雑誌掲載最新話 宇宙兄弟

宇宙兄弟 最新 287話 ネタバレ&感想 冷水式 30巻続き

2017年1月6日発売のモーニング 6号に連載されている

宇宙兄弟 287話のネタバレ&感想になります。

 
第287話 ロシアに飛び込め

内容ネタバレ

 
少年の頃、日々人は他の連中に揶揄われ

肩を落として歩く兄の後姿に”侘しさ”を知った。

”憤り”も知った・・・そして同時に”諦め”を覚えた。

 
お前は手を出すなよ、強え~んだからと言い

兄が相手に飛び込んでいった時、ふと気付いた。

”諦め”ってもしかして・・・

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訓練の最中、日々人は一緒に作業するマクシムから

プロフィの横にある”スター湖”に毎年水面が凍ったら穴開けて服を脱いで飛び込む

”冷水式”について聞かされると共に今年はお前もやれと言われていた。

 
あまりのことにムリだって、死んじゃうよそんなことしたら!と

信じられない表情を浮かべる日々人だが

マクシム曰く何十年も続いているが冷水式で死んだ奴は一人もいないと聞き

内心バカみたいなことするなと思っていた。

 
マクシムはこれは伝統的なゲン担ぎであり自分を含めて皆やっていること、

今では宇宙飛行士としての”証明”だと語るが・・・。

 
ロシアの謎訓練その3”ウィンターサバイバル72”

昔ソユーズが帰還時に予定軌道を大きくずれ遭難し

発見されるまで48時間かかったことを受けより過酷に

72時間にも及ぶサバイバル訓練を今でも伝統的に続けていた。

 
その訓練の中、日々人は新たに日本人の血を引いている

ミステリアスな男ユル・マイゼ―ルと仲良くなったりしながら

ティピーテントを建てたりと楽し気な様子で作業していた。

 
そして夜が更け焚き火の番をしながら日々人はマクシムから

NASAについてどう思っているのか尋ねられることに。

 
日々人は別に何とも思っていないとして

フラれたからって相手を嫌いにはならず

自分は今でもNASAを好きなまんまで

ただ諦めただけだと語る。

 
諦め切れない事のために諦めることもあるんだよと語る日々人に対し

マクシムは俺は嫌いになるけどな、フラれ方によってはと返すのだった。

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訓練も終わりボロいバスに乗りながら日々人は

機能しているものは大事に使い、伝統を重んじる

ロシアのことがちょっと好きになって来たと感じていた。

 
そしてスター湖にて行われる冷水式に次々と仲間達が挑んでいく中

ついに日々人の番になる。

 
先に飛び込んだマクシムからロシアに飛び込めとの言葉を受けた日々人は

少年の頃相手に向かっていった兄のことを思い出しながら

諦めるしかないな・・・と呟いていた。

 
そして来ている服を脱ぎながら

”諦め”ってある意味では”決意”に似ていると語り

軽く準備運動した日々人はついに湖へとダイブする。

 
仲間からの声援を浴びながらダイブした日々人は

笑顔を浮かべながら「んあ˝あ˝~~~」と叫び声を上げるのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
”諦め”ってある意味”決意”に似ているという言葉は

正直ポジティブな日々人ならではの言葉なんだろうなと

しみじみ感じましたね。

 
言われてみればそう思わなくもないんですが

私自身そういう風に考えたことも無かったので

ちょっと新鮮と言うか良い解釈の仕方だなと。

 
ともあれ冷水式に参加したことで

改めてロシアの宇宙飛行士になるという決意表明みたいな部分があったので

これでまた日々人がロシアに馴染んでいくのは間違いないと思います。

 
まあ、ぶっちゃけて言えばあのような行為自体

ナンセンスもいい所ではありますが

そのような行為だからこそ仲間意識が生まれるのもまた事実ですし

やって良かったのは間違いないでしょうね。

同じようになった場合、私は正直勘弁してほしいですけどね(苦笑)

 
あくまでも予想ですがもし仮に六太が同じような場面になったとしたらですが

散々ムリだ何だと言いながらも周りから囃し立てられた結果

日々人と同じように飛び込むんだろうなと。

 
なんにしてもこの冷水式もロシアも悪い事ばかりではなく

これこそがロシアなんだということを理解して

順応していくしかないんでしょうね。

 
ここからはというか今回も含めて選抜試験絡みで

仲間と競い合うこともあるでしょうけど

日々人らしさを出していけば問題ないと思いますので

自分らしく頑張って欲しいですね。

 
それにしても随分と日々人パートが続いていますが

六太のこともそろそろ触れてもおかしくない頃かなと。

 
あくまでもここ一連の話は日々人のロシアでの生活を振り返っているもので

先に進んでいるわけではないんですが

随分と六太のことに触れていないのですしそろそろかなと。

 
もちろんこれまでずっと六太の月ミッションがメインでしたし

日々人のこともずっと気になっていたので

これはこれで良いとは思うんですけどね。

 
ただでも少年期の六太を見たから余計にというか

随分と久しく見ていないなと言う思いがありますので

近いうちにまた月の話に戻って欲しいなと。

 
ベストなのは二人が揃って出てくることですが

そうもいかないでしょうし難しいとは思うんですが。

 
ともあれロシアでの生活に順応することが出来たことで

話自体も明るい話題が多くなりましたし

選抜試験があるにしても随分と良い環境になって来たと思いますので

これからも引き続きそういう話が続けばいいと願ってます。

 
もちろんこうした日常回みたいなものを引き立たせるためにも

シリアスやトラブルも必要ですし逆もしかりなんですが

やっぱり明るい話が好きな私としてはそっちを多く描いて欲しいなと。

 
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