2024年11月8日発売の
別冊少年マガジン 12月号に連載されている
アルスラーン戦記 133話の
ネタバレ&感想になります。
第133章 暗雲のエクバターナ
内容ネタバレ
雷音と共に暗雲がエクバターナに
覆いかぶさろうとしている中
死んだはずの英雄が姿を見せたことで
各将たちは混乱の中にいた。
キシュワードの前にはマヌーチュルフ
トゥースの前にはハイルが。
サームの前にはガルシャースフ
ヒルメスらの前にはカーラーン
クバードとイシュファーンの前にはシャプール
そしてアルスラーンやダリューン達の前には
ヴァフリーズの姿が・・・!?
亡くなったはずの伯父上ヴァフリーズと
相対するダリューンは
伯父上の偽者かと訝しみながら剣を振るうが
アルスラーンは涙を浮かべながら
・・・偽者などではないと零す。
私はあの剣筋を知っている・・・
間違いない・・・
大将軍ヴァフリーズであると。
剣戟の末、未だ戸惑うダリューンの
兜を吹き飛ばし傷を与えた
ヴァフリーズは告げる。
我が甥よ なんと不甲斐ない。
「戦士の中の戦士」など
名乗るはおこがましい。
おぬしごときではパルスを
守ることはできぬ。
蛇王様の力を借り隠り世より戻ってきた
このヴァフリーズの手で
惰弱な王子とともにここで死ねと。
一方、キシュワードもまた
マヌーチュルフと激しく戦りあっていた。
その激しさに兵達は加勢すべきなのか
あれは本当にマヌーチュルフなのかと
混乱していた。
しかしキシュワードの攻撃を躱し
兵達のもとへ近づいたマヌーチュルフは
声をかけてきた兵達を惨殺し
再びキシュワードへと襲い掛かる。
キシュワードは養父上であって
養父上ではない!
もはや話の通じる相手ではないと応戦。
そして救援しようとする兵士たちを止め
一人で相手にするキシュワードに
マヌーチュルフは告げる。
なぜアンドラゴラス王は
ルシタニア王に殺された。
王のそばにおっておぬし何をしておった。
この無能が 死んで王に詫びよ!と。
そう罵るマヌーチュルフを
ギーヴが後ろから首を切り裂くも
マヌーチェルフは動けなくなるどころか
血の一滴すらも出ていなかった。
相手がこの世の者ではないと理解したギーヴは
冴えない様子のキシュワードに
手を貸した方がいいかと尋ねるが
キシュワードはそれを断り
俺が片を付けると返す。
そしてギーヴをアルスラーン殿下が
心配だとしてそちらへと向かわせると
ハイルと相対しているトゥースに声をかける。
俺はこっちで手一杯だ。
ハイルのことは頼んだぞと。
エクバターナの空を
気味が悪い雲が覆い隠そうとする中
アルスラーンの仲間たちもまた
それぞれやるべきことをやっていた。
ファランギースはエステルらと共に
グラードの元を訪れ、保護してきた
逃げ遅れたルシタニア人を城外に
移動させてほしいと頼んでいた。
王都にはルクナバードを抱いていた
ルシタニア兵の姿もあり
民たちが上空の黒い雲を見て騒然とする中
・・・来る・・・と震えていた。
大雨だな これは
王が身罷ったので天が泣いている
と民たちが考えていたところ
黒い雲から羽を生やした怪物たちが
次々と王都へと降り立つ。
民たちが異形の怪物たちを前に戸惑う中
怪物たちは次々と王都の民へと襲い掛かり!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
亡くなったはずの万騎長らと
戦うことになったわけですが
あれって魔導士が操っているわけではなく
蛇王の力によるものっぽいですね。
てっきり彼らの体を魔導士が一人ずつ
操っていたとばかり。
そうなると下手をすると
魔導士たちの介入も考えられるわけで
もっと事態が悪くなる可能性もあるかも。
確か前に蛇王も王都に向かってましたし。
それにしても意外といったら失礼ですが
ヴァフリーズってあんなに強かったんですね・・・。
もちろんダリューンが本気で戦えば
勝てる相手だとは思いますが
相手は慕っていた伯父上ですし
何とも言えないところかなと。
まあ、ヴァフリーズの剣が
アルスラーンに向けられれば
そんな感情もなくなるとは思いますけどね。
ともあれそれぞれ万騎長という
英雄レベルの相手ということで
あっさり勝てる展開にはならないかと。
それにギーヴが隙をついて
マヌーチュルフの首を切った際にも
ダメージらしきダメージも
なかったように見えますし・・・。
正直どうすればいいのかわからない中で
さらに王都に異形の怪物たちが襲来と
刻一刻と事態が混沌とする中
一体どうなるのか楽しみです。