はいいなー。
小僧が先に出てオレが百数える。
後、ロキが追う。はじめるぞと。
そう言った世無が数を数え始めた瞬間
王子はものすごいスピードで走り出し
二を数える間には城の中へ姿を消していた。
数字を数える間、世無は
ロキにそんなにスネるなよ・・・と声をかける。
後で埋め合わせするからさと。
ロキは改めて不満を口にする。
あれは危険です。
外に出してどんな災いを呼び込むか・・・
あなたが一番分かってるはずなのに・・・と。
しかしそんなロキの不満も
世無は笑いながらすまんな付き合えと
全く取り合う気がないようで
ロキは歯がゆい思いを抱えつつも告げる。
・・・分かりました!
さっさと捕まえて、私が勝ちます!と。
一方その頃、王子は城内を走りながら
どうやって逃げるか考えていた。
おそらくどこかに隠れて
時間を稼ぐのは無理だ。
においでバレてしまう・・・。
城のことも向こうの方が確実に詳しい・・・
日の光の下であんなに平気にしている
妖魔ははじめて見た。
相当に高位だ。
力もまるで分からない。
油断はできない――
今はできるだけ離れる・・・
でも、逃げるだけではだめかもしれないと。
一方、百を数え終えて
王子を追いかけるロキは
昼間の城は嫌いだ・・・と思いつつ
城内を走っていた。
他の住人にも会いたくない。
早めに終わらせる。
そんな事を思いつつ
においを辿った先にあったのは風呂だった。
風呂・・・においを消そうと・・・?
そんなことをしても、あまり意味はないぞ。
水が苦手な妖魔もいるが
私にはそれもない。
問題ない。追える!
そう判断し王子の後を追いかけたものの
王子があちこち動き回っているせいか
その姿をとらえることはできずにいた。
一方の王子は城の中のかくれんぼは
割と得意なんだけどなぁ・・・と思いつつ
懐からタオルを取り出す。
鬼ごっこだもんな。
こんなにおいつけたタオルで
どれだけ鬼を攪乱できるか・・・
そう考えた矢先
何者かの気配を感じ・・・!?
今さっきまで王子がいたところに
やって来たロキだが
そこにはタオルだけが残っていた。
王子を見つけられず苛立つロキだが
当の王子はロキの真上にいた。
はっや・・・とドン引きしつつも
こんなに早く見つかるわけにはいかないと
その場を離れようとする王子だが
ロキに気づかれてしまうことに。
見つけたぞ。
速さで私に勝とうと思うなと
逃げる王子をそれ以上のスピードで
追いかけるロキ。
そしてその背にロキの手が
触れようとした瞬間
突如振り返った王子と目が合い・・・!?
妖魔は玉に酔うのだと
櫟江は言った。
妖魔は魔力を好む生きものですが
力にあてられ過ぎるとおかしくなるのです。
我々が目を隠すのはその為もあります。
使役魔でもふいに本性を現して暴走しますから。
だから決して・・・
妖魔と直接目を合わせてはいけませんよ。
あなたの目はこれ以上ない
宝玉なのですからと。
王子と目が合ったロキは
力にあてられたのか
その場で蹲り動けなくなっていた。
王子は変身してくれるかと思ったけど
我慢強いなと思いつつ
すぐさまその場を後にしていた。
残されたロキは
なんとか暴走を押さえつつも
してやられたことに怒りを露に
ガキが・・・!と息巻き・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
休載から3か月たって
ようやく連載が再開されたわけですが
まずは無事再開されてなによりでした。
休載時に春頃に再開されると
予告されていたものの
あくまでも予定でしたからね。
クオリティが高い物語を描くというのは
想像以上に大変だとは思いますが
無理せずに月一でもいいから
最後まで連載を続けてほしいと願うばかりです。
それはそれとして今回ですが
世無の試験ということで
この鬼ごっこもなかなかに厄介みたいですね。
王子とロキの実力差を考えれば
どう考えてもロキの勝ちは揺るがないと思いますが
それでも試験相手として選んだ以上
世無なりに思惑があるのは間違いないかと。
本当に勝ち目があるのかどうかはわかりませんが
流石の世無も勝ち目が皆無なのに
あんな事をするとは思えませんし。
なのでロキが思うように
あっさりと捕まるという流れには
恐らくならないと思います。
今回明らかになったように
王子と目を合わせるだけで
動けなくなってしまうわけですし。
それにまだ王子の修行の成果も
わからないままですし
その辺りも期待したいところですね。
なんにしてもまだ鬼ごっこは
序盤もいいところだと思いますので
これからどうなるのか楽しみです。
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