2023年10月4日発売の
週刊少年サンデー 45号に掲載されている
葬送のフリーレン 第114話の
ネタバレ＆感想になります。
第１１４話 勇者の剣
内容ネタバレ
皇獄竜を打ち倒し
聖堂を探索した勇者一行だが
女神の石碑の情報はなかった。
無駄骨かと零すアイゼンに
ヒンメルはそうでもないと
笑みを浮かべる。
皇獄竜が討たれて
この地方がまた一つ平和になった。
無駄なことではないと。
ここでの探索も終わり
次の集落へ向かうことになるが
アイゼンが一人足りない事に気づく。
そして一行は目にする。
またフリーレンがミミックに
かじられている光景を・・・。
次の集落でも情報収集する一行だが
開拓されたばかりの村だったようで
欲していた情報はなかった。
しかし村には鍛冶屋をやっている
キーゼルという百年以上生きている
ドワーフがいるらしく
何か知っているかもしれないと
会いに行ってみることに。
村の郊外に住むキーゼルは
見るからに気難しそうなドワーフだったが
ヒンメルが名乗ると家に迎え入れられることに。
どうやらキーゼルは
ヒンメルのことを知っているようで
あの勇者ヒンメルか・・・と語り始める。
北に行けば行くほど
魔王軍による被害は大きくなっていく。
希望に繋がる噂は広がり易く
断頭台のアウラの軍勢を退け
不死なるベーゼも討ち取った。
救われた地方は数知れず。
その武勇をこの村で知らぬものはいないと。
勇者の中の勇者だと言う者もいる。
その言葉を聞きヒンメルが
あからさまに調子に乗る場面もあったが
話は女神の石碑の話に。
キーゼルは女神の石碑について
詳しい情報は持っていなかった。
しかし自分が昔住んでいた村の村長の家に
女神に関する文献がいくつかあったはずだと。
その村について尋ねるハイターだが
キーゼルは交換条件として
ヒンメルの剣を見せて欲しいと言い出す。
勇者の剣を一目拝みたいと。
勇者の剣がレプリカであると知るハイターは
心配そうにヒンメルを窺うが
ヒンメルは構わないさとキーゼルに剣を渡す。
そして剣を抜いて見たキーゼルは気付く。
ヒンメルはレプリカであることを話すが
キーゼルは知っていると剣に目を向ける。
ずっと昔鍛冶屋を始めたばかりのころに
帝都の商人に頼まれて作った物だと。
ヒンメルから中央諸国の辺境の村で
行商人から魔物退治のお礼にもらったと聞き
数奇なものだと呟く。
流れに流れてそんな遠くまで
辿り着いていたか。
そして今儂の元に帰ってきたと。
キーゼルは剣を鞘に戻し
ヒンメルにこれよりもお前に
ふさわしい剣はいくらでもあるとして
いくつか奥から持ってこようとするが
ヒンメルは待ってくれと声をかける。
キーゼルは代金を取ろうというわけじゃなく
これは儂なりの感謝の気持ちだと語る。
勇者の剣を模して作られた
偽物のこいつはどこかの好事家の
収集品として眠るはずの物だった。
それが何かの間違いで
勇者の手に渡り、勇者と旅をし
まるで本物の勇者の剣のように活躍したんだ。
この剣も本望だろうさ。
勇者ヒンメル。
儂の剣をここまで連れて来てくれて感謝すると。
そんなキーゼルに気持ちに
喜びながらもヒンメルは告げる。
その言葉はまだ早いよキーゼル。
この剣はもう僕の相棒だ。
魔王の討たれた平和な世界まで連れていくと。
その言葉を聞いたキーゼルは
そうかと目を瞑ると
切れ味が落ちていると
ヒンメルの剣を研ぎ始めるのだった。
剣を研ぎ終えたキーゼルは
ヒンメル達を村に続く山道へと案内する。
この山道をまっすぐ行った所に
儂が昔住んでいた村がある。
だが気をつけることだ。
今は魔物の巣窟になっていると。
望むところだと笑みを浮かべ
キーゼルに見送られながら
先へと進む一行。
そして村に辿り着き
魔物たちを目にしたヒンメルは
笑みを浮かべながら剣を抜く。
また一歩、この剣で平和な世界への道を
切り開くことができると。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ！
感想
今回はヒンメルの剣である
勇者の剣についての話でしたが
まさか製作者が登場するとは驚きました。
製作者としてみれば
まさか偽物として作った剣が
勇者として活躍するヒンメルの剣として
またここに戻ってくるとは
思いもしなかったでしょうね。
そしてヒンメルが自分の相棒だとして
これからも活躍するだろうことに
鍛冶屋として何よりも嬉しかっただろうなと。
まあ、鍛冶屋になった初期の作品らしいので
少し気恥ずかしいという思いもあったでしょうけど
それでもこの剣が多くの人を救い
これからも救い続けていくわけですからね。
それはそれとして今回も
女神の石碑についての情報が
手に入らなかったのはちょっと予想外でした。
ヒンメルとしては無駄足ではなく
また一つ救うことが出来て満足そうですが
マジで情報らしい情報がないですね。
これはこれで冒険しているという
気になるんでしょうけど
いい加減何かあってもおかしくないかなと。
キーゼルに教えてもらった村で
何かしら情報があるといいんですが
これも無駄足になるような気もしますので
まだまだこの旅は続くことになりそうな気も・・・。
それだけ女神の石碑についての情報が
少ないんでしょうけど
そろそろ進展して欲しいものです。
ちなみに次回については休載で
続きは10/18発売の47号にて掲載予定とのこと。