3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 198話 ネタバレ&感想 重たい夢

2022年12月23日発売の

ヤングアニマル 2023年1号に

連載されている3月のライオン 198話

ネタバレ&感想になります。

 

第198話 タイトル不明

内容ネタバレ

 

お茶を用意して

台所から戻る途中

零は冷蔵庫に貼られた

年賀ハガキに目を止める。

 

そのハガキには川べりでナベを

笑顔で囲む人たちが写っており

これがニュースでよく見る

有名な!いも煮!?と

二海堂と共にはしゃいでいた。

 

どうやらそれは山形から届いた

年賀ハガキだったようで

島田は懐かしそうに語り始める。

 

毎年秋になると

あっちこっちで集まって

川辺で遊んで大人は酒呑んで

大人も子供もみんなで食うんだ。

これはもう血だな、山形のと。


自然にあまり縁がない

零と二海堂は自然いっぱいだ!と

羨ましそうにハガキを見ていたが

島田は遠い目をして呟く。

 

ハハ そうだな

自然いっぱいのトコは

遠いからなぁ・・・。

 

奨励会の頃は大変だった。

今でも夜行バスの夢見て

飛び起きるよと。

 

そんな自分の言葉が

きっかけとなったのか

島田は一人思想に耽る。

 

夢はいつも夜行バスか列車か・・・

もしくはそこへ至る地下道・・・

 

——それか農作業のあとの

苦しい程 美しい黄昏の空・・・

 

重たい夢がこれでもかというくらい

染み込んだ布団は持ち上げると

ずっしりと重く

 

夢から飛び起きる日々は

まるで寝ている間に

もう一つの人生を生きているかのようで

何とも言えない疲れを残し

夢は一瞬のうちに霧散する

 

——なのに また

横たわると続きが始まる

 

そして また見るのは

奨励会に向かうオレ

棋士になれなかったと悔やむオレ

 

そして また飛び起き

対局へと向かうオレ

 

——そうか コレが

寝ても覚めてもってヤツか・・・と。


二海堂達に声をかけられ

我に返った島田は

今日やることについて話し始める。

 

次回獅子王戦挑戦者決定トーナメント

ついに桐山対オレになるわけだが・・・

と前置きした上で零に尋ねる。

 

お前 次 何で来る?

それを皆で検討するのはどうだ?と。

 

当然ながらそれを

零が受け入れるはずもなく

逆に島田さんの次の戦型については?

と尋ねられた際には

ごめんこうむると断っていた。

 

そんな冗談はさておき

いつもの通りくじ引きで

内容を決めることに。

 

紙が見当たらないために

近くにあったみかんで代用した

くじ引きで選ばれたのは

前局の零のある一手についてだった。

 

どうやら零以外の全員が

気になっていたらしく

一斉に詰め寄られた零は

その事について説明する。

 

しかし結局相手が強い二海堂

だからこそ応じてくれるだろうと

考えていたから指せた手であると。

 

零にそんな事を言われた二海堂は

ツッコミを入れながらも

嬉しさを隠し切れないようで

二人は見ていてむずがゆくなるくらい

イチャイチャし始めていた。

 

呆れながらも今の説明で

大体の事を理解した島田は

残った零のリクエストを用いた

指定局面を提案する。

 

誰もそれに反対せず決まるが

今日はいつにも増して寒いためか

二海堂がくしゃみをしたことで

新兵器があったことを思い出す。

 

その新兵器とは電気毛布であり

コレ お膳の下でみんなの脚に掛けたら

コタツみたいになるんじゃね?と。

 

実際やってみると

そのあったかさに驚きどうして

今まで気づかなかったんだろうなと

皆できゃっきゃとはしゃぐのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回も前回に続き

島田さんメインの回となりましたが

重い部分と軽い部分が

いい感じに混ざってた気がします。

 

重い部分は島田さんが

これまで経験してきた苦労や

プレッシャーの重さが

まざまざと感じられました。

 

前にも奨励会時代の話が

ちょこちょこと出てましたが

聞くだけでその大変さが

よく分かる話でしたしね。

 

停滞して上がるのに

時間がかかった奨励会時代。

 

バイトで金を稼ぎながら

週に何回か夜行バスや列車で

通う日々を送っていたと。

 

そして山形の期待を

一心に背負わされたことによる

プレッシャーの重さも

とんでもないものだろうなと。

 

島田さん自身はそれすらも

力にしているし出来ていると思いますが

だからといって重さが

負担にならないわけがないですからね。

 

そういう日々を送ってきたから

送っているからこそ

胃に甚大な被害があるんだろうなと。

 

それに引き換え軽い部分については

零と二海堂が相変わらず

イチャイチャしてましたね(笑)

 

まあ、仲が良くてなにより

という思いもありますが

それを見せられる島田さん達は

呆れたような素振りを見せていたので

あ~わかったわかった

って感じなんだろうなと。

 

それに島田さんと零が冗談っぽく

次回対局するにあたって

互いの戦型について触れていたのも

かなり良かったと思います。

 

なんていうかアットホームというか

ギスギスした感じがないところが

島田研究会らしいなと。

 

以前重田と二海堂の対局で

重田が落ち込む様子が描かれましたが

今の様子を見る限り

全く問題ないようにみえますしね。

 

とまあ、そんな感じで

島田さんについての理解が

進んだ回でしたが

次回も島田さんメインの回に

なるんですかね?

 

とりあえず予告には

”つづく”とだけありましたので

次号は恐らく休載になるかと。

 

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