雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第25話 ネタバレ&感想 はじめての買い食いとチンピラ襲来!?

2025年6月11日発売の

週刊少年サンデー 28号に掲載されている

界変の魔法使い 第25話

ネタバレ&感想になります。

 

其の二十五 魔法使いと最初の買い物

内容ネタバレ

 

影国北部の町 龍川。

妖魔のやっている高級ホテル”月下楼”に

泊まった王子は出かける準備をする中

この辺りの地図を発見する。

 

その事を世無に確認した後

カボウから貰ったという地図を

世無の前に広げ訊ねる。

これでいうと龍川はどこですか!?と。

 

持ってきた地図は大分荒いらしく

世無がこの辺だなと杖でその場所を示すと

王子は全然進んでないと零しながらも

そうかあ・・・と輝くような笑みを浮かべていた。

 

王子の準備も終わり、町に出るぞと

別の部屋に泊まったロキに声をかける世無だが

ロキは行ってらっしゃいませと

まだ昼すぎだからか部屋から出る気はないらしく・・・


まったくあいつは・・・と

世無はため息と吐きつつ

昼の町はそこまで危なくないと語る。

夕暮れにでも合流すればいいかと。

 

その上で王子に忠告する。

持ちものとか気をつけろよ。

旅行者とかよそ者は狙われ易いんだと。

 

王子はスリとか泥棒とか強盗とかですか?

あと人さらい!?あ、マフィアとかいます!?

と何故かわくわくしており

世無はそこはわくわくする所じゃないと

呆れながらも妖魔街があるところだと語る。

 

最も気を付けるべきは・・・

術者・・・まあ同業者だな。

 

妖魔は基本が勝手な生き物だろう?

それらを束ねて使えるのは

力のある高位妖魔か術者。

 

でないと秩序が保てない。

ゆえにそれなりに術者がいる。

 

そしてこの位の町だとくそつまらない理由で

ケンカ売ってくる輩が必ずいる・・・!と。

 

ライチからマフィアについて聞いていた王子は

マフィアがいるかどうか気にしていたが

世無はともかくつまらんケンカは買うなと言い

乗れ、仕方ないから!と自身の杖に

王子を乗せ町へと散策に出かけることに。

 

上空から町の様子を確認しながら

世無は言ってなかったが・・・と

王子に七色の魔法使いについて説明する。

 

七色の魔法使いは自分の魔領を出ると

使える力が大体半分位になると。

 

その事を知らされた王子は

そうなんですか!?声をあげるも

世無はそこいらの雑魚には負けんがなと

殆ど問題にしていないようで・・・

 

そんな二人の様子を

町の片隅から見ている者達がいた。

 

彼らは世無たちが魔法使いで

浮遊石持ちであることから

お金持ちであると悪い笑みを浮かべ・・・


町に降り立った世無は物珍しいのか

通りがかる店を見てキョロキョロする王子に語る。

 

ここは町の表通りだな。

人に表の顔と裏の顔があるように

町にも表の顔と裏の顔がある――と。

 

しかし王子が店に気をとられて

足を止めているのに気づき呼ぶと

腹は減ってるか?と訊ねる。

 

弁当の残りと部屋にあった果物を

食べて来たと言う王子に

世無はでは軽食だなと

その辺の店先で売ってる食べ物を選べと告げる。

 

フツウに食べるよりなぜか美味い

”買い食い”をさせてやる。

 

庶民の作法だが何事も経験だ。

その土地のものを食べて分かることもあるぞと。

 

そうして色々な店の商品を見て

迷いながらも王子が選んだのは

長い串に刺さったサンザシ飴というものだった。

 

世無が懐かしいな、オレも昔よく食べたと

まだ売ってるんだなーと懐かしそうに零すのを見て

王子はそれに決めたのだった。

 

世無に食べてみろと言われ

早速食べてみる王子だが

その食感は今まで食べたことのないもので

王子は驚いていた。

 

世無はその甘酸っぱさが意外とクセになるとして

では”歩き食い”もしてみろ!と歩き出す。

 

楽しそうに食べ歩く王子に

世無は小僧は庶民の食べ物知らんだろうから

もうちょっと食わしてみようか・・・と

考えていたところ、人通りが多くなってきたこともあり

人通りが少ない道に入ることに。

 

表とは急に変わった雰囲気に興味深さげに

辺りを見る王子に世無は語る。

 

表通りから外れると店の種類も客層も変わる。

オレは少し裏道に入った所に

あるような店が好きだが少し注意が必要だ。

 

どの町にも・・・よそ者にはわからない

色々な縄張りがあると。

 

サンザシ飴を食べつつ話を聞いていた王子だが

そんな彼らにちょっと待ちなと声をかけて来たのは

町の片隅で世無たちの事を見ていた者達だった。

 

顔に大きな星型を付けた男と

やたら派手な格好をした女

そして大柄な牛の妖魔という三人組は

王子たちに絡み始める。

 

今、サンザシ飴のカス落としただろ。

町汚し罪現行犯ね。

 

俺らさァこの辺の風紀守ってんの。

今の罰金刑!と。

 

世無はその物言いに呆れながら

コレが官吏なワケないだろ。

相手にするなと王子に声をかけるが

王子はそんな彼らに告げる。

 

すみません・・・師匠に

くそつまらない輩からケンカを買うなと

きつく言われておりますので・・・と。

 

面と向かってそんな事を言われた

彼らはガキだと思って甘く見てりゃ・・・

上等だ!とブチ切れていた。

 

星形の跡をつけた男は持っていた杖を構え

オレの術を見てそれが言えるかなァ!と

何かの術を発動させようとした瞬間

王子は対抗して術を使おうとするも

世無によってまとめて拘束されてしまい・・・!?


人目がない所に捕まえた彼らを運んだ世無は

馬鹿者!相手にするなと言ったろ!と

王子に説教をしていた。

 

いいか!魔法使いたるもの

ああいう人の通る場所で暴れようとするな!

 

逃げる練習したろ!

そこのお前らもだぞ!沽券に関わる!と。

 

星型の跡をつけた男をアニキと呼ぶ女は

沽券という言葉を知らなかったようで

こそこそと男に聞いていたが

世無の説教は続いていた。

 

小僧が今まで見てきた術者は

超上級者ばかりなんだよ。

田舎の雑魚はこんなもんだから!と。

 

王子はこれが・・・ザコ・・・

想像以上でした!と。

 

そして世無は男が持っていた杖を拾うと

持ち主の男はコラ!返せよ!吠えるが

世無は一顧だにせず問いかける。

お前たち地元民かと。

 

男がだったら何だよと返すと

世無は笑みを浮かべつつ告げる。

 

町を案内しろ。

案内ガイド料は出してやると。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

町の散策を開始した王子たちですが

王子が楽しそうで何よりでした。

 

王子が食べていたあの食べものですが

私は知らなかったのですが

実在している飴のようですね。

 

調べたところ中国を始めとする

アジア諸国で食べられているもので

サンザシというリンゴや梅の酸っぱさに似た果実を

飴状に加工したのがサンザシ飴というらしいです。

 

この作品自体、中国語に由来する難しい漢字が

ところどころ出て来てましたので

ある程度予想はしていましたが

予想通り中国と深く関わるものなのかも。

 

まあ、あくまでモチーフにしているだけで

実在しているかどうかは別問題ですので

それほど珍しいことではないのかもしれませんが。

 

ともあれそんな一昔前の中国みたいな

町を散策していたわけですが

やっぱりトラブルは起こるみたいですね。

 

今回は町の不良というかならず者で

これまで出てきた敵とは

まるで違うザコもいい所でしたが

術を使えるとは正直驚きました。

 

どう考えても低レベルの術者で

世無はおろか王子にもあっさり負けるでしょうけど

結構術者というのも珍しくないのかも。

 

もちろん超一流どころがではなく

素人に毛が生えたレベルが

多いとは思いますが。

 

ともあれそんな彼らに絡まれた世無は

何故か彼らを町の案内として

雇いたいと考えているみたいですし

すぐに縁が切れるわけではなさそうな感じ。

 

世無が何を目的として

彼らを町案内に雇おうとしているのかは

まだ定かではありませんが

何かしらの意図はあるんだろうなと。

 

そうじゃなければあんなチンピラ風情に

案内役を頼むとは思えませんしね。

 

ともあれ彼らが世無の提案を

受け入れるかどうかはわかりませんが

恐らく一緒に行動することになると思いますので

次回どんな話になるのか楽しみです。

 

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