2026年6月17日発売の
週刊少年サンデー 29号に掲載された
しっぽと逆鱗 第10話の
ネタバレ&感想になります。
diary10 いま
内容ネタバレ
~透子 視点~
電車に乗る練習中の深山さんと月子はあの後
なんと3駅も乗り続けることができた。
そういえばこの人
実は有名な作曲家らしい。
調べたらわんさか出てきた。
ただの世捨て人だと思ってたのに。
毎日月子と遊んでるだけみたいなのに
いつ仕事してるんだろ・・・と。
あくる日、家に深山を担当する
音楽プロデューサーの寒崎(41)が訪れていた。
納期を伸ばしてほしいと言われた
寒崎は意外そうな表情で口を開く。
お前と仕事するようになって5年くらいたつが
こんなこと初めてじゃないか?
仕事の選り好みはしても
納期は守るのがお前だろ?と。
深山が最近は・・・ちょっと・・・と答えると
寒崎は何とも言えない表情で
それはこの子のせいか?と目を下に向けると
スンスンと足の匂いを嗅ぐ月子の姿が。
この・・・20分くらい足の匂いを嗅いでいる・・・
もしかしておじさんの足臭い?
それに答えたのは深山だった。
情報を収集してるんだと。
こいつのことはわかったか?と月子に聞くと
月子はだいたいわかったと
立ち上がり腕を組んでいた。
今ので?と零しながらも寒崎は
仕切りなおすかのように
まあ、俺も事情はわかったよと頭をかく。
お前が獣人なのは聞いてたし。
でも子供と暮らすってのは別の話だよな。
生活は大丈夫なのか?と。
深山がまあ、なんとかなと返すと
寒崎はお前が子育てとはねぇ・・・と
感慨深さげに語り始める。
「俺はこれしかできることがない」
っていいながら、飯も食わずに冷たい床で
わけのわからない音楽作り続けてた子がねと。
わけのわからない音楽と言われた深山が
ジト目を向ける中、寒崎は言葉を続ける。
実際、最初のころはわけわからなかったろ。
コンペだって箸にも棒にも掛からなくてさ。
ただな・・・今はいいかもしれないが
先のことは考えてるのか?
1年後はどうする?10年後は?
今回の仕事はなんとかするが・・・
そう言ってスマホを手に取る寒川だが
深山が悪いなと返したことで
驚いたような表情を見せる。
そんな深山を初めて見たのか
寒崎は別に?と軽く笑みを浮かべながら
お前がいい曲書くためならなんでもやりますよ、俺は。
だからしっかり先のことを・・・と口にした瞬間
深山はそうか、じゃあさっそくだが・・・
1、2時間こいつのこと見ててくれと
月子を持ち上げていた。
買い物に行きたいが
連れて行くと大変なんだと。
予想外だったのか寒崎は
いや、なんでもやるっていうのは仕事の・・・
と返すが、深山は告げる。
大丈夫だ、噛まないと。
そういうことじゃなくて・・・と零しながら
お前がよくてもこの子が嫌だろ。
知らないおじさんと2人きりは・・・と
なんとか思い直させようとするも
月子はそんな寒崎に告げる。
かんざき、つきこはあそんでくれるなら
だれでもいい。だれでも、だと。
そんなことを断言する月子を見て
寒崎は引きつった笑みを浮かべながら
これは大物になりそうだ・・・と零すのだった。
そんな一幕があった後、寒崎の元に
会社から連絡が届く。
どうやら相手は後輩のようで
寒崎さんすみません、急に電話してと
タイアップの件で確認してもらいたい
事があるとのことだった。
しかしその件はすでに話をつけ終わっていたらしく
その事を話すと後輩は本当ですか?
助かります!と喜んでいた。
寒崎が今ちょっとバタバタしてるが
17時までにはそっち戻るからと伝えるのをよそに
彼の同僚と思われる男と入ったばかりなのか
寒崎の事をよく知らない若い男が
寒崎のことを話していた。
どうやら寒崎はこの会社で有名人らしく
同僚の一人は誇らしげに語り始める。
手がけるアーティストはのきなみ売れる
あの、寒崎さんだ。
期待ほど売れなかったアーティストも
みんな寒崎さんを慕ってる。
自分の力が足りなかっただけで
寒崎さんにはベストを尽くしてもらったってな。
それを聞いた若い男はすごい人なんですね!と
声を上げるも同僚の男は甘い!と言葉を続ける。
超すごい人だ!厳しい人ではあるけどな。
こうしてる今もすごい案件仕込んでるんだよと。
会社でそんなことを言われているとは露知らず
寒崎は月子と共にバルコニーにいた。
バルコニーには何も植わっていない花壇があり
寒崎はスコップで穴を掘り
月子は獣の姿で穴を掘っていた。
なんとも言えない雰囲気の中
月子が穴を掘るのをやめる。
寒崎はそんな月子に
お、確認ですか?月子ちゃんと声をかける。
どうですか?今回の穴はと。
月子は今まで自分が掘っていた穴に鼻を寄せると
スンスンと嗅ぎはじめるが
気に入らなかったのか後ろ足で土をかけていた。
それを見てお気に召さなかったか・・・と零しながら
寒崎は手で汗を拭いながら口を開く。
庭で遊ぶって言うから何するのかと思ったら
ただ穴を掘り続けるだけとは・・・と。
そして再び土を掘る作業に戻りながら
月子に声をかける。
月子ちゃん。この遊びはどんな意味が?と。
すると月子は人の姿へと変わり
笑みを浮かべながら告げる。いみなしと。
でもつちのよさがあると言う月子に
思わず寒崎は素材そのままを感じてると零すが
月子はそんな寒崎に声をかける。
そんなことゆってるひまがあるなら
しゅうちゅうして。
いみはなくてもいまはあるでしょと。
それの言葉を聞き、寒崎は今か・・・
奥が深いな。穴だけに・・・と呟くが
この場にツッコんでくれる者はいないようで・・・
一瞬空気が静寂になる中、寒崎は
気を取り直したように月子に声をかける。
さて月子ちゃん、そろそろあいつが
返ってくる頃だ。片付けないと。
この惨状を見たらたぶん怒り狂う。
異常に綺麗好きだから・・・と。
しかし月子はまだあそぶ!と言い出す。
寒崎は本当に怒られるよ?と話すも
月子の意思は固いようで
おこられてもいい・・・と語る。
つきこは、いまがたのしければいい。
おこられるのこわいなら
かんざきはやめれば?と。
その言葉を聞いた寒崎は
まったく先のことは考えない・・・
これが子供・・・と思っていた。
しかしそれでも夢中なのはいい事だけど
大人としては何か言うべきか?と
月子に蟻とキリギリスって話知ってる?と声をかける。
アリは夏のあいだにせっせと働いてごはんを集める。
そのおかげで冬になっても生き残れた。
でもキリギリスは遊んでばかりいたせいで
食べ物がなくなって・・・死んだ。
今が楽しいからって先のことを考えないと
痛い目にあうぞって話。
それを踏まえてこの状況を考えると、どう?
死んだと聞き、一瞬ハッとした月子だったが
月子は少し考えた上で口を開く。
ありも・・・あしたしぬかも。
ごはんあってもしぬときはしぬ。
つきこもあしたしぬかも。
かんざきもせんせいもあしたしぬかも。
しんだらいまがなくなる。
つきこにはいま、いまがある。
そういいながら先ほどよりも
さらに勢いよく穴を掘りだした月子を見て
寒崎は逆に覚悟を決めさせてしまった・・・
と零しながら今か・・・と
月子の面倒を見ていた深山の事を思う。
うどんを口いっぱいに頬張り
顔中汁まみれになった月子の顔を
深山は軽く注意しながらも拭っていた。
その目は優しく、深山の顔には笑みが・・・
そんな深山の変化を思いながら
寒崎は俺ももう少し掘ってこうかな・・・と
月子の傍らでスコップを手にするのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回新キャラとして先生の担当と思われる
音楽プロデューサーの寒崎が登場しましたが
月子に対する反応を見るに
そう悪い人物ではなさそうですね。
確か1話か2話目で先生が仕事先かどこかに
連絡する場面がありましたが
あの相手が寒崎だったのかも。
それはそれとして寒崎の会社での評判を見るに
かなり有能なプロデューサーみたいですね。
担当したアーティストにも慕われてるみたいですし
そんな彼だからこそ先生も仕事出来ているのかも。
この作品における獣人の扱いって
誰しもが歓迎しているわけではないので
先生に対してもちゃんと対応している
寒崎という人物は思っている以上に
現代を生きる先生にとって大きいのかもしれませんね。
まあ、そんな寒崎も月子には形無しでしたが
恐らく今後月子がいることによる
先生の変化が大きくなっていくでしょうし
なくてはならない人物の一人になるかと。
それはそれとして今回は月子の旧家に行く
という展開にはならなかったようですが
近い内に行くことになるのは間違いないので
そこでどんな真実が明らかになるのか楽しみです。
第11話へ
