雑誌掲載最新話 葬送のフリーレン

葬送のフリーレン 最新 第146話 ネタバレ&感想 友の言葉

2025年10月1日発売の

週刊少年サンデー 2025年43号に掲載されている

葬送のフリーレン 第146話

ネタバレ&感想になります。

 

第146話 人類最強の戦士

内容ネタバレ

 

地下通路で待っていたクライスは

水路を泳いでやってきたヴァルロスに

ドン引きしていた。

 

マジかよ・・・それ雪解け水だろ。

流石にそれは死ぬぞと。

 

ヴァルロスを水から上がらせたクライスは

その傍で焚火を起こしながら

クレマティスも無茶させるぜと零すと

ヴァルロスは服を着替えながら口を開く。

 

儂は顔が割れているらしいからな。

仕方があるまいと。

 

しかしそんなヴァルロスの言葉を

クライスは否定するように口を開く。

 

顔が割れている?

あんたの偉業を称える像も肖像画も

ずっと昔に打ち壊されて燃やされちまった。

 

もう誰もあんたのことなんて覚えちゃいねぇよ。

覚えちゃいねぇんだ。この国の英雄だってのにと。


黒い鎧を纏ったヴァルロスは

早速動き出しクライスはその後を追うが

呆れたように声をかける。

 

毎度のことだが頑丈過ぎんだろ。

どんな体してんだよと。

 

ヴァルロスは戦士ならこのくらい普通だというが

クライスから普通ではねぇだろと返され

・・・そうか、そうかもなと。

 

そしてクライスからその普通、普通って

あんたよく言うよなと言われ

ヴァルロスは語り始める。

 

古い友の口癖だった。

そいつに出会うまで、儂は自分が

人類最強の戦士だと信じて疑わなかった。

 

奴は戦士としての誇りが

死をも恐れぬ勇敢さが

致命的な隙へと繋がることを教えてくれた。

 

お陰で儂はこの歳まで

戦士として生き永らえることができた。

 

命を落としてもおかしくないような

死地は幾度もあった。

 

だがその度に、臆病だった友の言葉が

儂を冷静にさせるんだ。

 

だから普通だ。

儂は自分にそう言い聞かせていると。

 

しかしクライスはそんなヴァルロスの言葉を

否定するようにどうだかと返す。

 

もう長い付き合いだが

俺はあんたが死に場所を

探しているように見えるぜ。

戦士として誇り高き死に場所をと。

 

8年も付き合ってきたクライスのその言葉に

ヴァルロスは否定も肯定もせず語る。

 

もしそう見えるのであれば

きっとそれは嘘ではないのだろうな。

 

自分に言い聞かせている。

そう言っただろう。

 

頭の片隅ではどうしても考えてしまう。

儂に死を与えられる戦士がいるとすれば

それはその友だけなのではないかと。

 

人類最強の戦士である我が友だけだ。

どう思っていたのだがな。

時の流れは残酷だ。儂等は老いる。

 

そう口にしたヴァルロスは

クライスにレーヴェと会ったことは?と訊ねる。

 

するとクライスはクレマティスに言われて

一度だけ顔を合わせた。

ありゃ相当腕が立つなと口にするが

ヴァルロスはそんな次元の話じゃないと語る。

 

儂は怖かった。

そして、遥かな高みにいるはずのその戦士は

儂に信じがたいことを言った。

自分は捨て駒になる覚悟だと。

 

一体儂等は、何を相手に

しようとしているんだろうなと。


そんな二人が地下通路を歩くのを

物陰から窺っていたファルシュは

冷や汗をかきながら思う。

 

私達は一体何を相手にしようとしている。

あれを一目見たとき、魔族の将軍と見紛った。

 

今までどれだけの人々を殺してきたんだ。

すでに立ち振る舞いが人類のものじゃない。

 

あんなものが魔導特務隊の目を欺いて

正面から堂々と入って来られるはずがない。

 

この通路を通ってきたのも納得できる。

統一帝国時代の避難経路。

 

ゼーリエ様の蔵書の中にあった

古い図面からその存在は知っていた。

ここを押さえておいて正解だった。

 

以前他の連中を見かけたときは

まだ人相書きも無く確証がなかった上に

あれ以上の追跡は許されなかった。

 

彼女達の目的が下見だという

見当は付いていたが

まさかあんな化け物が送り込まれてくるとは。

 

だがリスクに見合った情報は手に入った。

唯一人相書きが無かった

影なる戦士の指揮官の呼び名はレーヴェ。

 

確か帝国最北端領ロルベーアの総督が

レーヴェという名前だった。

 

リネアールが入手した帝国将校の名簿によると

レーヴェは南側諸国の工作活動で

成果を上げた外様のはず。

 

南側諸国・・・嫌な予感がする。

とにかく今は、フリーレン達と

合流してあいつらを叩く。

あんなものを宮殿に入れる訳にはいかないと。


そう考えたその時ヴァルロスは

息遣いが聞こえるなと呟く。

 

クライスはどうせヴォルフだろ。

あいつはコソコソやるのが好きだから・・・と返すも

ヴァルロスは否定する。

 

儂もそう思っていたんだが

今の発言で心拍数が上がった。敵だな。

 

そう口にしたヴァルロスは

隠れているファルシュに警告する。

 

頼むから下手な真似はしないでくれ。

動けば殺すと。

 

その言葉を聞いたファルシュが

冷や汗をかきながら

魔法を発動させようとした瞬間

ファルシュの腕は斬り飛ばされ

目の前にはヴァルロスの姿が。

 

短槍をファルシュの首へと当てながら

ヴァルロスは告げる。

動くなと言ったはずだ。次は首を落とすと。

 

その言葉にファルシュは顔をこわばらせながらも

薄く笑みを浮かべ口を開く。

 

・・・次があるんですか。

思ったよりも話が通じるようだ。

安心しましたよと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ヴァルロスとクライスの話が

メインとなった回ですが

まさかこのタイミングでアイゼンの話が

出てくるとは正直驚きました。

 

ヴァルロスもドワーフっぽいですので

知り合いだった可能性もあるとは思っていたものの

考えていた以上に関係は深いようですね。

 

アイゼンを友だというヴァルロスが

何故影の戦士の一員になっているのか

気になるところではありますが

恐らくアイゼンと同レベルなのは間違いないかと。

 

対戦士の魔法使いと言われている

ファルシュの腕をあっさり斬り飛ばす程ですし。

 

それにしてもアイゼンの事が

ヴァルロスの口から語られたことで

アイゼンの弟子であるシュタルクと

大きく関わって来そうですね。

 

ヴァルロスはアイゼンだけが

自分に死を与えられると考えているようですし

その弟子であるシュタルクが相手になるのは

展開的にもかなり有りそうな気がします。

 

ただアイゼンと同レベルと思われる

ヴァルロスが恐怖を覚えたレーヴェとは

一体どれくらいの実力者なのか気になるところ。

 

彼自身、自分の事を捨て駒だと言っていたらしいですが

その言葉の真意がわからないだけに怖いですね・・・。

 

私的にはレーヴェこそが未来視を使って

ゼーリエを暗殺する実行犯と予想していますが

捨て駒という言葉もあって

より謎が深まったような気がします。

 

なんにせよ様々な場所で

戦端が開かれているわけですが

まだどうなるかはなんとも言えないところ。

 

どちらも影の戦士側が優勢っぽい気もしますが

ファルシュにしても何の抵抗もなく

倒されるとは思えませんし

これからどういう展開になるのか楽しみです。

 

気になる続きについてですが

次号は休載で10/15発売の46号に掲載とのこと。

 

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