雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

アルスラーン戦記 最新 23話 ネタバレ&感想 奴隷解放への道と新たな行く先

5月9日発売の別冊少年マガジン6月号に連載されている

アルスラーン戦記 23話のネタバレ&感想になります。

 

第23章 正義のありか

内容ネタバレ

 

ホディールを誅殺したことで

奴隷たちを解放できると考えていたアルスラーン。

 

しかし奴隷たちはそのことを喜ぶどころか主であるホディールの仇とばかりに

アルスラーンに武器を向けていた。

 

その様子に愕然とするアルスラーンはダリューンたちと共に

逃げるように城外へ向かうことに・・・。

 

意気消沈しながらも逃げるアルスラーンに対し

ナルサスはこうなってしまった理由について語りだし

そしてそれはナルサス自身が経験した過去の話だった。

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五年前ナルサスがダイラム領主となり奴隷を解放したが

その後自分が解放したはずの奴隷たちが八割がた舞い戻り働いていたのを発見。

 

彼らには自由民として生きるだけの技能も目的もなく

さらに与えられた生活費を計画的に使うことも慣れていなかったらしく

解放したことすらも意味がなかったかのように陰口を叩く始末だった。

 

寛大な主人のもとに奴隷であること、これほど楽な生き方はないことを

その頃の自分は分からなかったと語る。

 

それを聞いたアルスラーンに信念に基づいて正義を行なったのではないか?と問いかけられ

ナルサスは、正義とは太陽ではなく星のようなものかもしれないと話し

ヴァフリーズからお前らは自分だけが正しいと思っていると言われたと。

 

そして人間には自由など必要ないのだろうかと聞かれ、

ナルサスは殿下は大道を歩もうとしておられる、その道を進んでくださいと答えるのだった。

 

その後夜営をすることになり皆が寝静まった頃

一人火の番を行なっているエラムは朝食の下ごしらえをしていたが

そこに起きたのか寝られなったのかアルスラーンが姿を見せる。

 

料理の準備をするエラムに対したいしたものだと称賛するアルスラーンに

エラムは奴隷の頃にナルサスと出会った出来事について語り出す。

 

その出来事によって今のエラムのような生き方が出来るのだと聞かされ

アルスラーンはもっと色々な話を聞きたいとエラムと様々なことを話し合うことになるが・・・。

 

その頃、エクバターナの東にある聖マヌエル城では

その城の城主であるバルカシオン伯爵のもとにエトワールが帰還し

探していた奴隷について報告を行っていた。

 

間に合わなかったことで消沈するエトワールは休みもとらず行動しようとするものの

エトワールは祖父から預かっているもので危険な戦いの場に出すわけにはいかないと

バルカシオンに窘められてしまい、まずは城の補修を急ぐことだと言い含められてしまうが・・・。

 

一方、カシャーン城塞から逃げのびたアルスラーンたちは

次の目的地をどこにするのか話し合っていた。

 

そしてその話し合いの結果アルスラーンは

現時点で最大の兵力を持ち信用できる万騎長キシュワードのいる

ペシャワールを目指すことを決めるのであった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

普通の漫画だったら奴隷解放=自由という流れで

誰もが喜ぶところですがこの漫画は見事に深い部分まで踏み込んでいるみたいですね。

 

まあ、大多数の人間にしてみたら指示されたことだけやるだけで

ご飯が食べれて暮らしていけるわけですから

そっちのほうが楽だと思ってもおかしくはないかと。

 

ただ、はっきりといってしまえばその時点で人としての成長を諦めたのと同じですので

客観的に判断するなら解放したほうがいいんでしょうけどね。

 

どちらにしても奴隷解放すればいいとだけ考えていたアルスラーンにとっては

忘れられない経験になったのは間違いないかと。

 

次回の展開についてですが万騎長キシュワードがいるペシャワールへと

向かうことが明らかになりましたね!

 

キシュワード自体随分と久しぶりな感じがしますが

すんなりペシャワールに辿り着けるかそして力を貸してもらえるかは

正直どうかなと。

 

キシュワード自身は信用できそうな感じはしますが

それ以外の連中がどうなのかは分かりませんしね。

 

どちらにしても着くまでにも着いた後にでも

問題続出するのはまず間違いないので次回からが楽しみです!

 

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