2025年2月19日発売の
週刊少年サンデー 12号で連載中の
地上へ・・・ 第6話の
ネタバレ&感想になります。
第6話 パンケーキ
内容ネタバレ
地上へ逃げた超人を一刻も早く確保せねば!
被害が出てからでは遅いのだよ!
そう吠える総理に対し
局長も我らとしても
それは本意ではありませんと告げる。
そんな態度が総理の気に障ったのか
なにを悠長なことを!と叫ぶが
局長はさらに言葉を続ける。
ただいま”YOCHIEN”で
彼を無力化する手はずを整えていますと。
無力化という言葉を聞き
総理は逃げた超人がまだ孫くらいの
幼い少年であることから
不憫に思ったのか勢いを落としていた。
しかし局長から決断を迫られ
言い返せずにはいられなかったようで
スーツの男はそんな二人を
まあまあ。となだめるのだった。
夜だったということもあって
結の家に泊まったヒイロは
翌朝目を覚まし改めて思う。
地上へ来てはじめての寝具・・・
なんてふかふかなことか・・・と。
そして家に向かう途中
結の父達から言われたことを思い出す。
よいかね、ヒイロ君。
君が超人であることは
母さんには伏せておくように。
くれぐれもその”意志の力”は
母さんには見せないようにと。
ヒイロは改めて決意する。
”結”と”パパの人”はヒイロを家に入れる
リスクをも承知で受け入れてくれたのだ・・・。
全力で言いつけを守り
決して迷惑をかけぬようにせねば・・・
そう、決して!です!と。
一方その頃、結の父は妻と共に
ヒイロのもとへ向かっていた。
その途中、改めてヒイロについて説明する。
遠縁の親戚の子でね
一時的に預かることになったんだよと。
何も知らない妻は
行く所がないんじゃかわいそうだと
ヒイロに対して同情的だった。
結の父はさすが母さんだと笑いながら
ノックをしてヒイロの部屋に入るが
そこには空中で瞑想するヒイロの姿が!?
結の父が絶句する中
妻が浮いてる~!!と叫んだことで
ヒイロも浮くのもダメだったことに気づき
ショックを受けていた。
いきなりやってしまったことで
ヒイロは震えながら蹲り
結はそんなヒイロを励ます。
しかし人が空中に浮かぶのを見てしまった
結の母はそれどころじゃなく
事情を知っているであろう夫に詰め寄っていた。
事ここに至り隠せるはずもなく
結の父は土下座しながら
ヒイロの事を説明する。
世界の終焉や超人たちのことを。
あまりに衝撃的だったのか
明らかに取り乱す結の母だが
そんな母に結は声をかける。
超人たちは私たち”地上”の人間のために
命をかけて戦い続けているのよ ママ。
ヒイロ君もその一人なのと。
その言葉にハッとさせられる結の母だが
ヒイロはごめんです・・・と謝りながら語る。
”地上”で自由に暮らしてほしいという
シオンとの・・・友人との約束がなければ・・・
ヒイロもまた仲間と共に地下で
戦いに殉じていたいのですが・・・。
そう言って迷惑かけたことを
詫びるヒイロだがその途中
空腹からかお腹が鳴ったことで
雰囲気はなんとも言えない感じに。
結の母はそんなヒイロに目を向け
思うところがあったのか
溜息をつきながら声をかける。
まずは朝ごはんにしましょう!
お腹がすいてはお話もできないわと。
事態が飲み込めないヒイロだが
結はとりあえずお許しが出たとして
嬉しそうに声をかける。
だってヒイロは13年間も
地下で戦いばっかりだったんでしょ。
地上ではうんと美味しいもの
食べなくちゃね!と。
美味しいと聞いたヒイロは
ハンバーガーですか!とテンションを上げるが
結によると朝といえばパンケーキとのことで・・・
自分の前に用意された
謎の物体(パンケーキ)を見て
ヒイロは戸惑っていた。
なんだこれは!?
あ、なんか透明な液体(ハチミツ)をかけたです!
さあ召し上がれ!と結に言われるも
ヒイロは驚きのあまり
これ食べ物だったのですか!?と。
結の父はヒイロの反応から
パンケーキを知らないことに気づき
その事を尋ねたところ
結からハンバーガーも知らなかったという話が。
それを聞いた結の父は
思うところがあったのか黙る中
ヒイロはこれから戦いでも起こるのか
という雰囲気を漂わせながら
パンケーキに挑もうとしていた。
な、何だ・・・あの上で半分
溶け落ちている四角い物体は?
ふかふかです。
断面がブツブツしてるですね~。
そんな風に観察しながら
パンケーキを口に運んだヒイロは
一口食べた瞬間倒れこむ。
一体何が起こったのかと慌てる結たちだが
ヒイロはすぐさま起き上がり
甘いですと輝くような笑顔を浮かべていた。
お、美味しいです。
地下では、意志の力が鈍るという理由で
食料の味は最小限に抑えられていたので・・・
こんな甘いもの製造れて初めてです。
そう言ってパンケーキを再び口にしたヒイロは
その美味しさに感動し震えていた。
結はおおげさだなとでも言いたげに
その行動を笑って見ていたが
結の父は何かをこらえるかのように
じっと黙っていた。
そんな夫の様子に気づいたのか
母は父に声をかける。
すると父は何かに憤っているのか
怒りに震えながら口を開く。
少し・・・腹が立ってしまってね・・・。
私達の平和が・・・こんな子供達の
犠牲の上に成り立っていたことを・・・
まったく知らなかった自分に・・・な。
そう怒りを堪えながら
うっすら涙を浮かべる夫の肩に
妻はそっと手を置くのだった・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストでヒイロが泣いたことで
どうなるのかと思ってましたが
とりあえずなんとかなりそうな感じ?
難敵である母親についてですが
今のところ賛成も反対も明らかになっておらず
絶対に大丈夫とは言えませんが
あんな少年を放り出すとは思えないので
多分なし崩し的に大丈夫かなと。
それにヒイロの境遇に
結の父は震えるほどに憤ってましたし
その気持ちを理解できない
妻ではないと思いますし。
まあ、単純に力を持ったヒイロを
家に住まわせること自体は
色々問題があるとはいえ大丈夫だと思います。
本人も基本的に地上の人に
迷惑をかけまいとしているいい子ですし。
問題があるとすれば
そんな彼を地下へ戻そうとする
政府側でしょうね。
何やら局長側も
対策を考えているみたいですし
結の家に厄介になるにあたり
その家族が標的になるということも
十分にあり得るかと。
結局は政府側がどこまで
本気なのかで変わってくると思いますが
総理だけでなく局長やスーツの男もいるので
楽観視はできないでしょうね。