キングダム 537話のネタバレ&感想になります。
第537話 大将軍の景色
内容ネタバレ
趙峩龍軍の奇襲により包囲された王賁だったが
彼の脳裏には蒙恬が語っていた大将軍の景色の話と共に
他のものとは違うものが描かれていた。
突然今すぐ隊を分けると言い出し動き出す王賁は
趙峩龍軍と岳嬰軍のいない方向へと脱出を始め・・・!?
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その動きを見てとった趙峩龍だったが
それは想定していた二択の内の一択だとして特に慌てることなく対応。
しかし王賁は玉鳳隊の本体ではなく
その真逆に向かう少数の中におり
趙峩龍軍と岳嬰軍の境目を抜こうと動いていた。
王賁率いる隊は速さ重視で編成されているらしく
千騎ほどしかおらず多勢に無勢とあってかすでに数十騎が犠牲となっていた。
趙峩龍はそんな王賁の動きを包囲を抜けたら亜光援軍に逃げ込むつもりだと判断し
左へ回れないよう壁を作ると指示。
そして早くも包囲を抜け出した王賁が左に旋回してきたところに
横撃を加えようとするが
王賁はその思惑を嘲笑うように旋回せず直進。
趙峩龍は王賁が向かった先には味方はおらず
趙軍の陣営内で孤立無援となって絡めとられるだけだとして
血迷ったのかと疑問に思い
ついて来た関常たちも安全地帯へ向かっていたが完全に裏目にでたなと思っていた。
しかし王賁は逃げ場など必要ない、俺達は攻めに行っているのだと話し
その狙いは”横陣の弱点”だと告げるのだった。
戦いの基本は横陣であり
互いに横陣をしくため戦いは横陣同士の正面のぶつかり合いとなる。
ここで警戒しなくてはならないのは裏側であり
横陣は裏を取られると前後から挟撃されるため予備隊を置いてこれを守る。
そしてもう一つの弱点が”端”であり”端”に対をつけられると
そこから挟撃となり次々と粉砕されてしまう。
今、王賁に群がっているのはこの裏を守る予備隊であり
王賁はそれを懸命にかわし全力で走り続け目指したのは
最初にいた場所から対角線上にある馬南慈軍の弱点”左端”だったのである。
思ってもいなかった王賁の登場により呆気にとられた馬南慈と亜光だったが
亜光はすぐさま王賁の動きに呼応する。
亜光は練っていた対馬南慈軍の戦略が全て吹き飛んだと思いながらも
上手くいけばこの二日目で馬南慈軍を復活できぬ程叩けるかもしれぬと
考えていた。
そして趙峩龍がいつからこの絵図を描いていたのかという疑問を王賁に向けていた一方、
馬南慈軍へと攻め込んだ王賁は蒙恬の言葉を思い出していた。
”六将とかの類いの大将軍はどんな戦局どんな戦況にあっても常に
主人公である自分が絶対に戦の中心にいて全部をぶん回すっていう
自分勝手な景色を見ていたんだと思うよ”
王賁はそんな言葉を思い出し笑みを浮かべながら槍を振うのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに王賁覚醒!!という感じでしたが
見事としかいいようがない動きでしたね。
前回のラストで彼の頭には他のものとは違う絵が描かれているらしいのは
分かってましたがなんとも鮮やかに動いたものです。
趙峩龍のみならず馬南慈、味方である亜光までもが
呆気にとられるくらいですから
それだけ王賁の動きは想定外だったんだろうなと。
ただ、このまま一気に馬南慈軍粉砕という流れには
流石に行かないと思いますので
おそらく趙峩龍が動いてどうにかするんじゃないかと思っています。
あのまま何も出来ずに王賁にやられっぱなしというのは
ちょっと考えづらいですしね。
とりあえず今の段階においては
王賁の覚醒もあってか秦がちょっと優勢という感じですが
岳嬰はともかく馬南慈と趙峩龍の二人あっさりやられるはずないので
これからさらに白熱した戦いになるんじゃないかなと。
私的に気になるのは蒙恬、王賁が相次いで
将軍に相応しい活躍を見せたことで
残る信はどんな活躍を見せてくれるのかということ。
まさかあの二人に先を越されて黙って見ているとは思えませんが
信がどういう風に活躍するのか予測できないだけに
その辺りがどうなるのか楽しみですね。
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