雑誌掲載最新話 君は008

君は008 最新 第234話 ネタバレ&感想 アンガストとの約束・・・

2023年1月11日発売の

週刊少年サンデー 7号に

掲載されている

君は008 第234話

ネタバレ&感想になります。

 

第234話 泣かなかったよ

内容ネタバレ

 

絶望していた事を認めつつも

ファントムは笑みを浮かべ語る。

 

ただし、それは

ついこの間までの話だ・・・。

 

真友の息子が・・・

ヒョッコリ現れるまでのな!と。

 

その言葉を聞きティティアは

それがエイトの事を

言っているのだと気づく。

 

ファントムはしかも聞けば

真友までもまた生きていると

いうではないか・・・

呑気に絶望などしていられるか!と

反撃に移る。

 

確かにオレの魂は死に穢れ

絶望の淵にある・・・。

 

だが!こうなればもう一地獄・・・

味わってから逝くのも悪くない!と。


攻撃を躱しながら

ティティアは無理しないで

さっさと死ねばいい・・・と毒づくが

ファントムは告げる。

 

そういう貴様こそ既に

絶望しているんじゃないのか!?と。

 

それはティティアにとって

図星だったらしく

ファントムに押されつつある中

エイトは再び彼女の記憶に触れる。

 

その記憶の中でティティアは

首領に告げられる。

 

なんだ?君、人類のバグである・・・

”情”が芽生えてないか?と。

 

そして忌々し気な表情を浮かべ

確かに”哀しみ”の感情だけに

純化したはずなのに・・・。

 

うん ティティア君

君は・・・まごうことなき

”失敗作”だよ!と。

 

その時の事を思い出したのか

ティティアは涙を流しながら語る。

 

哀しみという複雑な感情を

強引に発現させた私の中で・・・

その”バグ”は引き起こされてしまった。

 

私はドグラとしても失敗作・・・

中途半端な存在・・・!!だと。

 

そんな彼女にファントムは

辛かろうと止めを刺そうとするが

ティティアはだけど・・・と

今は亡きアンガストを想う。

 

あの人は・・・

私の運命に怒ってくれた・・・。

 

ありがとうと礼を言い

私もあなたの怒りに満ちた人生を

哀れんであげるね・・・

私には哀しみしか無いから・・・。

 

そう話した私にアンガストは言った。

もしお前が死んでも

オレは・・・怒らない・・・!

 

だから・・・お前もオレが死んだ時

哀しまないでくれと。

 

そんなの・・・無理だよ・・・と

ポロポロと涙と流す私に

アンガストはその涙を拭い告げる。

 

・・・ならばせめて

涙を、流さないでくれと。


そんなアンガストの望み通り

ティティアは彼の命を奪った

エイトを前にしても笑みを見せていた。

私・・・泣かなかったよ・・・!と。

 

劣勢にあったティティアの

纏っていたオーラが変わる。

 

それは負の精神エネルギーではなく

それを見たエイトは理解する。

 

やっぱり彼女は

”愛情”を持っており

しかもその相手を自分が

手にかけたこと。

 

そしてこの悲しみの連鎖を

誰かが断たなければならないのだと。

 

先程までとは一転して

強力なオーラを纏ったティティアは

ファントムに今までにない程

強力な攻撃を繰り出し問いかける。

 

あなたは言ったわね?

友情や愛を喪った者こそ

最も深い哀しみを得るって・・・!

今の私にあなたが勝てて!?と。

 

その問いに対しファントムは

ボソ・・・と呟く。

 

ああ。勝てるぜ・・・。

何故ならお前は、

今は「一人きり」だからなと。

 

そう呟いた瞬間

エイトが二人の戦いに介入し

ファントムはそれに合わせて

反撃に移っていた。

 

その哀しみ・・・

今終わらせてやる!

 

すまない・・・

”哀”のクアドロさん!

 

ファントムとエイトの思いと共に

力を合わせた二人の一撃は

ティティアに振り下ろされ・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

なんていうか

すっきりしない形での

結末となってしまいましたね。

 

ドグラ側にも色々事情があって

ティティアとアンガストの間にも

確かに愛情があったのは間違いないかと。

 

だからこそティティアは

あれ程までに強い力を土壇場で

発揮することができたんだろうなと。

 

ただそんな愛情を向ける相手の

命を奪ったのはエイトであり

それも紛れもない事実なわけで・・・。

 

エイトとしては色々な意味で

考えさせられる戦いだったと思います。

 

最後のページを見る限り

ティティアの命を奪う結末に

なったみたいですしね。

 

これまでエイトがあそこまで

決定的に命を奪うシーンは

なかったと思いますし・・・。

 

それはそれとして

誰が一番悪いのかと言われれば

やっぱり首領でしょうね。

 

アンガストやティティアは

言ってみれば彼の実験対象であり

犠牲者といっていい存在ですし。

 

さらに言ってしまえば

ティティアは失敗作呼ばわり

されていたわけですしね。

 

なんとも哀しい結末になりましたが

結局のところ原因となった

首領を倒さないと駄目なんだろうなと。

 

諸悪の根源なのは間違いなく

倒さなければティティアたちのように

犠牲者も増える一方だと思いますしね。

 

まあ、それが為されるのは

この作品が終わりを迎える

直前くらいだと思いますので

その時が楽しみです。

 

それはさておき

今回でティティアとの戦いが

ほぼ終わりましたので

次回は違う展開になるかと。

 

予告に次号、決着と——中野奪還

次のステージへとありましたので

新たな展開に移りそうですね。

 

それがエイト視点になるのか

それとも別視点になるかはわかりませんが

続きがどうなるのか楽しみです。

 

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