2017年7月19日発売の週刊少年サンデー 34号に連載されている
銀の匙 123話のネタバレ&感想になります。
第123話 四季の巻26
内容ネタバレ
急遽、畜産大学に受験することになった八軒だが
いざ勉強に臨もうとした途端
進学校だった中学時代の苦い記憶が呼び覚まされてしまっていた。
良い点とらなきゃと強迫観念に駆られた当時のことが頭に思い浮かび
やらなきゃと思いつつも年末だし大掃除しなきゃと
現実逃避し・・・。
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同じく来ていた兄夫婦と生まれたばかりの姪・麦と
初めて顔を合わせることに。
目を開けた麦が父である数正と同様にキツイ目つきだったことに困惑しながらも
家畜よりもずっとわかりやすい赤ちゃんの欲求に
人間っていいなと涙を流していた。
そんな麦を寝かしつけようとアレキサンドラが唄い出した
ロシアの子守唄の思わぬ内容に驚愕していたところで
父・和正が仕事を終え帰宅。
和正はここしばらく帰ってこなかった息子が急に帰ってきたことで
何か用件があるだろうと察したらしく
大学受験しようと思っている事を伝えることに。
大蝦夷畜産大学を受験しようとしていることを聞いた和正から
私の部屋にこいと呼ばれ階段を上がっていく途中
何故そこを選んだのか説明することになるが
返ってきたのは賛成だという答えだった。
思いもよらぬ言葉を聞き困惑しながらも父の書斎へ入ることになった八軒だったが
そこには畜産に関する本で溢れていた。
和正は出資するからには調べるのは当然だとして
自分なりに調べたことを語り始めると共に
足元をちゃんとかためさせるため
出資金の用途はまずこちらで指定すると告げる。
口を出す権利は私にもあるだろうと言う言葉に八軒は
戸惑いながらも出資してくれることに礼を述べつつ
俺は父さんの事、正直苦手なんだと明かしていた。
その上でだけど一緒に仕事をする上ではとても信用できる人だと語り
4年後を見据えて大川と作った新しい計画書を渡す。
計画書を見た和正はムダに分厚いとバッサリ切り捨てながらも
ちゃんと読んでくれているようで
八軒達とは違う目線での意見を出してくれ
八軒もまたそんな父親と時間を忘れる程に意見を交わし
外には除夜の鐘が鳴り響いていた。
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何故か酒を片手に美味しそうに飲む大川の姿が。
実家に帰りたくない大川はそれならばと
社長である豪志から年越しに誘われたらしく
アキからもしかして実家が苦手かと聞かれ
大っ嫌いと笑顔を見せていた。
そして1月2日。
八軒は下宿先に戻ってきたらしく
センター試験のための勉強に取り掛かろうとしていた。
相川が苦笑いしながら言っていた劇的にトラウマ克服はできないから
こつこつ地道に少しずつ慣らしていくしかないという言葉を思いだしながら
時間はあまりないけれど、一歩一歩確実に進んでいこうと
目標に向かって動き出すのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
案外すんなり父親に受験のことを伝えることが出来たみたいですが
なんていうかここにきてようやく親子関係が
元に戻ったというか良くなった気がしますね。
元々、和正父は目つきこそ怖いですが
言っている事は正論でしたし
八軒が本気ならちゃんと応えてくれますので
そういった意味では分かりやすいタイプなのかも。
それにしてもあんなにも苦手意識を持っていた父親とも
会社のことではあるもののお互い話あえるくらいにまでなったのは
やっぱり八軒が成長した証なのかもしれませんね。
今もちょっとビクビクしている様子は見受けられるものの
ちゃんと向き合って話せるわけですから
十分すぎる程進歩したと言えると思います。
そんな二人はともかくとして
今回初登場となった慎吾夫妻の娘・麦ちゃんですが
見事に隔世遺伝とでも言えばいいのか
和正父の目つきを継承しているみたいですね(苦笑)
目つきの悪い赤ちゃんや子供ってネットも含めて
何度か見たことありますが小さい頃はそれでも可愛いんですよね~。
女の子ということもあるので成長してもあの目つきだったら
流石にどうだろうとは思いますが・・・。
なんにしても赤ちゃんは基本可愛いので今はそれでいいのではないかと。
そして何故か御影家にて年越しを迎える大川さんですが
彼についてはもう何も言う事はないですね・・・。
彼が実家で色々言われるのが嫌だと言っているのは知っていますので
そういうこともあり得るかもと言った感じです(苦笑)
それはそれとして今回の話で再び休載となったわけですが
気になるのはやっぱり再開はいつなのかと言う事。
今まで何度かあった休載は最低で半年くらいで
最長10ヶ月くらいだったと思いますが
少しでも早い再開を願っています。
私的にはこの作品がどの段階でエンディングを迎えるのか
についても気になるところですが
それも連載が再開しないとどうすることも出来ませんしね。
卒業して終わりを迎えるのか
それとも大学編に移っていくのかは分かりませんが
再会される日を楽しみにしています。