2026年3月5日発売の
週刊ヤングジャンプ 14号に掲載されている
キングダム 第868話の
ネタバレ&感想になります。
第868話 代の教訓
内容ネタバレ
趙北部に陣する霊咒公を討つべく
壁と亜花錦は二方向から
同時急襲をしかけていた。
壁は配下の者達から前に出過ぎですと
言われながらも今は勢いを止めてはならぬと
自ら前陣にて矛を振るう。
たしかに私には蒙武や信達のような
圧倒的な武力はない。
だが・・・いや・・・だからこそ
私にしか見せることが出来ない背があるはずだと。
そんな壁の背を見て壁軍は
壁様に続けェ!と奮起し
勢いを止めることなく進んでいた。
前線からの苦戦の報を受け
霊咒公は口を開く。
ああそうだな。強烈な光無くとも
そういう強さも確かにあったな。
この大戦傑物の類が多すぎて忘れておったわ。
・・・そうだな。ならば全力で屠るしかあるまいと。
その言葉通り、進撃を続ける壁軍に対し
霊咒公は更なる戦力を差し向ける。
右方だけでなく左方からも
迫る霊咒公の援軍に対し壁は
歯を食いしばりながら
それでも行くしかないと皆を鼓舞する。
我らが霊咒公を討たねば
王賁が北部軍に貫かれ秦は敗北する。
敵は全力を出し尽くしたはず。
何とか抜いて霊咒公本陣までたどり着くぞ!と。
一方その頃、玉鳳の右軍を外へと追い出した
魯武軍だがその姿を見失ってしまい
その行方を捜索していた。
しかしその姿はどこにもなく
一体どこへ消えたのだと頭を悩ませる中
後方の英朱隊が何者かの手によって
全滅したとの急報が入る。
その報に配下の者達が戸惑う中
魯武はそれが誰によるものなのか
理解したのか歯ぎしりしながら口を開く。
おのれ玉鳳右翼の将 亜花錦とやら・・・
この魯武をはめよったな。
その上で皆に全軍急いで反転だ
左翼は裏を取られたと声をあげる。
しかもそこから我らを
攻めて来なかったということは
奴らの狙いは霊咒公様本陣だ!
亜花錦の軍を追うぞォ!と。
魯武が急ぎ本陣へと向かう一方
亜花錦は森を抜け壁軍と霊咒公軍が相対する
戦場へ到着していた。
亜花錦は両軍の戦う様子を見て
笑みを浮かべながら口を開く。
想像の倍 壁将軍は頑張っておる。
敵は完全に中央の戦いに意識も力も集中している。
本陣は丸裸。いるのは本陣守護兵の身。
こちら向きに陣形を動かす前に仕留めるぞと。
一方その頃、玉鳳らのいる戦場の南にて
王翦軍と相対する司馬尚の元へ
李牧が姿を見せていた。
李牧は司馬尚の隣に立ちながら
今の戦況について語る。
予想では今日北部軍が南下し
玉鳳を叩いているところです。
北の戦いのカギを握るのはやはり玉鳳 王賁。
そしてこちらは霊咒公であると。
しかしその表情は決して
余裕を持ったものではなく
司馬尚は不安なのかと訊ねる。
李牧は玉鳳 王賁の力は侮れず
昨年彼は魏の第一将呉鳳明を止めていると返すが
司馬尚はそんな李牧に告げる。
何人も霊咒公は倒せぬぞ。
霊咒公はある意味我が師だと。
以前司馬尚が霊咒公の元へ訪れた際に
霊咒公から代の今の状況と
二つの教訓を受けた。
二百年以上前 かつての代王は
后の弟の宴に呼ばれ その席で暗殺された。
そこで旧き代の歴史は一度閉じている。
今ある代は趙の一部であり
そうではないともとれる曖昧な所だ。
まだまだ青いがちょうど貴公の青歌と似ている。
まァそれ故にわざわざ俺に会いに来たのだろうが。
旧王を殺し代国を奪ったのはかの趙襄子。
当時は大国晋の世だがその後分裂し
趙となり代はその従属となった。
つまりは趙襄子の一族が治めた歴史がある。
そこから言える教訓は二つ。
一つは小国の王足る者 決して隙を見せるな。
大国が奪いに来る時 通りも義もあると思うな。
そしてもう一つは常に
最悪の事態を想定して備えろ だ。
旧王を殺され血脈は途絶えながらも
かろうじて代が未だに残っているのは
以後欺かれぬよう必死に備え対処してきたからだ。
そしてそれは戦いの場でも同じことが言えると。
霊咒公の本陣では予期せぬ部隊が
こちらへと向かってくるのを見て
配下の者達は一体どこの部隊なのかと戸惑っていた。
敵なのか味方なのかすらも分からず
一体何なのだと戸惑う彼らに霊咒公は告げる。
構えろ 敵だと。
霊咒公本陣が動き出したのを見て
亜花錦配下の者達から声が上がる。
敵が気づいた!動き出したぞ。
いやこちらが本陣に届く方が十分早い。
問題は霊咒公を取り逃さぬことだと。
意気軒高な配下の声を聞きながら
亜花錦はうまくいきすぎている・・・と感じていた。
本陣も逃げる動きがない・・・
何だ・・・と考えたところで
近くにある森へ目を向ける。
そして森かと気づいた亜花錦が
右方の森に警戒・・・と声をあげた瞬間
森から矢の雨が降り注ぐ。
突然の矢の雨にうたれながらも
本陣は目の前だとして気を吐く兵達だが
さらに森から騎馬が姿を見せる。
亜花錦は現れた騎馬へと目を向けながら
冷静に考察していた。
こちらの策が読まれていた・・・!?
いやそれは考えにくい・・・
ということは単に不慮の事態に・・・
最悪の事態に・・・備えていた。
しかもこれ程の戦力を
隠して戦いに臨むとはと。
亜花錦たちが現れた騎馬隊に横撃を食らう中
霊咒公はもう対処は済んでいると判断しているのか
そちらへ目を向けることなく呟く。
消えろ ハエ共と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に続き霊咒公を討つべく
壁と亜花錦が攻めに出たわけですが
あっさり成功するどころか
逆にカウンターを食らっているようですね。
自分が主攻であると思っている壁が
思いの外奮闘しているのは大したものですが
まさかあの亜花錦がしてやられるとは・・・
まあ、霊咒公がどんな将かもわからず
その首を狙ったわけですから
ある程度仕方ないとは思いますが。
それにしても霊咒公についてですが
将というよりも王と言った方がいいのかも。
不慮の事態に備える、最悪の事態に備える
というのは大将軍とはいえ
一将軍の目線ではないと思いますし。
ただ今回の戦場においては
その性格というか教訓がうまくハマったものの
毎回そうであるかはちょっと首を傾げるところ。
もちろん亜花錦のように敵の裏をかいたりする
将を相手にする場合には強いと思いますが
言ってみれば霊咒公の戦い方って
この戦力差があるから出来ることで
同じ戦力ならばそう上手くはいかないと思いますし。
まあ、霊咒公もそれを分かっていて
だからこそ今回はそうしたのだと思いますが。
なんにせよ霊咒公を見る限りあくまでも智将であり
武に秀でるタイプではなさそうですので
接近できるかどうかに懸かっているかと。
それが難しいのは百も承知ですが
亜花錦もやられっぱなしでは
終われないと思いますし。
亜花錦の今までの戦いぶりを見るに
絶対的に不利な状況でこそ活躍する
言ってみれば桓騎のようなタイプだと思いますので
ここからどうなるのか楽しみです。
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