2024年9月9日発売の
別冊少年マガジン 10月号に連載されている
アルスラーン戦記 132話の
ネタバレ&感想になります。
第132章 隠り世の戦士
内容ネタバレ
アルスラーンの元へ姿を見せたギーヴだが
あまりの光景に戸惑っていた。
・・・どうなってるんだ・・・?と
困惑するギーヴに対し
アルスラーンはキシュワードに
伝えてきてほしいと声をかける。
さらにエラムにはジムサとザラーヴァントに
アルフリードにはメルレインの元へ。
アンドラゴラスの死を・・・
国王陛下はルシタニア王に引きずられ
ともに塔から転落して身罷られたと
・・・伝えてくれ。
パルス人同士もう争うことはないのだと
・・・しかと伝えるのだと。
アルスラーンの言葉を聞いたギーヴは
周りの状況やタハミーネ
そして足元に落ちている血のついたナイフを見て
粗方の状況を察したのか
・・・御意と命を受け入れるのだった。
両国の王の訃報が届き
王都にいる者達は騒然としていた。
アルスラーン達のいる塔にも
その声は届いており
アルスラーンはタハミーネの前に膝をつき
混乱を鎮めるため民の元へ行くことを告げる。
国王陛下の御身とともに
しばしの間この場でお待ちいただけますか
すぐに人を遣わせますゆえと。
タハミーネはそんなアルスラーンの
悲しそうな顔をじっと見つめた後
もう私の許可を得る必要はありません
好きにお行きなさい アルスラーンと
涙を一滴零すのだった。
ダリューンらとと共に
城内を歩くアルスラーンは
すっかり荒らされた中庭に見て足を止める。
そしてヴァフリーズから
ここで訓練を受けていたのだと
嬉しそうに話しながら
中庭へと足を踏み入れるが
そこには亡くなったはずのヴァフリーズの姿が。
ヴァフリーズはあまりの事に
呆然とするアルスラーン達へと襲い掛かり
ダリューンが辛うじて防いでいた。
一方その頃、キシュワードの前にも
亡くなったはずのマヌーチェルフが姿を見せる。
キシュワードの義父であるマヌーチェルフを見て
兵士達は生きておられたのかと
喜び勇んで駆け寄るがその瞬間
マヌーチェルフによって斬り捨てられていた。
怯える兵士達をよそに
臨戦態勢に入るギーヴだが
あることを思い出す。
あの時首を晒されていたのは
大将軍ヴァフリーズと
万騎長マヌーチェルフ
それと万騎長ハイルであると。
まさか・・・と思った瞬間
今度は兵士達の背後から
亡くなったはずのハイルが姿を見せ・・・。
一方その頃、玉座の間にいた
ヒルメス一党の元にも
アンドラゴラスの訃報が届いていた。
実際に相対したヒルメスが
・・・にわかには信じられぬなと訝しむ中
サームは私が確認してまいりますと
幾人かの兵と共に外へ。
そして城内にいたものに
アンドラゴラス王の噂について
何か知らないかと声をかけるが
その姿を見て驚きのあまり動きを止める。
・・・そんな・・・バカな・・・
おぬしはエクバターナを守って死んだはず・・・
ガルシャースフ・・・!と。
その頃、玉座の間にも
いるはずがない人物が姿を見せる。
ヒルメス達は誰だ?と扉へと目を向けるが
そこにいたのは亡くなったはずのカーラーンだった。
亡くなったはずの父の姿を見た
ザンデが呆然としつつ父上・・・?と呟く中
ヒルメスもまたあまりの事に一瞬動きが止まるも
すぐさま思い直す。
いやカーラーンは死んだ!
アルスラーンめに倒された!
ここにいるこいつは何だ!!?と。
玉座の間へと姿を見せたカーラーンは
どこからともなく槍を手にすると
呆然としているヒルメス一党へと襲い掛かる。
兵士達は為すすべなくやられ
その刃は息子であるザンデにも向けられるも
間一髪のところで躱していた。
いち早く剣を抜いたヒルメスは
ザンデに襲い掛かったカーラーンに斬りかかるも
生前と同じかそれ以上の槍の腕を発揮する
カーラーンを仕留めることは出来なかったものの
一先ず間合いを離す事に成功する。
一言も言葉を発することなく
槍を構えるカーラーンの姿を見て
ヒルメスはあり得る筈がない事態を
引き起こしたと思われる
魔導士達に対し声を上げるが・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
アンドラゴラスが亡くなりヒルメスにも勝った
アルスラーンが王位を継ぐことに
何も支障がなくなったわけですが
やっぱりそうはいかないみたいですね。
前回のラストでも亡くなったはずの
シャプールが姿を見せてましたが
今回は亡くなったパルスの将軍たちが
勢揃いといった感じ。
恐らくというか間違いなく
魔導士達によるものだとは思いますが
あれって一体何なんでしょうね?
亡くなった将軍達の体を操っているのか
それとも作り出しているのかはわかりませんが
ヒルメスと真っ向からやり合えていた
カーラーンを見るに生前かそれ以上の強さなのかも。
どちらにしてもどの将軍も
関りが深い人物の前に姿を見せている事から
動揺を誘うのが目的なんでしょうか・・・。
というよりも今このタイミングで
何故に出てきたのかがわからない。
ヒルメスを王位に就けたいのならば
ヒルメス達に襲い掛かるのはおかしいですし
アルスラーンの命が目的ならば
アルスラーンの前に全員出せばいいわけですからね。
なので考えられるとしたら
王都を混乱に陥れることが目的とか?
何にせよ襲い掛かってきている以上
倒さなきゃいけないのは変わらないので
戦いになるのは避けられないでしょうね。
正直本当に倒せるかどうかも
なんとも言えない相手ではありますが
黙ってやられるような面子でもないですし
各所で激しい戦いになるかと。
気になる次回についてですが
次号は休載となり
続きは11/8の12月号に掲載予定との事。