キングダム 577話のネタバレ&感想になります。
第577話 赤の他人
内容ネタバレ
王翦が王賁を自分の子ではないと疑っている。
思いもしなかった話を聞いた信は動揺したのか
足元にあった枝を踏んでしまい二人にバレてしまうことに。
番陽と関常の二人はよりによってこいつに・・・と頭を抱え
信からなんだ今の話はと問い詰められるも
なんとか誤魔化そうしていた。
それでも退かない信に対し関常はそれでも誤魔化そうとするが
番陽の考えは違うようで中途半端に風潮されるよりはと言い出し・・・!?
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完全に部外者だと納得できない関常だが
番陽は戦況が予断を許さぬ現状において賁様の抱える苦しみを知る者が
周りから居なくなってしまうことを危惧し
関常の静止を振り切り事情を語り始める。
王賁の母、朱景は貴族中の貴族である関家の姫であり
教養もあり才女にして多くの求婚を受けていた。
王一族も名家中の名家であり
その婚礼の宴の参列者は何千人にのぼり三日三晩続くほどだった。
結婚から程なくして朱景は身籠ったが
出産を目前にしたある日妙な噂が流れる。
朱景は王翦との結婚前に好いた男がおり
その男の種を宿した状態で王翦と結婚したというものだった。
下らぬ噂だが二人にとっては不名誉極まりないものであり
周囲は当然すぐに朱景に問うたが
朱景はそのことに関して固く口を閉ざしたのだと。
関常もそこまで詳しい話は知らなかったらしく
番陽もまた当時のことは詳しく知らなかったが
王賁の教育係を引き受けた際に虞寧から教えていただいたとのことだった。
朱景が口を閉ざした事でその真偽が不明になってしまったことを知った信は
その母から無理矢理聞き出せばいいと告げるが
しかし朱景は王賁を生み落としてすぐに亡くなってしまってらしく・・・。
あまりの事に言葉もなく呆然とする信だが
関常は決してありえない事だがと前置きした上で
もし賁様の父上が王翦様ではないとしたら
王翦様にとって賁様は愛する妻の命を奪った赤の他人ということになるのだと
神妙な表情を浮かべつつ告げるのだった。
まだ暗く夜が明けようとしていた頃
貂のもとへ副長である楚水が姿を見せていた。
戦の事を遅くまで考えていたのか寝こけていた貂だが
楚水からもたらされたのは
配給の準備の為に亜光軍に行ったが
右翼軍の倉が底をついたという絶望的なものだった。
それでも亜光軍、飛信隊それぞれに緊急時のために
予備の兵糧があったもののそれも切り詰めて二日程しかなく
追い込まれた状況に皆が頭を抱えていた。
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そして朱海平原十一日目。
お互い軍を率いてぶつかることになったが
飛信隊は怪我と空腹のせいもあってか大分弱っていた。
趙軍が様子を伺いながら戦っている事もあってか
戦線が崩れはしなかったが貂は
明らかに敵はこちらの兵糧があと少しだと気付いており
気付いているからこそ適当に体力を消費させ
明日か明後日くらいから本格的に狩りに出てくるだろうと予想していた。
しかし現状なにも出来ることはなく
打てる手がない状況に貂が頭を抱えていると
そこへやって来た信からあっちを見ろと声をかけられることに。
そこには敵に攻撃を仕掛ける王賁の姿があり
貂は何であんなムダなことをと思っていたが
信はムダじゃないと語る。
敵が明日以降本腰入れて出てくるなら
その力を今のうちに少しでも削いでおこうというもので
あいつは今やれることをやっているのだと。
そんな姿に信は坊ちゃんのくせにあがいてやがると呟くと
貂に俺らも今やれることをやると告げ
騎馬隊を率い動き出すのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
あと一日二日は持つとしても
ついに右翼側も兵糧が厳しくなってきましたね。
番陽が語った王賁のこともあってか
王賁のあがきも少し違うものに見えますが
それでも今の状況においてよく動いているなと。
信もそれに応じるように動き出そうとしていますが
状況はそれでも良くはならないでしょうね。
この状況を何とかできるとしたら
王翦しかいないわけですが
随分と待たせてくれるものです。
ぶっちゃけ当人としてみたら
マジでふざけんなよ!と怒鳴りつけたくなる感じでしょうね。
なんにしても現状信達が出来るのは
あがく事だけ、意地を見せるだけですので
今はそれをこなすしかないかなと。
おそらく次回か次々回には
何らかのアクションがあるとは思います。
というかないと全滅必死ですしね。
一体王翦がどんな手を打つのかは正直想像できませんが
それでもこちらをアッといわせるような
思いもしない手を打ってくれることを期待しています。
いきなりどこからか調達してきた兵糧が出てくるとか
思いもしなかった部隊が動き出すとか
敵味方とも困惑するくらいのものを希望したいですね。
ここまで引っ張って来たんですから
それくらいのことはしてもらいたいものです。
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