キングダム 503話のネタバレ&感想になります。
第503話 火急の鳥
内容ネタバレ
中原を東西に割る様にそびえる太行山脈。
そんな荘厳なる山々に無数の伝令鳥が羽ばたき
その全ては邯鄲へと向かっていた。
邯鄲へと到着した伝令鳥は全て李牧からのものだったようで
それを受け取った胡周は火急の報せだと判断し
すぐさま王宮へと向かっていた。
スポンサーリンク
王宮で湯あみする趙王・悼襄王と大臣である郭開に対し
胡周は李牧からの火急の報せにより
二十万もの秦軍が西部ではなく南に回り込み黄河沿いから
この王都圏突入を狙っていることを報告していた。
そしてさらに李牧は今すぐ邯鄲の兵を興して”列尾”に送り
秦軍の侵入を防ぐようにと献策されたことを伝えるが
悼襄王は精強な邯鄲の軍は王を守る為にあるとしてそれを拒否し
その代案として鄴をはじめとした周辺の城から集めれば十分だと指示するのだった。
その王命を直ちに実行に移すべく胡周がその場をあとにしようとしていた頃
悼襄王曰く”斬首ものの失態”をおかした李牧は
軍と共に山脈の合間を抜く道程で王都圏に向かっていた。
そこへ舜水樹も合流し急ぎ王都圏の入口である列尾に向かって馬を走らせる一方
秦連合軍もまた列尾に向け急ぎ進軍していたが
黄河が見えて来たところで趙軍騎馬隊からの襲撃を受けてしまうことに。
その数三千から五千、予想以上に速いとの報告に対し王翦は
馬脚を乱すな、このまま直進すると指示し困惑する部下達に
問題ない、桓騎が動くと告げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
李牧が秦の狙いに気づいたことで
一気に動きを見せた秦vs趙戦ですが
なんていうか最終的に王の器の違いで差が出そうですね。
まあ、政は始皇帝と呼ばれるほど歴史に名をのこす王ですし
趙の悼襄王はぶっちゃけこの漫画に出てくるまで知らなかったので
比べるだけ無駄とも言えますが。
それにしてもネタバレにはなりますが
史実では確か李牧は郭開の讒言を真に受けた幽穆王によって
誅殺されることになるらしいですが
なんていうか上司運に見放されているなと言う感じです。
ちなみに悼襄王の次に王になったのが幽穆王となるみたいですので
二代に渡って愚王だったということですね。
郭開は秦の策略に乗って讒言したということになっているみたいですが
秦としてもあんな愚物が王の一番近くにいたことに
心底から喜んだでしょうね、おそらく。
歴史上このようなことは珍しくもなんともなく
よくあることの一つでしかありませんが
李牧がいれば趙の未来はもっと良くなったかもしれないわけで
なんとも愚かな結末になりそうだなと。
この時代の趙に生まれてしまったからこその悲劇ともいえますが
まあ、言っても詮ない事なのかも。
ともあれ次回についてですが
王翦から任される形になった桓騎が
趙の騎馬隊を相手にすることになりそうですね。
兵が多くても五千程度なのでまともに戦えば
それほど苦戦することはないとは思いますが
現状足を止めるわけにもいかないわけで
思いのほか厳しい状況と言えるかなと。
それでもあの桓騎のことですから苦戦するなんてことは
まずないと思いますので見所はやっぱり
桓騎がどうやってあの軍を一蹴するのかですかね。
読者の思ってもいなかった方法で敵を粉砕するのが
桓騎軍ですのでこちらの想定外の方法で
対処してくれることを期待したいですね。
第502話へ