2020年2月12日発売の週刊少年サンデー 2020年11号に連載されている
君は008 第96話のネタバレ&感想になります。
第96話 忍び寄る不穏
内容ネタバレ
今日の訓練も終わり
寮内で唯一男女が共有できるスペースに
やってきたエイトと野原。
エイトは今日の訓練もキツかったと口にしつつも
中間考査で大分生徒が減ってしまったことで
本当に諜報員になるまで生き残れるのかと不安を感じていた。
しかし何故かニヤニヤしていた野原はと言えば
残った女生徒たちの選りすぐりの美貌に鼻を伸ばしており
エイトもそんな野原と一緒になって騒いでいた。
そこへジャージを着たあやめが合流するが
そんな彼女の恰好に文句をつけたのは
レディ先生の教え子のミュー1チームだった。
中間考査で戦ったためか
野原は彼女たちが可愛いことは認めつつも
あいつらだけはイヤと毛嫌いしていた。
野原と彼女たちがじゃれ合う一方で
他の生徒達はある噂について話していた。
それは学校内に敵のスパイがいるというもので
ドグラ・マグラという組織ではないかと噂されていた。
その話はロビーにいたエイトの耳にも入り
父の仇だと思わず拳を握ってしまうも
あやめと野原に声をかけられたことで
落ち着きを取り戻すのだった。
その日の夜いつものように特訓に励んでいたエイトだが
そこへ名乗らんが姿を見せる。
名乗らんはエイトが少し腕を上げたことを認め
毎晩特訓する根性に感心しつつも
馬鹿正直に古典の剣技ばかり磨いていると
実戦で困るよと警告する。
その上でタイブレードは形こそ剣そのものだけど
中野の科学の粋を集めた秘密兵器だとして
もっとその力を最大限に活かせる技術を
身に付けるべきであると。
エイトはその言葉に思い当たることがあったようで
それがこのところ何度か起こった不思議な力であることに気づく。
名乗らんは精神感応物質・ナノゼイロンは
その形状によって使用者の生体エネルギーを
様々な”力”に変換させると説明。
そして徐にエイトのタイブレードの切っ先を掴んだ瞬間
そのタイブレードの形状が変化し
エイトの身体は何かに引っ張られるように上に飛ばされ
よくわからないままに地面に落下するのだった。
あんぐりと口をあけ驚くエイトに
名乗らんは中野の秘密兵器がただの”剣”の訳ないだろうと
クスクスと笑いながら
幾人かの生徒は既に使いこなせていると語る。
エイトはこれだけの科学力なら危険を冒しても
スパイをこの学校に入れたがる組織はありそうだと
気を取り直していた。
その噂については名乗らんも耳に入ってたようで
確かにと認めながらも
もし自分がドグラ・マグラなら馬鹿正直に
スパイを送り込んだりはしないと自身の見解を語る。
つまり諜報員としてではなく
生徒として入学式から忍び込ませる。
一見使えない凡人を演じさせ何故かギリギリ落第しない
そんな人物としてと。
あくまでも仮定の話だとして
先に寝ると部屋を出る名乗らんに続き
エイトも眠気を覚えたのか特訓を終えることに。
そして着替えて部屋に戻ったエイトは
野原がまだ戻っていないことに気づく。
また伝説のルート探しに勤しんでいるのかと思いつつ
ベッドに横になったものの先程の名乗らんの言葉を思い出す。
一瞬野原とその言葉を結び付けたものの
いや無いなと一笑に付し眠りにつくのだった。
一方、あやめはいつもならエイトの特訓見学が終わると
すぐに戻ってきていたコタンがまだ帰ってこなかったことで
辺りを捜し歩いていた。
生徒の立ち入りが禁止されているレベル3区画の前で
コタンを発見したあやめは自分も今は生徒扱いだから
減点されてしまうとコタンと共に急いでその場を離れることに。
しかしその場には現役の諜報員である彼女すらも
気づかなかった何者かの姿があった。
その謎の人物はレベル3区画へのセキュリティを突破し
中へと足を踏み入れるが薄明りの中
露わになったその人物の正体は
なんとエイトの親友にしてチームメイトの野原だった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
正直二度見してしまうほど驚きましたが
未だにまさか・・・といった感じです。
名乗らん君があのタイミングで話したのは
この事を指していたのかと。
それにしてもとりあえず気になるのは
本当にスパイは野原なのかどうかについて。
あの見えた姿は間違いなく野原なんですが
私が気になっていたのはあれが本物かどうか。
諜報員って基本変装もマストですし
夜に出歩いていた彼を捕えて
どこかで入れ替わったとかした可能性もあるのかなと。
もし仮に本当に野原がスパイだったと仮定した場合
誰も今まで気づけなかったわけですから
それだけ凄腕なのは間違いないかと。
これまでにも先生方現役の諜報員の目も
潜り抜けてきたわけですからね。
噂でもありましたがそこまで卓越した技術を持っているなら
ほぼドグラ・マグラであることは確定と言って良いかと。
いや~改めて彼が本当にスパイだったとすると
本当に感嘆するほかないですね・・・。
エイトの心情を鑑みると正直言葉もないですが
それにしたって凄すぎて言葉もないとはこのことです。
ともあれあれが本当に野原であるかどうかは
次回にでも明らかになるかと。
次号センターカラーとなる予告にしても
”史上最大の震撼走る、必見回”とありましたので
続きがどうなるのかどう描かれることになるのか楽しみです。