3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 153話(コミックス152話に統合?) ネタバレ&感想 ひなたの想い

2018年9月14日発売のヤングアニマル 2018年18号に連載されている

3月のライオン 153話のネタバレ&感想になります。

 
第153話 秋の風景⑥ 18号掲載(2018)

内容ネタバレ

 
本当に楽しいばかりだったかと改めて思い返した零は

彼女のこの一年は楽しいばっかりではなく

あれもこれも全部このたった一年の間に

彼女の上に起こった事なのだと気付く。

 
でもそんな中でも彼女は辛かったろう時も投げやりにならず

自分の大事な人たちに寄り添おうとしていた。

 
その女の子が言う「よかったら」「でも無理はしないでね」という言葉を

そのまんま受け取ってしまったらそんなのあんまりじゃないか!と。

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その事に気付いた零は自分の審判する手合いこそ終わったものの

会は未だ続いている現状どうしたらいいのか考えていたが

ふと林田が以前言ってくれた言葉を思い出す。

 
”一人じゃどうにもならなくなったら誰かに頼れ”

”でないと実は誰もお前にも頼れないんだ”

 
その言葉を思い出した零は

林田のいるほうへと目を向けるがその豹変した姿を見て

っていうかもとはと言えば自分を最後の学園祭に出られなくしたのは

この先生達だったことに気付く。

 
先生方が頼りにならない現状において

零は参加している先輩方、島田や横溝に相談することに。

 
二人とも零が学生生活最後の学園祭だったことを知らなかったらしく

そんな事情があったことを驚いていた。

 
島田は林田先生はそれでいいって言ったのかと尋ねるが

零の指さす方向にいる対局中の豹変した林田先生の姿を見て

何があったのか理解したのか頭を抱えていた。

 
二人の了解をとった零が急ぎ学校へと向かった頃

ひなたは教室の窓から外を見つめ零を待っていた。

 
そんな様子にクラスメイトの安奈は待っているのが桐山先輩であることに気づき

ひなちゃんの好きな人なのかと問いかけるが

ひなたの答えはそれを否定した上で

おねえちゃんの彼氏になってくれればいいなとの事だった。

 
嬉しそうにそんなことを言うひなたに安奈は

いつも桐山先輩の話をしていたことから

あの先輩の事好きなんじゃないの!?と驚いていた。

 
ひなたは私もおねいちゃんもすっごく助けてもらっている事から

大好きだと話すが心の中ではずっと考えていることがあった。

 
このままずっとみんな一緒にいるにはどうしたらいいのかな・・・と。

人生は長く人の心はあっけなく変わり

お父さんみたいにまた途中で消えてしまったら?

私はそれがすごく恐いよ・・と。

 
でもおねいちゃんなられいちゃんの事ずっと離さないでいてくれると考え

ひなたは桐山君と美人で優しいおねいちゃんならピッタリだと思うと話すが

その目には涙が浮かんでいた。

 
涙ながらにそんなことを言い出したひなたに

安奈はどう考えても桐山先輩のことが好きだと思い

だったらひなちゃんが付き合えばいいんじゃないと返すが

肝心なことを言おうとした瞬間つぐみにその口を押さえられていた。

 
どうやらつぐみも同じような事を何百回も言っているらしく

それでもひなたは頑固で聞かないのだと説明を受けた安奈は

めんどくさと思いつつもじれったい様子に唸り声をあげていた。

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二人がそんなことを話している中、とぼとぼと外へと向かうひなたは

去年の夏も今年の夏もつらい事がいっぱいだったが

今この学校で過ごせてこんなにも毎日が楽しいのは

れいちゃんのおかげだと思っていた。

 
だから今のこの私をどうしても見てもらいたかったと思い

外に出たひなたは丁度零が校門から入ってきたことのを発見する。

 
思わず走り出したひなたは階段で足を踏み外しかけてしまうものの

ギリギリのところで零が受け止めていた。

 
来てくれたと涙ながらに話すひなたに

零は何かあったのかと尋ねるが

返ってきたのは何でもないという言葉だった。

 
明らかに何でもないわけないだろうと零が再度尋ねると

ひなたはたどたどしく来てくれて嬉しい、学校が楽しくて嬉しい、

れいちゃんほんとうにありがとうと涙を流しながらと答えていた。

 
そんなひなたの言葉にうん、うんと相槌をうちながら

ひなたの言葉を聞く零の顔には見守るような優しい笑みがこぼれていた。

 
”雨のカーテンが開いて光の粒が一面に溢れて”

”大事に降り積もらせないと手に入らなかったもので”

”世界は金色に輝いていた”

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
ようやく零がひなたのために

学園祭へと向かったわけですが

なんとも甘酸っぱい感じでしたね。

 
今回の話で何故ひなたがあかりさんを零とくっつけようとしたのかが

明らかになりましたがそれと同時に

ひなたが零のことが好きなんだという事も分かりましたので

変な言い方ですが安堵しました。

 
それにしても大事で側にずっといてほしいから

あかりさんと零をくっつけようと考えていたとは

正直言って驚きました。

 
前々から零に好意を持っていたのはわかってましたが

今回その動機とでも言えばいいのか

零の存在はそれだけ彼女にとってかけがえのないものだったんだなと。

 
まあ、元凶とも言えるのはあの妻子捨男だったのかもしれませんが

それがなかったら今の川本家、零はないので

そう言う意味では仕方なかったのかも。

 
ともあれ零がひなたにアタックを続ける以上

あとはひなたが自分の本心に気付いて

それを受け入れるだけですね。

 
てっきり私はひなたが零の言葉を受け入れないのは

彼女が幼かったのだとばかり思っていたので正直安心しました。

 
今はまだ零に対する想いを自覚できないかもしれませんが

彼女の想いに応えるかのように涙が流れてましたし

零とひなたがくっつくのは時間の問題でしょうね。

 
それはそうとついに島田さんが

豹変した林田先生の姿に気づきましたが

あの頭を抱える仕草は正直見ていられなかったですね・・・。

 
島田さんもまさか零がそんな事情を抱えて

今回出てきているとは思ってもいなかっただけに

後々林田先生はめっちゃ怒られるんだろうな・・・。

島田さんも後で俺がシメとくと言ってましたし(苦笑)

 
そんなわけで今回はひなたの本心もわかり

零も学園祭にギリギリ間に合って

なんとも甘酸っぱい回でしたが

予告を見るに次号は休載となるかと。

 
そろそろ単行本の新刊が出てもおかしくない頃ですし

近いうちに発売日も明らかになるかも。

 
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