9月9日発売の別冊少年マガジン10月号に連載されている
アルスラーン戦記 27話のネタバレ&感想になります。
第27章 カーラーンの息子
内容ネタバレ
鏡に映る自分の顔を見るたびヒルメスは震えるほどの憤怒を覚え
その復讐の炎を燃やしていたがそんな彼のもとへ
カーラーンの息子であるザンデが姿を現す。
ザンデは亡き父カーラーンに代わりヒルメスに仕えるために来たらしく
ヒルメスもまたそんなザンデを頼もしく思い
カーラーンに任せるはずだった役を代わりに果たすようにと告げる。
そしてザンデからナルサスがアルスラーンに従っていることを聞き
何故あの未熟な子供にそれほどの人材が従うのかと内心苛立ちながら
アルスラーンらの隠れている場所について話し合うことに。
ザンデからの報告でアルスラーンたちがホディールを頼りカシャーン城へ向かうが
自分が後見役となるためにダリューンとナルサスを害しようとして返り討ちになったこと、
そして現在はペシャワールを目指していることがわかったヒルメスは
ザンデと共にアルスラーンを捕えるべく出陣するのであった。
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アルスラーンだが弓の矢も底を尽きかなり厳しい状態になる中
エラムが乗る馬に矢が刺さり落馬してしまうことに。
それを見てすぐさま助けに向かうアルスラーンを見たギーヴは
酔狂なと呆れたように呟くがどこか嬉しそうな表情を見せていた。
その後、ルシタニア軍に包囲されてしまうことになるが
ギーヴの機転により敵の隊長を討ち取ったことでなんとか窮地を脱することに成功する。
そして敵の持っていた矢や剣を鹵獲し、ペシャワールへ向かうアルスラーンだったが
ギーヴから小さい頃に王宮の外で育てられたのではないかと聞かれ
自身の過去を語ることに。
アルスラーンは騎士階級の乳母夫婦に育てられていたらしく
小さい頃はその家から塾に通ったり自由民や放浪の民の子といった街の子とも
よく遊んでいたと語る。
そしてやさしい乳母夫婦だったが数年前に古い葡萄酒の中毒で亡くなり
それから王宮で暮らすことになったと語るが・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
のっけからヒルメスの火傷アップから始まった今回でしたが
ザンデのキャラがイマイチ良く分からなかったですね。
あんな見た目なのに情報収集能力が高いらしいのも首を傾げたくなりますし
その割になんか頼りなさそうなところもあるとかなんかキャラが掴めない感じです。
まあ、カーラーンも裏切ったとはいえ万騎長まで上り詰めた将軍ですし
そんな彼の息子なので無能ではなさそうなのは分かりますが・・・。
どちらにしても彼の真価はいずれアルスラーンと対峙したときにでも
明らかになると思いますのでその時を待つしかないかなと。
それはそうと今回特別付録として特典ドラマCDがありましたが
あれはかなり良かった!
まあ、内容的にはふざけているというか真面目なものではありませんでしたが
それでもまだ本誌に出てきていなアルフリードが登場したり、
ヒルメスの知られざる一面が明らかになったりかなり面白かったです。
特に最後のヒルメスのパートは必見の価値ありですね!
次回の展開についてですが今回の続きでアルスラーンの過去回になるかなと。
今回で騎士階級の乳母夫婦に育てられたことなどが明らかになりましたが
次回はその後王宮で暮らすことになった背景を含んだ王宮生活の話になりそうです。
さすがに何故アルスラーンがアンドラゴラスとタハミーネに冷遇されているのかまでは
明らかにならないかもしれませんが多少の背景はわかるかも。
まあ、どちらにしてもアルスラーンの表情からあまり楽しそうには感じなかったので
王宮暮らしは楽なものではなかったんだろうなと・・・。