葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第69話 ネタバレ&感想 楽しい酒を!

2021年10月13日発売の

週刊少年サンデー 2021年46号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第69話

ネタバレ&感想になります。

 

第69話 皇帝酒

内容ネタバレ

 

勇者ヒンメルの死から29年後。

北部高原ビーア地方。

 

フリーレン一行は北部高原

唯一の穀倉地帯にあり

昔から醸造が盛んな町に来ていた。

 

街に数多くある酒場にて

食事を摂っていたフリーレン達は

店の客の話を耳にする。

 

それはファスの旦那が皇帝酒が

見つかりそうだと言っていた

というものだった。


皇帝酒ってなんだ?と口にする

シュタルクにフェルンは語る。

 

ハイター様から聞いた事があります。

大昔に大陸の大半を統治していた

大帝国があってその皇帝に献上された

最上の名酒だとか。

 

フリーレン様のせいで

飲めなかったと嘆いていたと。

 

フリーレンは事情があったからねと言い

店を出た際にこの町には

長居をしたくないからと

さっさと買い出しを済ませようとするが

声をかけてくるドワーフが。

 

どうやら声をかけてきたのは

先程店の客が話していた

ファスというドワーフだったようで

フリーレンとも旧知の仲だった。

 

ファスは連れているフェルン達を見て

顔ぶれが変わっとるなと言い

酒好きな兄ちゃんは

一緒じゃないのかと尋ねる。

 

フリーレンは

ハイターなら死んだよ、

大往生だったと語る。

 

それを聞いたファスは

残念そうに一足遅かったか・・・と

零すとフリーレンに

頼み事を持ち掛ける。

 

皇帝酒の所在がわかった。

手伝ってくれんか?

お前さん魔法が使えるだろうと。


来ればわかると歩き出した

ファスの後をついていくフリーレン達。

 

儂が一人で堀ったという

坑道を歩きながらファスは語る。

 

ドワーフといえば鉱夫を

思い浮かべるかもしれんが

儂は町育ちでな。

 

一から勉強したんだ。

これも最上の名酒のためだと。

 

この爺さんはなんなんだと

シュタルクに聞かれ

フリーレンは語る。

 

ファス。

無類の酒好きで200年以上

皇帝酒を探し続けている。

 

前回会った時も手伝いを頼まれたが

魔王討伐の旅の途中だったから

断ったんだと。

 

ファスは語る。

もともとこの地下に

皇帝酒を貯蔵した遺跡が

埋まっているという伝承があった。

 

そして200年前この石碑を

見つけたことで

それが確信に変わったと。

 

フェルンは案内された先にあった

石碑を見て古エルフ語ですねと

その内容について話す。

 

皇帝酒が最上の名酒であることを

讃える碑文ですと。

 

そして碑文の下に書かれていた

この碑文を書いたと思われる

名前を読み上げる。

ミリアルデと。

 

フリーレンは石碑の前に立ち

その名前をじっと見つめ呟く。

・・・やっぱりミリアルデかと。

 

フェルンが言葉の意味が分からず

首を傾げる中、ファスは語る。

 

ここの碑文から皇帝酒に捧げた

儂の人生が始まったんだ。

 

そしてそれはもう

目と鼻の先にあると。

 

どうやらファスは遺跡を発見したらしく

フリーレン達を案内する。

 

そこには閉じた石の扉があり

ファスは見た通り

石室の扉が開かんと語る。

 

酒を保存するための

強力な結界が張られている。

だがお前さんなら

破れるはずだと。

 

扉に触れ結界を確認した

フリーレンは無理だと告げる。

 

解除に時間がかかり

あの子達はそれを嫌がると。

 

ファスはそんなフリーレンに

ライヒ金貨20枚を報酬に頼むが

話にならないと断られることに。

 

それでもファスは皇帝酒を呑むのは

儂の夢なんだ!

200年以上も探して来たんだと頼むが

返ってきたのは嫌だの一言だった。

 

頑なに断るフリーレンに

手伝ってもいいんじゃないかと

言い出したのは

フェルンとシュタルクだった。

 

いつもは反対する二人も

金貨20枚あればしばらく生活に

困らないと言い出す。

 

フリーレンは解除するのに

3か月は掛かりそうだと話すが

いつもは長いと怒るフェルンから

短いじゃないですかと言われ

渋々引き受けるのだった。


そして結界の解除も

大詰めを迎えたある日

フリーレンは浮かない顔をして語る。

 

皇帝酒は美味しくないんだ。

人生をかけるほど

価値がある物じゃない。

 

エルフの中にはね

とんでもない暇つぶしをする

奴もいるのだと。

 

フリーレンはあの碑文を書いた

ミリアルデという人物について

知っていた。

 

いつも何もしないで

ぼーっとしているミリアルデ。

 

彼女は語る。

エルフは長い人生の中で

何かを探求することが多い。

 

それは私みたいに

ならないためだと。

 

その上でフリーレンに問いかける。

人生をかけて探したものが

なんの価値もない

ゴミだった時の事を想像できるかと。

 

全然。それってなんの話?

と聞き返すフリーレンに

ミリアルデは遠い昔の

私の話だと語る。

 

そして手に持った酒瓶を煽り

やっぱり不味いわねこのお酒と。

 

その酒の名は皇帝酒。

即位式の時に配られた

最低の安酒だった。

 

ミリアルデはこの里に来る前

暇つぶしに碑文を彫ったと語る。

”皇帝酒は最上の名酒である”と。

 

フリーレンはそれに

何の意味があるの?と尋ねるが

返ってきたのは意味なんて

何もないという言葉だった。


フリーレンによって

結界が解かれた石室に

さっそく足を踏み入れるファス。

 

そこには皇帝酒と思われる酒瓶が

所狭しと置かれていた。

 

状態を確認したファスは

まさかこれを口に出来る日が

来るとはと早速口を付ける。

 

一口呑みじっと酒瓶を見つめる

ファスの姿にフリーレンは

昔の事を思い出していた。

 

以前ファスの頼みを断った

フリーレンはハイターから

なぜ皇帝酒を探すのを断ったのかと問われ

逆に問いかけていた。

 

もしも人生かけて探したお酒が

とんでも不味かったどうする?と。

 

ハイターはその問いに対し

少し考えた末に答える。

 

・・・うーんそうですね・・・

笑い飛ばしますと。

 

不味い酒なんでしょう?

なら皆で楽しまないと

そう言って笑い・・・。

 

皇帝酒の味に戸惑うファスだが

フリーレンは不味いねと笑っていた。

今まで飲んだどの酒より不味いと。

 

そして様子見をしているシュタルクに

いいから飲みなと飲ませ

クッソ不味!と顔を顰めるのを

見て笑っていた。

 

その様子を見ていたファスは

改めて本当に不味いな・・・と呟き

これだけあるんだ!

町の奴らも道連れだと

大笑いしていた。

 

そして町の皆と皇帝酒を楽しんだ

ファスは町を出るフリーレン達に語る。

 

残念な結果ではあったが

こんなに楽しい夜は初めてだった。

 

お前さん達がここに

いてくれてよかった。

 

酒は楽しく飲むに限るな、

そう言ってフリーレン達を

見送るのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回は話としては

進むという感じではなかったですが

ある意味昔の心残りを

解消した回だったのかも。

 

ファスにとっては

良かったのか悪かったのか

なんともいえない結果でしたが

満足していたみたいですし

悪くない結末だったと思います。

 

それにしてもあの碑文を彫った

ミリアルデというエルフですが

本当に何も考えて

いなかったんでしょうね。

 

長く生きているからこその

悪ふざけというかなんていうか。

 

ミリアルデ本人も

フリーレンに言ってましたが

意味なんて何もないわと。

 

それに翻弄された人にとっては

厄介極まりないものですが

こういったものは

他にもあるのかもしれませんね。

 

それにしても皆が不味いと

評した皇帝酒ですが

一度飲んでみたいものです。

 

あれだけ皆が不味いと

いうくらいですし

試してみたいなと。

 

なんだかんだで皆で

それを笑い話にするのも

悪くないと思いますし。

 

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