2025年6月4日発売の
週刊少年サンデー 27号に掲載されている
地上へ・・・ 第20話の
ネタバレ＆感想になります。
第20話 トレイン・トレイン
内容ネタバレ
”今日は日曜日”
”私は”綾瀬 結”中学2年生”
”今、超人2人と暮らしています”
”超人は時間短縮のため”
”歯磨きがめっちゃ早いです”
”もしかするとこの2人特有かもしれませんが・・・”
”食事のときは相変わらずひと騒ぎ”
”お母さんは2人の新鮮な反応を楽しんでるみたい”
今日の朝食に出てきたのは目玉焼き。
何の目玉なのか・・・と
じっと目玉焼きに目を向ける2人に
父は鳥だと告げるとビャクグンは
あの飛んでいる奴の目玉か！と驚愕していた。
”パパは行き掛り上”
”家に来たビャクグンさんに対して”
”まだ警戒しているけど・・・”
父はそんなビャクグンに
安心したまえ、目玉じゃなくて
鳥の卵だよと教えるが
それも2人はショックだったようで・・・
ヒイロは自由帳を捲りながら
つまり本来これはヒヨコになるもの
だったのですね・・・と口にし
父はそれに同意した上で語る。
そう、食事とは命を頂くこと。
だからこうして食材の命に感謝をこめて
「いただきます」と言うんだよと。
二人は父から教えてもらった通り
「いただきます！」と言い食べ始めるが
結はこんな渾身の「いただきます」
初めて聞いたと笑い、父も同様だった。
”二人のあまりのまっすぐさに少しずつ”
”ビャクグンさんのことも気に入ってるみたい”
朝食を食べ終えた後
結とヒイロは連れ立って家を出る。
”時間があるときは”自由帳”に”
”書いてあることに挑みます”
”これは地下の世界で死んだヒイロの友人”
”シオンさんが記したやりたかった事のリスト”
”ヒイロはこの108つある願いを”
”友人の代わりに果たすべく”
”すごくガンバっているんです”
自由帳を手にヒイロがクリアしたのは
今のところ3つかぁ～ですと呟くと
結はそんなヒイロをまあ慌てず
ゆっくりやっていこうよと励ましながら
今日やろうとしていることを説明する。
今日は、比較的簡単に叶いそうな
”電車に乗る”をやってみようと思うの！と。
それを聞いたヒイロの反応は何故か
”電車”・・・ですか・・・とシブいものだった。
結はもしかして電車が嫌いなのかと訊ねると
ヒイロはいえ・・・と否定した上で
結の家に定住させてもらう前のことを語り始める。
暗くなった町を一人でさまよっていた時
一番明るく一番地上の人々が
たくさんいる場所があったんです。
そう、それがあの”電車”に乗るための
施設だということはすぐにわかりました・・・
遠くからよく観察したところ
なにやら手をかざすとゲートが開くようでした。
ヒイロは自分もやってみたくなって
誰もいない隙を狙ってやってみたのです。
でも・・・ヒイロの手からは
何の音もしなかったのです・・・と。
話を聞いた結は悲しいなおい！と叫ぶが
ヒイロは悲しいという感情が分からないようで・・・
そんなヒイロに結は
でも今日は大丈夫とあるカードを渡す。
そしてなんですこれは？と
不思議そうな顔をするヒイロに告げる。
あれは手をかざしていたんじゃなく
このカードをかざしていたのよと。
それを聞いたヒイロは衝撃を受け
で・・・ではあのゲートは開くですか？
このヒイロにもと訊ねると
結は笑顔で「うん。」と答えていた。
そして結に見守られながら
ヒイロはカードをかざし改札を通り
感動に震えていた。
それを見ていた駅員さんが
ひきつった笑いを浮かべる中
ヒイロは人生初の電車に乗り燥いでいた。
ヒイロは今なんだか、地上に
受け入れられた気がするですと。
電車に乗るというミッションを達成し
嬉しそうに結に報告するヒイロだが
街中で何者かの視線を感じ、空中に飛び上がる。
オブジェクトの”圧”のようなものを感じた
ヒイロはすぐになくなったことから
キョロキョロしながらも
気のせいか・・・と口にするが
そんなヒイロをビルから見ている者がいた。
若い男性と思われるその者は
ビルの壁に同化するように外に乗り出しており
明らかに普通ではなく・・・
男は携帯で誰かと連絡をとっているのか
通話している相手に報告する。
間違いない・・・奴らだと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
キチャ視点での地下世界でのミッションも終わり
地上の視点に戻ってきたわけですが
なんていうか超人二人と生活するというのは
大変なのはそうなんでしょうけど
中々に面白そうな感じですね。
地下世界と地上世界の違いに
翻弄される超人二人というのは
見ていて飽きないものがありますし。
それはあの家だからこそ
そう思えるのかもしれませんが
本当にあの家に住むことになって良かったと思います。
警戒していた父も随分とほだされているみたいですし
今のところなんだかんだで順調と言えるかも。
当然ながらオブジェクトが地上に出てきたら
また印象もかわるんでしょうけど
今の二人を見る限り大丈夫そうな気がしますし。
それはそれとして今回は
初の電車を体験することになったヒイロですが
まさかあんな悲しい過去があったなんて・・・
地上で生きている人にとっては
取るに足らない出来事だったんでしょうけど
ヒイロの立場で考えると
かなり悲しい出来事だったと思います。
大げさと思えるかもしれませんが
地上に出て来てまだ数日レベルのヒイロが
誤解とは言え存在を否定されたと
思ってしまうのもわからなくはないなと。
まあそれも結の助力もあって
一気に解消されたとは思いますが
ヒイロの子供らしい一面が見れたので
それはそれで良かったのかも。
とまあそんな感じで
いい感じで終わったなら良かったんですが
前回のラストにも出て来た
あの若者が再び登場したことで
何やら不穏な感じが・・・
恐らく地上に出て未だに捕まっていない
オブジェクトの一人だと思いますが
なにやらヒイロの存在を視認していましたので
遅かれ早かれアクションがあるとみていいかと。
彼らの目的が世界の終焉なのかは
今のところ判然としていないものの
オブジェクトはオブジェクトですので
敵なのは間違いないと思いますし。
ともあれ不穏な感じではあるものの
彼らがすぐに動くかどうかは
まだ定かじゃありませんので
次回どんな話になるのか楽しみです。
今回と同じようにシオンの願いを叶える
日常回になるのかそれとも・・・
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