2022年9月15日発売の
週刊ヤングジャンプ2022年42号に
掲載されているキングダム 732話の
ネタバレ＆感想になります。
第７３２話 砂鬼の術
内容ネタバレ
飛信隊歩兵団の活躍で
宜安城開門を成し遂げた秦軍。
一気に城内を制圧し
宜安城を落とすことに成功するが
その代償は大きく
奮闘した田有・竜川・中鉄の
命の火が消えかけていた。
古参の三人ということもあり
その影響は大きく
信も自分のせいだと
自らを責める中
砂鬼一家が姿を見せる。
まだ三人の息がある事を
確認した砂鬼の長・衣央は
宜安に入城できた”礼に”
その男を砂鬼一家が
”治療”してやると言い出し・・・！？
思わぬ申し出を受け
ふざけんな！と反発する信だが
衣央は告げる。
長年死体を切り刻んできた我々は
骨・臓物・”人の体”について
”誰よりも詳しく”その扱いに
精通しているということだと。
それは確かに間違いない事実であり
このままだとどうやっても
助からない以上
信は砂鬼一家からの申し出を
受け入れるのだった。
一方その頃、蒙恬は
陸仙や愛閃と共に
角楼から外を眺めていた。
そうした中、蒙恬は陸仙から
以前話した”他力の二つのこと”
について尋ねられ
その事について語る。
一つは——赤麗城。
開戦前に奪った赤麗城に
生き残った桓騎軍の残党が戻り
入城しそれなりの戦力として
復活することだと。
しかし昨日の李牧の包囲線から
どれ程の兵が脱出できたか
わからないこと。
北部攻略が読まれていた事から
赤麗城はすでに襲われ
奪い返されているやも。
そういう事から
他力頼みを言っているのだと。
そして二つ目の他力は
桓騎将軍が生きているということ。
桓騎将軍がまだ生きていて
赤麗か宜安のどちらかに入城する。
どちらかの軍に合流出来れば
士気は吹き返し
さらに二城に秦軍があれば
敵は力を割かねばならぬ。
そうやって一日でも長く
籠城を続け本国から
援軍が来るのを待つ。
我らが生き延びる道は
それ以外にはないのだと。
日が登り始めた頃
信は那貴や衣央のいる
場所へ訪れていた。
そして睨みつけるように
衣央に声をかける。
砂鬼一家・・・
てめェらはクソだ。
だが今回はお前達の術に助けられた
隊長として・・・礼を言うと。
そう信が頭を下げたことで
那貴も三人が助かったことを喜び
信も険しい表情を浮かべつつも
悔しいが砂鬼一家のおかげだと
その事を認めていた。
衣央は信に告げる。
ならば我らが死体を弄んで
得た知識と術に感謝せねばなと。
信は助けられた事もあって
反論できずにいたが
那貴はまさかそういう目的で
やっていたのかと尋ねる。
その問いに対し衣央は
さァなと答える事はなかったが
その上で桓騎は
無意味なことはしない男だと語る。
あいつがやることには
いくつも意味がある。
あいつが砂鬼を今の姿に
作り変えたのにも
”大きな意味”があった・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
前回の田有に様子から
流石に駄目だと思ってましたが
助かって何より！
それが砂鬼一家によるものだとしても
あのまま死なれるよりも
ずっと良い結果だったと思います。
それにしても治療方法について
描かれたコマがありましたが
手を煮沸消毒して糸で傷を縫うとか
この時代においては
かなりの医療技術でしたね。
それが散々拷問をしてきた
結果から来ているものだとしても
大したものだと思います。
桓騎がそういうことまで
考えてそうさせたのかは
なんともいえませんが
それでもそれがあったからこそ
田有達が助かったのも事実。
万人には認められることはなくても
信達飛信隊の面々からは
多少見る目も変わることになるかと。
話は変わりますが
蒙恬が以前言っていた
二つの他力について説明してましたが
見事に他力本願でしたね（苦笑）
まあ、そうするほかないくらいに
窮地にあるわけですから
仕方ない部分もあるんですが・・・。
なんにしても蒙恬の
思う通りになるかはわかりませんが
桓騎がこのままあっさり
討たれるというのは
まずないと思います。
討たれるとしても
どうしようもないほどに
追い詰められた時でしょうし
そうならない限りは
何かしらやってくれるのではないかと。
というよりもそうしてくれないと
信達も生き延びられないので
他力本願ではありますが
桓騎に期待するほかないでしょうね。