2022年6月8日発売の
週刊少年サンデー 2022年28号に
掲載されている
君は008 第206話の
ネタバレ&感想になります。
第206話 陽だまりのサラブレッド
内容ネタバレ
アララギから助言を受け
新たな技”音無しの貫”を
アンガストに放ったエイト。
アンガストは自身の怒りのシールドが
エイトの攻撃をはじこうと
しなかったことに驚愕し
アララギも精神質量の数値を見て
驚愕させられていた。
事によると閑真君のそれをも
上回るかもしれないと。
アンガストがエイトの一撃を受け
倒れ込んだのを見た野原が
やった!と歓声を上げる中
力を出し切ったエイトの身体は
限界を迎えつつあった。
そんなエイトを心配して
あやめが寄り添う中
アララギは改めて思う。
情を捨てた殺意の一撃は
一流の諜報員であっても
いつまでも躊躇いが残るもの・・・。
ああ・・・彼らの”業”の全てを
私が代わりに背負って
やれたなら・・・と。
アララギはエイト達に声をかける。
”陽だまりの心”が諜報員の真髄、
それは変わらない・・・。
だが、それだけでは解決できない
局面があるのもまた
悲しい真理なのだ・・・と。
そう話した瞬間アララギは
何かに気づいたのか
急ぎエイトとあやめに
そこから離れるようにと告げる。
ふらつき反応が遅いエイトを
守るようにあやめが動いた瞬間
アンガストが二人へ襲い掛かっていた。
庇ったあやめが傷を負う中
立ち上がったアンガストは
先程受けた攻撃について
納得できないらしく叫んでいた。
何だ今の攻撃は!?
完全に意識を持っていかれたが
オレの身体にはキズ一つ
付いていないぞ!
だが・・・オレの怒りのシールドを
ぶち抜くほどのエネルギーで・・・
何故ダメージがないのかと。
その疑問はエイトも同様だったらしく
アララギにその事を尋ねるが
アララギは堪え切れなかったのか
笑いながら告げる。
つまり!君には心の芯に至るまで
殺意というものがないということだ!
このお人よしの固まりめぇ~!と。
流石のアララギも
初めての事例だったらしく
困惑を隠せずにいたが
アンガストは空を仰ぎ呟く。
だがおかしい・・・。
ない・・・感じないのだ!
我が身内から・・・怒りが消えた?
その言葉にアララギは
驚愕しながら
以前閑真に聞いた事を思い出す。
以前閑真は息子について話していた。
うちの息子からはボクとは・・・
何か違う心の力を感じるのだと。
とても性根が優しい子だが
ボクは人の優しさには
二種類あると思っておりそれは
「弱さからくる優しさ」と
「強さからくる優しさ」であると。
人は弱いからこそ他人に同情でき
これは弱さからくる優しさ。
一方で強さは心に余裕を持たせ
これもまた人に優しくする
心の寛大さを持たせる。
閑真は自分は本質的には
弱い人間だと語る。
常に大切な者を失わないか
怯えていると。
でも妻はボクとは違う。
その心の強さからくる優しさで
今日も動物たちを救っている。
そしてうちの息子は強さと弱さ、
その両方の優しさを受け継いでいる
そんな気がするのだと。
その時のことを思い出したアララギは
ハッとした様子であやめに指示を出す。
怒りの精神力が消えた
奴は今・・・無防備であると。
その指示に従いあやめは
アンガストへ攻撃を仕掛けるが
怒りのシールドは無く
攻撃がその身に届いていた。
アンガストは怒りのエネルギーを
生み出すため近くにいた部下に
何かオレを怒らせる事を言え!と指示。
部下はその命令に従い
アンガスト様のバ~カと言うが
ヒネリが足ら~ん!と
理不尽に燃やされてしまっていた。
しかしその甲斐あってか
アンガストの身体には
怒りのシールドが戻っており
あやめの攻撃を防いでいた。
アンガストはあやめに何故早く
トドメを刺さなかった!と叫ぶ。
一度見た以上二度は食らわん!
あれが最初で最後の
チャンスだったのだ!と。
そんな複雑な感情に腹が立ちながらも
暴れるアンガストを見て
助けを求める野原をよそに
アララギは複雑な表情を浮かべ呟く。
誰も殺せない・・・
必殺技・・・か・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストにエイトの新技
”音無しの貫”がアンガストに
炸裂したわけですが
何ていうか必殺技?って感じでしたね。
誰も殺せない必殺技って
必殺じゃないじゃん!って
正直思いますが
なんともエイトらしいなと。
ただアンガストから一時的にでも
怒りを無くしたのは
色々な意味で興味深いですね。
結果としてアンガストのシールドを
無効化出来たわけですから
上手いこと使いこなす事が出来れば
かなり使える技なのかも。
まだ使いこなせていないからか
あれを使った後エイト自身も
ほぼ動けなくなってましたので
そこの部分が気になる所ですが・・・。
ともあれあの技を使えるように
なったことで選択肢が
増えたのは間違いないかと。
使いこなすにはまだまだ
鍛錬が必要だとは思いますが
どうなるのか楽しみですね。
それともう一つ気になるのが
予告で書いてあったことについて。
次号、アンガストが
エイトに呼応する!!?
とよくわからない感じでしたので
意味はわかりませんが
なにか起こるのは間違いないかと。