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キングダム 最新 第849話 ネタバレ&感想 李牧とカイネ

2025年9月11日発売の

週刊ヤングジャンプ 41号に掲載されている

キングダム 第849話

ネタバレ&感想になります。

 

第849話 契り

内容ネタバレ

 

民衆からの熱狂的な声に見送られ

邯鄲を発った李牧達だが

そうした中、傅抵は本当に五万出してくれたと

爆笑しながらも口を開く。

 

しかしどうしちまったんだ俺達の王様は

随分協力的じゃねェか。

遊び過ぎて良い方におかしくなったか?と。

 

他の者達がその不敬な発言を窘める中

表情を暗くしていたカイネが李牧に訊ねる。

 

先程 王に戦が終わったら王道を教えるようなことを

おっしゃいましたが本気ですか?と。

 

そんなカイネの問いかけに対し李牧は語る。

この先遷王を廃して嘉様を王座につける

というのはさすがに道を外します。

ならば現王の遷様を正しく導くしかありません。

 

たしかに遷様も前王同様に

問題を抱えていますが自身の中に

何か変化が生まれつつあるように感じますと。

 

それは他の者も同様だったようで

同意する声が上がるが

カイネは下を向いていた。

 

でもそしたら戦が終わっても朝廷に・・・

邯鄲に腰を据えることに・・・

 

その声は小さく他の者達には聞こえなかったものの

李牧はそんなカイネにちょっと話がと声をかけ・・・


一方その頃、新鄭前には趙へと向かう

秦の軍勢が集結していた。

 

兵士達が固唾を呑んで見守る中

信は元韓の軍勢を率いるヨコヨコに

準備はいいかと声をかける。

 

心の準備もだぞと笑みを浮かべる信に

ヨコヨコが勿論だと手を上げると

それに応えるように元韓の兵士たちが声を上げる。

 

李信将軍!李信将軍!

そう秦の旗を掲げる元韓の軍勢に

飛信隊の面々は驚き、信もまた

とりあえず共闘できそうだなと笑みを浮かべていた。

 

そうこうしている間にも

録嗚未らの準備も終わり

よし俺らも急いで・・・と

信が出発しようとした瞬間

羌瘣隊から大歓声が上がっていた。

 

一体何事かと思い戸惑う信達だが

次の瞬間羌瘣が煌びやかな鎧を纏って姿を見せる。

 

隊の象徴とも言える羌瘣の姿に

羌瘣隊の面々が目を奪われる中

信が各軍勢に見える場所へと姿を見せる。

 

そして矛を手に声を上げる。

李信だ。これから俺達は趙攻略の戦いに出陣する。

 

今回の戦いは他からも強軍がいくつも参戦する

今までで一番どでけェ戦になる。

 

これで趙を討てなきゃもう二度と討てねェ。

それくらい全力でぶち当たりにいく戦だ。

 

敵はもちろんあの李牧だ。

趙も命がけで戦ってくる。

 

だが最後に勝つのは俺達だ。

李牧を討つのはここにいる俺達飛信隊だと。

 

その声に飛信隊の面々が声を上げる中

信はヨコヨコ軍に声をかける。

 

ヨコヨコ軍も飛信隊所属だ。

同軍として命を預け合う仲間だってこと忘れるなと。

 

その言葉にヨコヨコたちが声を上げる中

信は録嗚未軍にも声をかける。

ついでに録嗚未達も飛信隊だと。

 

その言葉は録嗚未に否定され

冗談だと判っている者達から

笑い声が上がる中

信は各軍に出陣を告げる。

 

全軍趙前線地に向けて出陣。

李牧の首を取り邯鄲を落とすぞ!と。


飛信隊六万(羌瘣隊含む)

録嗚未軍六万(隆国軍 干央軍含む)

ヨコヨコ軍五万

総勢十七万の超大軍が新鄭より出陣。

 

そんな彼らが出陣する様子を

騰と寧姫が新鄭の城壁から見ていた。

 

寧姫はこの戦いがこれまでにない程

大きく厳しい戦いになることを

理解しているらしく表情を固くしていた。

 

騰はそんな寧姫に趙国の強さを語る。

趙は領土も広く軍力もしっかりあります。

そして何よりこの中華で最強では

と思われる李牧がいます。

 

・・・秦軍はもはや最終決戦のつもりで

全力でぶつかりにいきます。

そして李牧もこのことを十分理解しています。

 

間違いなくこれから始まる戦いは

両軍にとって最も・・過酷なものとなるでしょうと。

 

そう語る騰に対し寧姫は

将軍は本当は・・・と口にするが

騰はその言葉を遮るように口を開く。

 

寧様 対趙の戦いも重要ですが

潁川郡が治まることも同様に重要です。

 

そしてその道のりはまだまだ始まったばかりです。

我々はここで我々の務めを全うしましょう。

彼らの武運を祈りながらと。


一方その頃、李牧から声をかけられたカイネは

武安へ向かう軍と離れ、李牧に先導されるまま

近くの森の中へと入ることに。

 

普段人が通ることがないのか

道なき道を進むとそこにはある建物があった。

 

カイネはその建物を見て

どこか厳かな感じを覚えており

李牧はその建物を前に語る。

 

ここはその昔趙に吸収されて居なくなってしまった

夏錘という族集落の婚礼の式場跡ですと。

 

婚礼の式場跡という言葉を聞き

驚くカイネを馬から下ろした李牧は

カイネに語り掛ける。

 

あなたは雁門の時から今に至るまで

ずっと側にいて私を支えてきてくれました。

あなたの存在に私は何度も救われています。

 

しかしこれから始まる戦いは今までになく

大規模で広域に離れて展開されます。

 

それ故 開戦すればカイネとは

いつどこで会えるか分かりませんと。

 

その言葉を聞きカイネは

どこにいようと李牧様の危機には

必ず駆けつけますと声を上げるが

李牧はそうしなくていいように

今ここに来てもらいましたと語る。

 

本当は戦に勝利してから

伝えようと思いましたが

番吾の時もそう思いつつ

戦後処理に追われ出来ませんでした。

なので今ここで伝えます。

 

私の妻になって下さいカイネ。

この状況で幸せにするとは言いにくいのですが

もし受けてくれるのならこの契りは

二人が離れていても互いの強い支えにきっとなります。

 

どうか――と言葉を続けようとした瞬間

カイネは李牧の胸に飛び込み

言葉にならない程に泣きじゃくるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回遷が五万もの兵を新たに

追加するよう指示しましたが

滞りなく行われたみたいですね。

 

王都軍からの五万ということで

その練度はかなり高いでしょうし

李牧たちにとってこれ以上ない程

ありがたい戦力だと思います。

 

秦軍にとっては反対に

敵に強兵が増えたことで

厄介以外の何者でもないですが・・・。

 

それはそれとして新鄭にいた飛信隊も

ついに趙へ向けて出陣したわけですが

あの場で信が皆に声をかけたということは

形式的にではありますが、あの軍を率いているのは

信ということになるんですかね?

 

経歴的には録嗚未が一番上なのかなと思いますが

韓との戦いで信が副将だったというのも

大きいのかも。

 

まあ、趙に到着したら恐らく大将である

六将・王翦の下で戦うことになるとは思いますが

形だけでも十万を超える軍を率いる程に

成長したと考えると感慨深いものがあります。

 

それはそれとして李牧とカイネですが

ついに契りを交わしましたね。

 

ずっと李牧を慕っていたカイネにとって

これ以上ない程に幸せな瞬間だったと思いますが

なんていうか私的にはやっちゃったな・・・と。

 

これからこれまでにない程の大戦ということで

李牧がそうしたいと思うのも分かりますし

このタイミングだからこそというのも

十分に理解できることではあるんですが

これはまさにフラグなのではないかと。

 

命が懸かった戦いに挑む際に

そういったフラグを建てるのは

もう王道ともいえるものではありますが

どうしても邪推してしまいますし・・・

 

まあ、それがフラグだったのかどうかは

そのうち分かることだとは思いますが

読者の中にはこれで秦の勝ちだと思う人も

少なくないかなと。

 

なんにしてもまだ軍勢が集結していませんので

飛信隊らが趙の前線に到着してからが

本番だと思いますので

戦の始まりはもう少し後になりそうです。

 

姚賈の動きも気になるところですし

いざ大戦が始まるまで何が起こるのか楽しみですね。

 

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