雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第15話 ネタバレ&感想 修行の成果と新たな課題

2024年12月25日発売の

週刊少年サンデー 2025年4・5合併号に掲載されている

界変の魔法使い 第15話

ネタバレ&感想になります。

 

其の十五 魔法使いと玉

内容ネタバレ

 

~界北東 北陵源――蛇円山~

空中にある扉から出てきた世無は

手にしていた札を使い

鳥のような使い魔を呼び出し告げる。

 

千樹の魔法使い公式の文として

優雅に振る舞うようにと。

 

そう命じられて行っておいでと

送り出された鳥は

綺麗な羽を羽ばたかせて

どこかへと飛んでいき・・・


~莿天城~

はじめます。と構えた王子は

世無が見守る中、修行の成果を披露する。

 

目に宿る魔力を使っているのか

目に指を向けた次の瞬間

王子の周りにはいつもの結界ではなく

異なる三つの結界が作られていた。

 

それを見た世無から

説明を求められた王子は語る。

 

まず、魔力は体の中を流すより

目から直接取った方が早いのでそうしています。

 

課題は直線と円の骨組みで

実用的な盾型結界を作れ

ということでしたので三種作りました。

 

もっとも早くて使い勝手の良い角型。

早くてそれなりの強度のある円型。

それなりの速さとまあまあの強度がある混合型。

 

消費する魔力の量は順番に高くなります。

僕には正直さほどの違いはありませんが・・・

一度に何枚も出す場合などは

簡単な骨組みの方が運用しやすいと思いますと。

 

他に気づいたことは?と言われ

王子はさらに言葉を続ける。

 

ええと・・・距離についてですが――

魔力を投げれば、とりあえず

自分の見える所には作れます。

 

これはもう少し試行をくり返してみないと

分からない所が多い感じですと。

 

王子の説明を聞いた世無は

まあ大体いいだろうと合格を言い渡し

それを聞いた王子はでは・・・と

そろそろ、護身術以外のやつ

教えてくださいよと願い出る。

 

攻撃するとか他者にかけるとかは

まだ早いかもしれませんが

それ以外のものなら危なくないと

思うんですけどと。

 

しかし世無は呆れた様子で

王子に対して言葉をかける。

 

・・・お前な、簡単なものを

組み立てただけとはいえ

自分で術を構築するというのは高等技術なんだよ。

 

大体お前に限って

危なくないことなんてないと。

 

納得できない王子は

でも空を飛ぶ術くらいならよくないですか?

と言い返すも世無はそれを無視して

ハイ次――と王子に中心に穴が開いた

綺麗な石を渡す。

 

王子がその石に気を取られる中

世無はそれは玉だと語る。

 

特質――内包魔法式を持つ一等玉だ。

研磨して最低限の加工を施してあるが・・・

まだその特質を解放していないと。

 

―説明―

【玉】ぎょく

魔力を秘めた石のこと。

等級は一等~十等。

 

四等から十等は主に魔力源として利用される。

三等以上はほぼ特質を持つ。

特質が貴重なものをとくに特等玉と呼ぶ。

 

という訳で――

眠っている玉を起こすこと――

これを次の課題とすると。


自室へと戻って来た王子だが

呼んでも叩いてもダメだったことで

どうしていいかわからず悩んでいた。

 

ごろごろしながら改めて玉を見て

やっぱり綺麗な石だと感じていた。

 

櫟江の右目みたいな薄青い空の色――

と彼女のことを思い出していると

夢で見た父親のことも思い出したようで

その目について考える。

 

父上の魔眼・・・

あれは何色というのだろう・・・

白とは・・・違うな。

 

七色の火がはじけるようにギラギラ光って・・・

見つめられると体が強ばった・・・

 

なんでだろう、父上のことは

あまり思い出したくない・・・

 

怖かったからじゃないような

気がするけど――

 

あくる日、王子は書庫係のカボウに

魔法書について尋ねていた。

 

それ専用の書庫はあるというカボウだが

基本主しか入れないらしく

主に許可をもらえと言われ

それは嫌です!と拒否していた。

 

絶対許可してくれないし

関係ない説教が長くなるからと。


そして夜になり王子は

魔法書がある書庫を探すべく

一人城の探索に向かう。

 

その様子を陰から何者かが見ていたが

王子はそれに気づくことなく

もらった鍵を使い探索するが

目的となる書庫へは辿り着けずにいた。

 

うろうろと歩き回るうちに

前に逃走したときに割った窓の外へと

辿り着いた王子は

そっと外の様子を見つつ考える。

 

仙境か・・・ここが結局

どの辺なのかよく分からないけど・・・

僕は・・・この先ここから

出られることはあるんだろうか。

 

櫟江も空飛ぶ術は

全然教えてくれなかったもんな・・・

 

そんなことを考えているうちに

眠くなってしまったようで

王子は今日はこれまでだと

自室に戻り眠りについていた。

 

その様子を見ていた何者かは

世無の元を訪れ報告する。

さんざん徘徊した後、寝ましたと。

 

ご苦労と言われたその人物は

世無に苦言を呈す。

 

やはり私は・・・あれをあまり

自由にさせるべきではないと思います。

早く「契約」してきつく縛りあげては?と。

 

その苦言に対し世無は

宥めるように言葉を返す。

 

そう言うな盧綺ロキ

しばらく見張れと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回ヨウゼンとの対話も終わり

今回は修行の成果を世無に披露するところから

始まった今回ですが

それなりに結果は出たみたいですね。

 

世無の様子からして

及第点と言ったところかもしれませんが

それでもそこまで至ったという事実は

王子にとって十分な成果と言えるのではないかと。

 

そしてついに新たな課題として

玉が渡されたわけですが

なんていうか発動するのも

中々に難しいみたいですね。

 

まああれは一等玉と呼ばれる

かなり等級が高い玉のようですので

難易度もそれに準じているのかも。

 

ただ玉については魔法使いにとって

必要不可欠なもののようですし

王子自身の成長のためにも

避けては通れないでしょうね。

 

王子が空を飛ぶ魔法を使いたいと思うのは

これまでの過去を見る限り

わからないでもありませんが

世無の言うことも最もだと思いますし。

 

なんにしても巻末の予告で

このシリーズは次回がラストのようですので

特質を解放できるかどうかはともかく

ある程度結果は出るのではないかと思います。

 

それはそれとして今回

新たに謎の人物が出てきましたが

あれって妖魔だったり?

 

とりあえず世無の命を受けて

王子を見張っているみたいですが

王子に対してあまり好意的には

思っていないようにも見えますので

これからどうなるのか気になるところです。

 

それと結局前回のラストに出てきた

父親については片目が魔眼らしいというだけしか

結局分からなかっただけに

これからどう絡んでくるのか楽しみです。

 

あの見下すような目を見る限り

王子との仲は決して良くはないでしょうけど

それでも父親ということで

これまた避けては通れないと思いますしね。

 

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