雑誌掲載最新話 葬送のフリーレン

葬送のフリーレン 最新 第140話 ネタバレ&感想 ゼーリエの願い

2024年12月25日発売の

週刊少年サンデー 2025年4・5合併号に掲載されている

葬送のフリーレン 第140話

ネタバレ&感想になります。

 

第140話 舞踏会

内容ネタバレ

 

ゼーリエと合流し

改めてゼンゼは皆に説明する。

 

建国祭の最終日、いよいよ今夜

宮殿で舞踏会が執り行われる。

 

私達の役割は国賓として招待された

ゼーリエ様の護衛だ。

 

影なる戦士による

大魔法使いゼーリエ暗殺計画

その阻止が今回の任務の目標となると。


舞踏会への潜入方法は当然ながら

招待状があることから

正面から堂々と入るつもりで

準備をしてきたとのことだった。

 

私達が表立って動ければ

護衛の手段も増えると。

 

ゼーリエは従者の数に制限がないことを

確認した上で問題はないとして

全員で向かうことを告げる。

 

ラントは顔が割れていることから

ユーベルと共に別ルートから入ると言い

ゼンゼはこちらとしても

遊撃できるチームがいた方がいいと了承する。

 

ラントは傍らのユーベルを一目見て

ゼーリエに今回の任務について尋ねる。

 

何故僕とこいつを組ませた?

明らかに相性が悪いと。

 

ゼーリエは気持ちは分からんでもないと

理解を示しつつも答える。

 

だが他の奴が迎えに行っていたら

お前は今回の任務を受けたのか?と。

 

その上で帝都の街並みは懐かしいことだろう。

お前の両親や祖母のことは・・・と

口にしようとするも

ラントにその話は聞きたくないと

言われてしまうことに。

 

ゼーリエは一瞬目を下げながらも

口元に笑みを浮かべ言葉を続ける。

 

・・・まあいい。どう思うかは勝手だが

私はお前達の相性が悪いとは考えていない。

 

慎重さというお前の武器を生かしたいのなら

そいつの手綱を握れるようになっておくんだなと。

 

そう言われた二人だが

どちらもそんなつもりがあるのかないのか

ラントがどこにあるの、それと尋ねると

ユーベルは捨てちゃったかもと

笑みを浮かべるのだった。


舞踏会の時間が近づき

フリーレン達は正装を纏うなど

準備に勤しんでいた。

 

図らずもフリーレンと話す機会となった

ゼーリエは今回の任務について話す。

 

確かに巻き込む形になってしまったが

それはゼンゼが配慮した結果だ。

私の意思じゃない。

 

不満があるのなら任務を

降りたって構わないし

もちろんフェルンにだって

無理強いするつもりはない。

 

彼女は一級魔法使いだが

それ以前にお前の弟子だからな。

 

そもそもお前達の力など借りずとも

この暗殺計画自体が

茶番であることくらいわかるだろう。

 

たとえ帝国が全軍事力を終結させたとしても――

フリーレン、お前に私が死ぬ未来が見えるか?と。

 

そう笑みを浮かべるゼーリエに

フリーレンは問いかける。

 

なんで私達を任務から遠ざけようとするの?

ねぇゼーリエ。ゼーリエには

どんな未来が見えているの?

私の役割は何?と。

 

その問いに対しゼーリエは

任務を降りても支障はないと告げる。

 

これは大陸魔法協会の問題だ。

それにお前を巻き込んだのは

私の意思ではないと言っているだろう。

 

帝都に来たお前達を

ゼンゼが勝手に――

 

そう口にしたところで

フリーレンは遮る形で口を開く。

 

お前を敬う大事な弟子が

本当に私を巻き込まないと思っていたの?と。


その言葉を受けゼーリエは

表情から笑みを消しつつ

フリーレンに髪を結んでやると声をかけるが

フェルンにやって貰うからいいと

断られてしまうことに。

 

そうじゃない私はただ・・・と

ゼーリエが言い返そうとするも

ゼンゼに準備を手伝ってもらっていた

フェルンが戻ってきたことで

フリーレンは鏡の前へ。

 

代わりにゼンゼが戻ってきたことで

ゼーリエは彼女を鏡の前に座らせ

その髪を整え始める。

 

するとゼンゼはこの機会に

疑問に思っていたことを口にする。

 

なんで私達なんですか?

今回の任務にはレルネンとか

もっと適任がいたのでは?と。

 

その疑問に対しゼーリエは語る。

レルネン?あいつが舞踏会に来れる訳ないだろ。

 

奴は宮殿から出禁を食らっている。

もう50年以上も前からだ。

 

だが動いてない訳ではないようだ。

一つ心当たりがあるとかでどこかに向かった。

 

それがどのような未来に繋がるかまでは

私にはわからんがなと。

 

そう笑みを浮かべながらも

ゼーリエは選定基準について

触れるにあたりゼンゼに尋ねる。

お前は特権で何を願ったか覚えているか?と。

 

ゼンゼは片時も忘れたことはないと返すが

ゼーリエは私はあのとき失望したと語る。

 

この子には類い稀なる才はあれど

決して強い魔法使いにはなれないと。

 

この任務に参加しているのは

私の望みとは程遠い特権を願った連中だ。

 

”家族の遺体を探す魔法を願ったラント”

”姉が見つかる魔法を願ったユーベル”

”お洗濯の魔法を願ったフェルン”

 

その時の事を思い出したのか

口元に笑みを浮かべながら言葉を続ける。

 

不思議なものだな。

才ある者は両極端なんだ。

 

力を願った者と願わなかった者。

前者は私の望み通りの理想の魔法使いとなり

後者は私の想像を超える魔法使いとなると。

 

”貴方の声が出せるようになりたいと”

”声が自在に変えられる魔法を願ったファルシュ”

 

”人を殺した後でも”

”ぐっすり眠れる魔法が欲しいと願ったゼンゼ”

 

もしかしたら私は

想像を超える結果を見たいのかもしれないな。

 

私では辿り着けない未来でも

お前達なら辿り着けるかもしれないと。

 

ゼンゼは説明を求めるが

ゼーリエは嫌だと拒否する。

 

説明すれば、いつだってお前は

私の選択に反対するからな。

 

きっとこの場にいる魔法使いは全員そうだ。

だからこそ連れて来たと

笑みを浮かべるのだった。

 

そして正装に着替え準備を整えた一行は

ゼーリエを先頭に舞踏会場へと足を踏み入れ・・・

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回は暗殺が行われるであろう

舞踏会に向けての準備回でしたが

ゼーリエにも思惑はあるみたいですね。

 

彼女が本当に未来を見れるのかは

正直なんとも言えませんが

わざわざ帝都に来ている以上

出なければならない理由があるのかも。

 

ただ今回の話で一番気になったのは

最後のほうでゼンゼと会話していた時のこと。

 

「説明すれば、いつだってお前は

私の選択に反対するからな」

 

この発言の意味を考えるに

帝都でゼーリエの身に良くないことが

起こる可能性は高い気がします。

 

ゼーリエに何も起きなければ

ゼンゼも反対することはないはずですし。

 

それにゼーリエ自身、絶対の自信を持っていても

自分の命に対しては頓着していない気がします。

 

フリーレンもその気が多少見受けられるので

長命種ならではのことなのかもしれませんが

驕っている、油断していると

とられてもおかしくないかも。

 

何にしても影なる戦士たちは

自分の命すらも顧みずに

ゼーリエを暗殺しようとしてくるでしょうし

まさにここからが本番でしょうね。

 

思いもしなかった展開になり

結果としてゼーリエは討たれてしまうのか

それともフリーレン達の介入によって

それを防ぐことができるのかはわかりませんが

これからどんな結末になるのか楽しみです。

 

ちなみに次回についてですが

予告で休載とはあったものの

再開が明記されていなかったので

少し期間が空く可能性もあるかも。

 

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