アルスラーン戦記 34話のネタバレ&感想になります。
第34章 魔の山
内容ネタバレ
アルスラーンとの再会を願いペシャワールを目指す
ダリューンとファランギースはしつこく追って来るルシタニア兵を
薙ぎ倒しながら先へと進んでいた。
そしてペシャワールが見えるまであともう少しというところで
そいつは俺に譲れと声を張り上げながらザンデが姿を現し・・・!?
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父の仇だとダリューンをつけ狙うザンデに対し
ダリューンはあの戦いは正々堂々と戦った結果であり
そもそもパルスの万騎長でありながらルシタニアの手先になったこそ
恥じるべきではないかと告げる。
それを聞いたザンデは父がルシタニアの手先になっただとと激昂しながら
自分や父はパルスに正統の王位を回復するためだに一時膝を屈する真似事をしただけだと叫ぶ。
ダリューンが正統の王位とはどういう意味なのか問いかけるとザンデは
知りたければ俺と闘えと一対一での戦いを求め
ダリューンもそれを受け戦いが始まるがザンデは次の瞬間、
一合も打ち合うことなくまともに一撃を食らい馬から落馬させられていた。
あまりのことに呆然とするザンデはそれでも負けを認めず
ダリューンに斬りかかるがファランギースの矢に腕を射抜かれてしまう。
それでも諦め悪く腕から抜いた矢をダリューンに投げつけ
背中を向けてその場から逃走しようとするがファランギースの矢を背中に受け
そのまま崖を落ちてしまい、彼に従っていた兵たちもその後を追いかけ撤退するのだった。
そうして残された二人はザンデを放って置いて先を急ぐことになるが
ダリューンはザンデとカーラーンが言った正統の王とはどういう意味なのが考え続けていた。
あくる日、ギーヴは鞍の跡がある一頭の馬を発見し
肉にするかそれとも食糧と交換するかと思案しながらも
馬を捕まえるため縄をかけることに。
上手く首に縄をかけることに成功したギーヴだったが
そこへその馬の持ち主と見られる何者かが現れ
剣を向けるがその相手は道中ではぐれてしまっていたダリューンだった。
ここで再会するとは思っていたなかったのかお互いに驚いていると
そこにファランギースが現れギーヴはいつもの通り声をかけるが相変わらず一蹴。
そんな掛け合いをしているとそこへアルスラーンとエラムが姿を見せ
お互いに再会できたことを笑顔で喜んでいた。
ダリューンはアルスラーンたちの格好がぼろぼろであることに気づき
危険に晒してしまったことに頭を下げるがアルスラーンは謝ることはないとした上で
ギーヴとエラムに助けてもらったと語る。
ダリューンはギーヴに対し今まで疑っていたことを謝罪すると共に改めて礼を述べると
ギーヴは男にしおらしくされてもと憎まれ口を叩きながらも
一流の男に認められるのは嬉しいものだと笑顔を見せるのだった。
そして話は未だ合流を果たしていないナルサスの話へと移り
アルスラーンはナルサスを捜しに行くことを提案するが
ダリューンはその言葉をありがたく思いながらも
殿下にそうさせるのはナルサスとしても本意ではないとして
彼を心配するエラムと二人アルスラーンたちと別れ捜しに出ることに。
一方、ギーヴとファランギースと共に先にペシャワールへと向かうアルスラーンは
相変わらずの二人の掛け合いを聞きながら先を急いでいたところ
他の山とは一線をかくす山に気づく。
あの山は何だという問いに対しファランギースからあの山は三百年以上も昔
英雄王カイ・ホスローが蛇王ザッハークを封印したとされる魔の山であり
正統の王の証である聖剣ルクナバードが眠るデマヴァント山であると応えるのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず再びダリューンとザンデが戦うことになりましたが
なんていうかザンデがめっちゃ三下になってしまっていますね・・・。
前回での戦いを見るにダリューンよりは格が落ちるとしても
それなりに良い武将なのかなと思っていましたが
一対一を仕掛けておいてまさか敵に後ろを見せて逃げるとは・・・。
なんていうか父であるカーラーンよりは上かと思っていましたが
実際の所父親すら越えられないレベルでしかなかったようですね。
まあ、それはそれとしてようやくナルサスを除いて合流を果たすことが出来ましたが
ギーヴとファランギースの掛け合いはもう最高ですね。
長らく離れていたためか久しぶりのような気はしますが
相変わらずの二人でよかったです。
それにしても今回のタイトルにもなっている聖剣が眠るとされる
魔の山、デマヴァント山ですが
やっぱり聖剣が眠る以上そのうちアルスラーンがそこへ行くことになるんですかね?
正統の王の証と言われているらしいので
アルスラーンが持つことが出来るかどうかは分かりませんが
どう考えても聖剣というのは主人公が持っていなきゃ様になりませんし
間違ってもヒルメスは無理な気がします。
まあ、なんにしても魔術師連中がいる以上聖剣があってもおかしくないですし
いずれ彼らとの戦いの際には必要になってくるのかもしれませんね。
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