銀の匙 126話のネタバレ&感想になります。
第126話 四季の巻29
内容ネタバレ
大学受験真っ最中にも関わらず
全治1か月の事故に遭ってしまった八軒。
足を骨折し松葉杖での生活が余儀なくされた八軒は
自宅にてアキと問題は入試だと話していたが
それでも折れたのが利き腕とか頭じゃなくて良かったと
ポジティブに考えることが出来ていた。
そうした中、見舞いにと訪れた大川は
こっちのほうが勉強しやすいだろうと机を持ってきてくれ
さらに栄養もつけろと食材まで用意してくれていた。
持ってきたのはギョウザの材料だったようで
皆で楽しくその作業を行い
ニンニクマシマシの出来上がったギョウザを食べることに。
その出来はかなりのもので八軒とアキは匂いが気になりながらも
舌鼓を打つが大川の本心にはどんどん食って息も身体も部屋も臭くなって
二人でいちゃこら出来なくなれという悪意が・・・。
そうした中、八軒を心配する大家さんも様子を見に来てくれ
この雪の中母屋にご飯食べに来るの大変だということで
治るまで空いている母屋の一階で生活してはどうかと提案を受けることに。
それはどうやら大川からの提案だったらしく
八軒はありがたくその提案を受け入れ早速引っ越し作業へ。
八軒は大家さんに話を通してくれただけじゃなく引っ越しからなにからなにまで
やってくれる大川にホロリときたようで一生ついていきますと思わず拝んでいたが
大川の本心は御影と二人きりなんざしてやらねぇ!という
悪意に満ちたものだったようで・・・。
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大蝦夷畜産大学一般入試会場の入り口では
これから試験なのにもかかわらずサングラスをかけたヤクザ者らしき
人物が姿を見せたことでざわざわしていた。
どうやら入試に際し八軒は父親である数正に車でここまで送って来てもらったらしく
そんな彼の手伝いとして常盤も一緒にやって来ていた。
冬道は松葉杖よりも車いすのほうが安心だということで
常盤に押してもらいながら会場へと向かう八軒は
その途中、相川から事故に遭ったことを心配され声をかけられることに。
しかし足を骨折した八軒よりも憔悴しきっている今の相川の方が
マズい状況に見えたらしく八軒達は急いで栄養を摂らせるものの
元に戻らなかったことから使っていた車いすを使わせることに。
常盤と別れ会場入りした二人は
ここまで送ってきてくれた数正の話になり
八軒本人も父親が来る事で周りにドン引かれるのが分かっていたために
来て欲しくなかったと話していたものの
保険会社との遣り取りに関しては頼もしかったと語るのだった。
一方、八軒を送り届けた数正は車中にて
常盤に手伝ってくれたことに礼を言っていた。
迎えに来るまでちょっと時間が空いてしまっている事から
常盤にこの近くに昼食をとれる店がないかと尋ねたところ
ここから30分ほどの場所に常盤の家があるらしく
昼飯なら家でと誘われその好意に甘えることに。
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前もって常盤から連絡を受けていたらしく
八軒に息子が大変にお世話になっている事から
歓迎された数正は挨拶もそこそこに昼食を御馳走になることに。
産みたての卵を目にした数正はその黄身の濃さに気づき
さぞや滋養がと尋ねてみたものの常盤の口から返って来たのは
養鶏場ならではの裏話とでも言えばいいのか
色濃い方が消費者受けがいいという身も蓋もないものだった。
思わず絶句しながらも勧められるままに
卵かけご飯を口にした数正だが一口食べた瞬間
思わず口元には笑みがこぼれていた。
さらにアイヌネギの醤油漬けという酒にもあう料理を
卵かけご飯にのせてもらい口にするが
それもかなりおいしかったようで再び口元には笑みが。
そうした中、仕事をしていた常盤の父親が姿を見せたことで
お互い挨拶をかわすことに。
父親もまた八軒には息子が助けられていると歓迎してくれているようで
これから若鶏をつぶして新鮮な鶏鍋を食べてもらおうと考えているらしく
数正はそれならば手伝いましょうと包丁を手にするのだった。
試験も終わり相川と一緒に迎えを待っていた八軒は
時間にはきっちりした父が遅れている事になにかあったのかと心配していた。
そうこうしている内にようやく父の車が到着し
思わず安堵する八軒だが車から出てきた父の服には
返り血と思われる跡が残っており
思わずおまわりさーん!と叫んでしまうのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストで見事に事故にあった八軒でしたが
結果として全治一か月で済んで何よりでした。
まあ、コメディっぽい感じで事故に遭っていたので
命にかかわるようなことはないと思ってましたが
足の骨折だけで済んだのは不幸中の幸いだったかなと。
それにしても事故にあったことで
彼女との関係が深まると言うのはよくある事ですが
見事に大川さんが邪魔してましたね(笑)
やっていること自体は八軒にとって悪い事ではなく
むしろ良い事なんですがその本心というか
隠れた素顔はあまりにも邪悪すぎです。
まあ、その本心に八軒は気づいていないようなので
あれはあれで悪くないとは思いますが・・・。
とまあ、そんなことがありながらも入試を迎えたわけですが
後半は八軒というより父親の数正がメインでしたね。
テストの様子を長々と見ていても仕方ないので
こういう展開もアリだとは思いますが
正直かなり笑わせてもらいました。
常盤の両親と実家が明らかになったのもそうですが
あの父親があれほどまでに笑顔を浮かべるのは初めて見ましたしね。
それだけ産みたての新鮮な卵が美味かったんだろうとは思いますが
あの父親がああも笑みを浮かべる程ですから
正直どんな味だったのか気になるところです。
そんな事がありながらも迎えに来た父親の姿を見て
叫んでしまった息子ですが
あれは正直八軒のことは責められないでしょうね・・・。
ただでさえ強面でヤクザ者に見間違えられる父の服が
返り血で赤く染まっているわけですから
そりゃ叫ぶのも無理ないなと。
とまあ、最後の最後まで笑わせてもらった今回ですが
入試も終わり次回はエゾノー卒業式とのこと。
わざわざ見逃し厳禁とあることから
色々期待したいところではありますが
私的に気になるのがそろそろこの漫画終わるのかについて。
こういう学生ものって卒業を迎えて最終回というのはよくある事ですからね。
とりあえず最終回とは書かれていませんでしたので
次回については大丈夫だと思いますが
出来る事なら大学へ行ってからも続いて欲しいものです。
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