雑誌掲載最新話 ヴィンランド・サガ

ヴィンランド・サガ 最新 第183話 内容ネタバレ&感想 助言者の言葉

2021年5月25日発売の

アフタヌーン 2021年7月号にて

連載されている

ヴィンランド・サガ 183話

ネタバレ&感想になります。

 

第183話 先住民

内容ネタバレ

 

開拓を始めて以来

森林の伐採は一日も休まず

続けられた。

 

そうした中トルフィンは

エイナルの手伝いで

畑に灰を撒く作業をしていた。

 

エイナルによると土が赤いのが

ちょっと気になったようで

赤い土には灰を撒くと作物が

良く育つとのことだった。

 

幸い燃やす枝葉には事欠かないし

やれることはなんでも

やってみようと。


二人は互いの顔が

灰だらけになったのを見て

笑っていたが

トルフィンは近くに先住民が

いることに気づく。

 

エイナルは気づいてなかったが

トルフィンはちょくちょく

のぞきに来ていると語る。

 

攻撃的な気配もない事から

皆には内緒にしておいてくれ

騒ぎたくない。

 

姿を見せてくれないってことは

今はまだ会いたくないんだろうと

気づかないフリして

仕事しようと言い

エイナルもそれに従うのだった。

 

一方、トルフィン達の様子を見ていた

先住民達もまたトルフィンが

こちらに気づいたことに気づいていた。

 

その中には前にも同じように

トルフィンに見つかった者がいたらしく

あいつは多分優れた狩人だと。

 

今日見たことをはやく報告するため

撤収した先住民達は

さっそく皆で今回見たことについて

部族の皆で報告し合っていた。

 

様々な報告が為される中

長らしき男がそろそろ

決断しないといけないなと

皆に問いかける。

 

あの白い肌の者たちと

どう接するべきか・・・と。

 

自分の力に自信がある男は

人数はオレ達の方が多い

戦っても勝てると息巻く。

 

女たちはあの人達は

私達と仲良くしたがっている。

 

贈り物をもう三度もくれたとして

戦うなんてダメだと反対。

 

そしてある男は

でもあいつらは森を壊すんだろ?と

獲物がいなくなってしまうことを

危惧していた。


様々な意見こそ出たものの

結局結論は出ず騒然とする中、

ある人物が姿を見せる。

 

その者の名は

”知恵ある者”ブーウォイン。

 

部族の者にとって特別な人物らしく

皆に一目置かれていた。

 

ブーウォインは先程

白い肌の者達の村を見てきたと言い

それについて知っていることを

話そうと語り始める。

 

あの者達はおそらく

畑を作っているのだろう。

 

畑を作る者はこの島にはいないので

知らんのも無理はないと。

 

それを聞いた者達はようやく彼らが

何をしようとしているのか

理解したらしくトウモロコシなどを

好む者達は好意的に感じていた。

 

皆がワイワイと騒ぎ出す中

ブーウォインは話はまだ

終わっていないと語り

続きを話し始める。

 

私は昔畑を作る様子を

実際に見たことがある。

 

私は若い頃西の地を旅して

大河の上流大きな湖のほとりで

他族の者が森を焼くのを目にした。

 

そうやって森を畑に変え

彼らは焼け跡にトウモロコシを

植えていたがその光景を見て

私は気分が悪くなった。

 

耳には森に宿る

様々な精霊の嘆く声が聴こえたと。

 

その言葉に皆が鎮まり変える中

長はブーウォインに問いかける。

 

あなたは白い肌の者達を

この島から追い出すべきと

お考えなのかと。

 

しかしブーウォインは

その問いに対して

私は助言者だと語る。

 

知っていることを

伝えに来ただけであり

森を滅ぼして沢山の食べ物を

手に入れるか。

 

それとも今の暮らしのまま

森から恵みを受け生きていくか・・・。

 

どちらが部族の為になるか

わたしにはわからない。

 

みんなでよく話し合って決めなさい。

そう言って森へと帰るのだった。


秋を迎えだいぶ涼しくなった

ある日トルフィンはいつものように

木の伐採をしたりと

作業に勤しんでいた。

 

そして一休みしつつ

これからやるべきことを

考え始める。

 

種まきまでに出来るだけ

畑として使える土地に

仕上げないと・・・。

 

羊の冬越しのエサも

もっと集めとかなくちゃ

いけないと。

 

そして来年の春にはここが

一面の麦畑になるんだと

未来に思いを馳せ

笑みを浮かべていた。

 

そうした中、トルフィンは

こちらへと向かってくる

先住民の姿に気づき・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

とりあえず懸念である

先住民についてですが

性格的には憎めないというか

敵対したくない相手かなと。

 

相手を見たらすぐに

襲い掛かってくるような

蛮族ではなく理性もあり

話し合いも出来そうですし。

 

ただ気になるというか

助言者であるブーウォインが

ちょっと不穏な感じ。

 

彼自身ただ経験したことを

皆に聞かせただけかもしれませんが

客観的に見てちょっと

悪い印象を与えていたのは

間違いないかと。

 

まあ、彼らの生活は

森と共にあるようですし

仕方ない面もありますが

あの言い方では良い印象は

与えないでしょうね。

 

そんな彼の助言を得てからの

初対面ということで

正直楽観できないかなと。

 

ただ今回トルフィンに会いに来た

部族の男4人の中に

長らしき人物もいたので

その辺りどうなのかなと言う感じ。

 

あくまでも話し合いに来た

だけならいいんですが

一方的に出て行け!

言われる可能性もあるのかも。

 

いずれにせよこの島で生活する上で

先住民との関係は重要なことですし

ファーストコンタクトが

上手くいくことを願っています。

 

先住民側の懸念はともかく

トルフィン側としては

イ―ヴァルが余計な事を

しなければいいなと・・・。

 

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