2021年12月23日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年4・5合併号に
掲載されているキングダム 704話の
ネタバレ&感想になります。
第704話 北上開始
内容ネタバレ
宜安の下見から戻った李牧は
すぐさま二所に早馬を送った。
一方は司馬尚のいる青歌へ
もう一方は秦の東部最前線”太原”の
北東に位置する趙の城”狼孟”へ。
そして李牧の報を受け青歌から
狼孟城に二人の将が現れる。
青歌から将として派遣された
カン・サロとジ・アカは
狼孟の兵を率いるために
李牧に呼ばれていた。
城主である公孫府はそんな二人を
快く歓迎しまだだいぶ先ではあるが
秦が来るであろう時まで十全に
戦備を整える為動き出すのだった。
狼孟が密かに軍強化に入った日から
実に”五ゕ月後”であった。
秦軍総司令昌平君が
”宜安”攻略の大戦略を打ち上げたのは。
内容は南から閼与を撃破して
北上してくる王翦・桓騎両軍と
太原を通る秦北部軍・東部軍が
合流して趙大軍となり
”宜安”を討つというものである。
最初に慌ただしくなったのは
平陽・武城の地であった。
二城を引き継ぐ楊端和が
到着したのだ。
久々に楊端和達と再会し
旧交を温め合う飛信隊。
その中には壁の姿もあり
一万もの兵を引き連れ
参戦するとのことで
思わぬ朗報に歓喜の声が上がっていた。
そうこうしている内に
平陽から桓騎本軍の出陣となり
飛信隊もそれに続く。
同刻武城からも
王翦軍・楽華隊が出陣。
王翦軍と桓騎軍の連合軍が
まず最初に狙うのは
趙王都圏北西に位置する
大都市”閼与”である。
邯鄲にも秦軍が北上を
開始したとの報せが届くが
その進路は李牧の
想定していた通りだった。
李牧が各将に指示を下す中
何故かこの場に趙王である
幽繆王が姿を見せ・・・!?
思いもしなかった王の登場に
李牧らが緊張と困惑を露わにする中
幽繆王は告げる。
ちょっと近くを通っただけだ
ジャマはせぬ。
それに私はお前達に疎ましく
思われていることも知っていると。
その上で李牧に語り掛ける。
お前が兄嘉を推して
戦ったことは知っている。
だが私はお前の事を
嫌っても好いてもいないと。
郭開らと違って私は
お前のことなどどうでもいい
私の興味は快楽に溺れていた
父王を越える快楽の極みに
達する事だけだ。
故にお前のジャマをするような
バカなマネはせぬと。
王なら国の事を考えるべきだと
諫言する李牧をあしらった
幽繆王は告げる。
余計なことは考えず
戦いに集中しろ。
邯鄲の兵だろうと
何でも好きに動かせばよい。
私がいつまで快楽の玉座に
いられるかはお前に掛かっている
そう不敵に笑みを浮かべていた。
元よりそのつもり
趙国を滅ぼさせはしないと
返す李牧は幽繆王から
これからの事を問われ語る。
仕込みはぬかりなく
まずはこの”閼与”で
王翦軍・桓騎軍を半分にすると。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに秦軍が北上を開始しましたが
やっぱり李牧の掌の上って感じですね。
秦側も李牧を最大限に警戒して
彼の者の狙いをも
戦略に入れているとは思いますが
どうにも勝てる気が・・・。
もちろん李牧も無敵ではなく
王翦や桓騎も李牧に匹敵する
将なのは間違いないんですが
どうにも嫌な感じが拭えないなと。
万全の準備を整えて
秦を迎え討つ李牧は
これまでにない程
強敵なのは間違いないでしょうね。
これに打ち勝つには
どうにかして李牧の想定を
上回る必要があり
できなきゃ負けるだろうなと。
とりあえず秦と趙を比べて
一番勝っているのは
王としての器でしょうね。
今回幽繆王が登場しましたが
思っていた以上に
クズなのは間違いないですし。
なんにしても趙にとっても
李牧にとっても正念場ですので
これまでにない程の
大戦になるでしょうね。
そして秦もまた中華統一のため
ここで止まるわけにはいかない以上
白熱した戦いになるのは
間違いないかと。
こういう戦いこそがキングダムで
一番の魅力だと思いますので
どういう戦いになるのか楽しみです。