2022年9月28日発売の
週刊少年サンデー 2022年
44号に掲載されている
君は008 第221話の
ネタバレ&感想になります。
第221話 殺しのノウハウ
内容ネタバレ
エイトの姿へと変化した
ドグラ百人長・カフカと
相対することになったあやめ。
一瞬の攻防の末
カフカを切り裂いたかのように
見えたあやめだが実際には違った。
あやめの脳波があまりにも強すぎて
殺しのビジョンがカフカにまで
流れ込んだことにより
斬られたと誤認しただけであり
実際には無傷だった。
彼を斬るなんて私には・・・と
自分が傷ついても
エイトを傷つけることはできず・・・。
カフカはあやめのビジョンに
驚愕させられつつも
自分の能力で彼女の心は
揺らいでいる事に気づいていた。
しかし想像だとしても
自分の身体が切り刻まれることは
精神的にかなりダメージがあるようで
ドグゼイロンのコントロールが
出来なくなりつつあった。
そうした中、カフカは語る。
”悪夢”の異名を持つボクには
君ら旧人類の混乱した
精神状態も理解できる・・・。
君はこの男を愛しているが
その愛を交わし合えない
苦しい気持ちが殺意にまで
昇華されている訳だ・・・。
そう・・・この殺しのビジョンは
愛憎の具現化であると。
そう語ったカフカが改めて呟く。
”他の大切な人を”
”思い浮かべないでください”と。
その瞬間、カフカの身体は
アイスマンの姿に変わっていた。
しかしあやめは
アイスマンに日頃から
”私が敵に回ったら容赦なくやれ”
と言われていたらしく
躊躇うことなく斬りかかっていた。
カフカは痛みに喘ぎながらも
”次を思い浮かべないで!”と呟き
今度はアララギの姿へと変わるが
あやめは反射的に手を出し
額に剣を突き刺していた。
大切に思っている人達を
傷つけてしまったことで
精神的にダメージを受けながらも
あやめは呟く。
子供の頃 母は・・・
初対面の者、全員をどう斬るか
イメージしろと・・・。
だから私は普段から
会った人全て、
どう斬るか想像してしまうの・・・。
そして、いつも
ほんの少しでも気を抜いたら
実際に体が動いてしまいそうで・・・。
こんな私が・・・
友達なんて作っちゃいけないって
ずっと思っていたと。
それを聞いたカフカは
いかれた親子だと告げる。
虐待・・・いや違う
これは生存率をあげるため
娘を殺人マシーンにするという
ある意味で究極的な愛情であると。
そして同時に気づく。
今までの戦闘であやめが唯一
切り刻むビジョンを
持たなかった者がいる。
母。つまりこの姿が
君にとっての一番の弱点であると。
母の姿へと変わったカフカに対し
あやめは斬りかかるが
先程までとは違い
切り刻まれることはなかった。
カフカは自分の読み通りの結果に
クスクスと笑ったものの
逆に現実での攻撃はできるのか
その身体に傷を負ってしまっていた。
そんなカフカにあやめは告げる。
あなたは誤解している。
母を殺すビジョンがないのは
心の中ですら倒せるとは
思えない手練れだったからだと。
カフカはその言葉を聞き
君には今のが精一杯・・・
母に対する動揺は愛ではなく
畏怖の念だったようだね?と
笑みを浮かべて襲い掛かる。
それに対しあやめは
そんなのわからないわ・・・!と
退くことなく真っ向から
迎え撃つのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
エイトの姿をしたカフカと
戦うことになったわけですが
やっぱり傷つけることは
難しいみたいですね。
まあ、思いを寄せる相手ですし
仕方ない部分もあるんでしょうけど
ビジョンだけでああも切り裂くとは
そっちのほうが驚きです。
それこそ母による英才教育の
結果なんでしょうけど
カフカにとってあやめの存在は
天敵なのかも。
それにしてもアイスマン・アララギと
次々に姿を変えてましたが
なんとも残念な結果に(苦笑)
実際にはビジョンだったものの
アイスマンは変化直後に
脳天から唐竹割。
アララギはドヤ顔で登場した瞬間に
額に剣を刺されるとか
笑わせに来ているのかなと。
そんな事もありつつ最後は
再び母の姿へと変わったわけですが
やっぱり最後は
母との戦いになりそうです。
あやめにとっても母は
いずれ乗り越えなきゃいけない
大きな壁だと思いますので
今回はよい機会なのかも。
どちらにせよカフカとの戦いは
次回決着がつきそうですので
どんな結末になるのか楽しみです。