2023年10月12日発売の
モーニング 46号に掲載されている
宇宙兄弟 405話の
ネタバレ&感想になります。
第405話 ソユーズを掴むまで
内容ネタバレ
日々人の挑戦を見ていた
JAXAに集まった面々は
固唾を呑んで見守っていた。
しかし惜しくも失敗してしまい
皆が残念そうな表情を浮かべながらも
次の挑戦に期待する中
ゾーヤはデスクに飾っていた
フィギュアのポーズを変え始める。
グレゴリーがその事に気づき尋ねると
ポーズを変え終えたゾーヤは語る。
ポーズを変えるのは・・・
私の中で”願掛け”なのだと。
そして若田に提案する。
ナンバ兄弟がすぐにソユーズを操作できるように
今の内にシステムを立ち上げておきたいと。
若田はそんなゾーヤの提案を了承し
今出来ることを見据え
皆に指示を飛ばすのだった。
ベルトがハッチに引っかかるという
思わぬ失敗を受け六太によって
引き戻された日々人は
再びソユーズに向かって跳び出す。
しかし今度は跳び出す際に
ほんの僅かズレてしまったために
惜しくも失敗に終わってしまうことに。
あとちょっとだったのにと
残念そうに零すNASAの面々だが
日々人はその状況でも諦めず
六太から受け取ったジェットアームを使い
なんとか成功させようと動き出す。
しかし噴射した際の勢いが
思っていた以上に強かったのか
姿勢を崩しその場で回転してしまうことに。
六太から指示を受け
逆に噴射することで回転は止まったものの
残り少ないガスは切れてしまう。
日々人は使えなくなったアームを外し
投げることで反動をつけようとするが
それも軽すぎたために意味はなく
仕方なく六太のもとへ引き戻されることに。
2回目のチャレンジも失敗したことで
見守っていた面々は残念そうにしつつも
日々人に落ちつくように声をかける。
そうした中、モニターをじっと見ていた
マクシムはあることに気づきロスコスに報せる。
ゆっくりとソユーズとの間隔が
広がってきてる・・・!
このままで大丈夫か?と。
報せを受けたロスコスは
すぐさま確認した所
マクシムの言う通り先程よりも
間隔が広がっていたことが判明する。
騒然となる中、パブロフは
上出来な方だと語る。
マクシムの操縦技術のおかげで
”静止”に近い状態に保てているが・・・
普通ならもっと広がっていると。
その上で”スラスター”は吹くな・・・!
ソユーズに届くうちにジャンプをと
マクシムに伝えるように指示するのだった。
そのままで行くことが決まり
皆が状況を見守る中
引き戻された日々人は
先程までとは違い厳しい表情を浮かべていた。
その事に気づいた六太は声をかけるが
日々人は宇宙服のワッペンに目を向け
行ってくる!と力強く言葉を返す。
何回だって跳び直すよ。
ソユーズを掴むまでと。
皆が固唾を呑んで日々人の挑戦を見守る中
ロスコスのスタッフの一人が声を上げる。
ラッシングベルトの方は
本当に保つのか?と。
ラッシングベルトについて
バイコヌール宇宙基地から詳細が届いていた。
”耐重量500kgのポリエステス素材で"
”日照側の140℃にも陰側の-150℃にも耐えられる”と。
スタッフの一人が指摘したのは
その”ポリエステス素材”というのは
縫製糸もそうであるかということ。
つまりベルトの継ぎ目の縫製糸も
その素材で出来ているのかについてだった。
思いもしなかった指摘に対し
パブロフらがハッとする中
日々人は再びソユーズに向かい跳び出し!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
1回目の挑戦に失敗し
再びソユーズに向かい跳び出した日々人ですが
やっぱりそう簡単にはいかないようですね。
今までのミッションの中でも
最難関レベルのミッションですので
すんなりとはいかないだろうなと思ってましたが
状況を見るにさらに厳しいようです。
ソユーズに向かって跳ぶだけでも
かなり難題なのにここに来て
さらに不安材料が二つも出てくるとは・・・。
一つはソユーズとの距離が
少しずつ離れ始めていること。
そしてもう一つがラッシングベルトの
耐久性がちょっと怪しいこと。
分かりやすく言ってしまえば
時間制限と耐久限界でしょうか。
ソユーズとの距離が離れることで
単純に難易度が上がるのは当然として
さらに離れすぎてはソユーズに向かって
跳ぶことすら難しくなります。
そしてベルトの縫製糸が
宇宙環境に適応できていない素材で
作られているとするならば
何回もチャレンジする事によって
どんどん劣化していってしまう。
つまり成功するまで
何回もチャレンジするわけにはいかないと。
ベルトが使えなくなってしまっては
跳ぶことすら出来なくなるわけですし。
なので日々人には無理をさせますが
出来るだけ早く少ない回数で
ソユーズまで辿り着かなければならないわけです。
簡単に言えばただでさえ難しいミッションが
ここに来てさらに難しくなったと。
とまあどう考えても
楽観できる状況ではないわけですが
それでも日々人なら!南波兄弟なら!
と読者としては思ってしまいますね。
恐らく見守っている人たちも
同じように思っているでしょうし
難しいとは思いますが
なんとかして成功して欲しいものです。
気になる続きについてですが
10/26発売の48号で掲載予定とのこと。