2022年6月15日発売の
週刊少年サンデー 2022年29号に
掲載されている
君は008 第207話の
ネタバレ&感想になります。
第207話 怒りの始まり
内容ネタバレ
新技で一瞬勝機を
掴みかけたエイト達。
しかし怒りを取り戻した
アンガストを相手に
一転して窮地に陥っていた。
一撃食らえば終わりという
アンガストの攻撃を
必死に躱すエイトとあやめ。
その一撃は船体をも傷つけるも
常に重要箇所は外しているらしく
船は未だ沈んでいなかった。
そんな状況の中
エイトを庇い傷を負っていた
あやめが痛みに態勢を崩してしまう。
その隙をアンガストが
見逃すはずもなく!?
絶体絶命の窮地に陥ったあやめだが
間一髪のところで救ったのは
船の操作系に侵入することに
成功した野原だった。
その後も野原の機転もあって
辛うじてアンガストの猛攻を
防いでいたエイト達。
激しさを増す戦いの中
何か思い出したのかアンガストが
突然、分かったぞ!と叫び
エイトに語り掛ける。
さっきの怒りが
一瞬だけ消えたあの感覚!!
思えば遠い昔一度だけ
あれと同じ感覚を
味わった事があった・・・!!
この汲めども汲めども
尽きる事のない怒り・・・
それが消えたたった一度の経験だと。
それを思い出したアンガストは
自らの半生について語り始める。
遺伝子を改良した新人類である
”ドグラ・マグラ”の創成期・・・
実験的に作られた”感情純化型ドグラ”
その四人が我らクワドロ。
感情とはつまり喜怒哀楽。
当初ドグラ・マグラ様は
感情を全て取り除くことで
人の弱さを排除しようと試みた。
だが、完全に感情を持たないドグラは
生物として機能せず
そこで試しに”一つ”だけ
感情を与えてみる事にした・・・。
これは実験の名目で
ドグラ・マグラ様の知的好奇心を
満たすためのものであり
・・・”怒り”だけの生物など
自滅するのが道理と思われた・・・。
だが・・・オレは生き延びた!
感情に身を任せず自らを律し
耐えて耐えて耐え抜いた!
それでも怒りは後から後からこみ上げ
その事実は怒る自分にすら
心から腹が立ったが
そんな感情に流される事のない
胆力だけがオレを救った!
だからオレは
胆力を持った者が好きなのだと。
時が経ち、隊を率いるようになったが
ほとんどの者がついてこれず
死んでいった・・・。
そんな中でも
数少ない胆力を持った者だけが
淘汰され手元に残った・・・。
彼らはオレの誇りだったが
その部下達全員を
オレは自らの手で焼き尽くした!
それが作戦として最も
効率が良かったからであり
当たり前のことをオレは
胆力を持って実行した・・・。
・・・そして
もう何に怒ってるのかも
分からなくなった時
そんなオレに声をかけてきたのは
同じクアドロの三人だったと。
そう語ったアンガストは
エイトに告げる。
あの一瞬感じた何かを・・・
小僧・・・貴様からは感じる・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
人に歴史ありとは言いますが
アンガストの過去の話は
中々に壮絶でしたね・・・。
彼らが実験体であることは
なんとなく予想してましたが
首領としては本当に好奇心で
試しただけなんだろうなと。
結果として成功するもしないも
ぶっちゃけどうでもいい
くらいの感覚で。
そんな自滅まっしぐらな実験を経て
今まで生きてきたわけですから
そりゃ強いわけです。
そんな背景が明らかになった
クアドロの四人ですが
何れ”楽”と”哀”の二人とも
戦うことになるんでしょうね・・・。
エイトが相手するかどうかは
何ともいえないところですが
強敵なのは間違いないかと。
なんにしてもクアドロにとって
エイトの技というか存在は
色々な意味で興味深いものに
なりそうですね。
アンガストもエイトに対して
何か感じるものがあるみたいですし。
予告にもエイトと最後の一騎打ち!?
とありましたので
どういう戦いを魅せてくれるのか
次回が楽しみです。