キングダム 539話のネタバレ＆感想になります。
第５３９話 戦の相手
内容ネタバレ
朱海平原二日目終了。
一人戦場を見渡していた李牧が
突然尭雲の陣へ行くと動き出した頃
紀彗の副官である馬呈の苛立ちは最高潮に高まっていた。
二日目、秦の左の戦場は初日とうってかわって完全なる膠着状態で幕を降ろした。
それは戦力で勝る紀彗軍に対し秦左翼の将 蒙恬が狙った通りの展開であった。
馬呈を先頭にした”剛”の戦い方だった紀彗軍に対し
”柔”で対応した蒙恬に軍配が上がったのである。
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一方、秦右翼では帰還した王賁が亜光軍に歓声と共に迎えられていた。
二日目右翼の戦いは王賁の奇策と呼応した亜光軍の働きにより
馬南慈の首級こそあげなかったがその軍を徹底的に叩き
馬南慈軍に再起不能なほどの打撃を与えたからであった。
しかし大将の亜光と王賁は
凹ませた分明日必ず李牧は手を打ってくると考えており
浮かれる様子など微塵も見せることなく軍略会議へと臨むのだった。
そして一方、飛信隊はといえば
全く出番がないばかりか左翼へ向かった兵達も
戦功を上げることができなかったことでちょっとした諍いが起きていた。
各兵長らも少し苛立っていたものの
こういう事もあると考えており
特に大きな問題にはなっていなかった。
しかし一般兵の中にはいつもより食事の量が少ないことに気付いたものもおり
それは王翦が早くも兵糧を絞って来たからであった。
貂が言うにはやっぱり左で麻鉱が討ち取られたことが関係しているとのことで
左翼は蒙恬がもたせているがなんだかんだで出鼻をくじかれたことには違いなく
勝つにはこの戦い想定した以上に長引かざるを得ないとのことだった。
しかし秦軍の持っている兵糧は減ることはあっても増えることはなく
日数が伸びるならその分食べる量を減らして調整するしかないのだと。
その話を聞いた信は初日から李牧の大きな動きがあったせいで忘れていたと舌打ちしながら
この戦いは”兵糧との戦い”でもあったのだと思い出すのだった。
それぞれが今日そして明日の戦いへと目を向けていた頃
橑陽にてとんでもない事態が発生する。
その報を聞いた壁は顔を真っ青にし
そんなことがあるわけがない！誤報に決まっている！と馬を走らせる。
しかし壁の願いも空しく
辿り着いた先で目にしたのは
壁軍の兵糧庫が燃えている光景だった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
正直あまりの出来事に言葉もないんですが
マジでこれからどうする？って感じですよね・・・。
兵も食糧が無ければ戦えないというのは周知の事実ですし
あの壁の絶望した様子も理解できます。
それを為したのは舜水樹のようですが
なんか洞窟みたいなところを歩いているので
抜け道かなにかあったのかも。
前回の終わりから壁の身になにかあるのかと思っていましたが
今回のコレは壁の命よりもずっと大問題になりそうですね・・・。
この戦いが国内か国境でのことだったら
いくらでも兵糧は手に入るでしょうけど
今いるのは趙国のど真ん中もいいところですしね・・・。
まあ、それだけの大事だからこそ舜水樹も狙ったんでしょうけど
これは壁のみならず秦軍全体に影響を及ぼすのは間違いないかと。
とりあえずこの状況においての解決策はわかりませんが
これによって不利な短期戦を挑むしかなくなる可能性が高いですし
これからが正念場といっていいかも。
とりあえず王翦がこの事態をどう見るかで
これからの戦いがどうなるのか変わると思いますが
壁には悪いですが先が全く読めないだけにちょっと楽しみです。
壁が責任を取らされて首に！？みたいな展開には
ならないといいなと（苦笑）
ちなみに次回についてですが
とりあえず次号は休載で続きは12/7発売の新年1号とのこと。
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