魔法使いの嫁 29話のネタバレ＆感想になります。
第２９篇 Look before you leap.Ⅱ
内容ネタバレ
捨てたのはお前だろう？と言われたステラは
それに覚えがあるのか酷く狼狽えていた。
イーサンがいなくなる前ステラは初めて雪を見て興奮するイーサンに対し
口煩く注意するがそれを煩わしく思ったのかほっといてくれと言われてしまい
売り言葉に買い言葉であんたみたいなわがままな弟いらないと言ってしまっていたのだった・・・。
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ステラは本気で言ったわけじゃないと話すものの
灰の目は言葉や文字は魂のこもる音と形であり誰かに届いてしまえばもう取り消すことはできず
戯れに吐いた言葉でさえ呪いにもなるのだと告げる。
その上で吐いた言葉が”どんなもの”に気に入られるかわからんとして
死んでしまえと言わなくてよかったなと言われてしまう。
そんな灰の目から弟御の名を思い出せるかと問いかけられたステラだったが
何故かその名を思い出せないばかりかチセがイーサンと呼ぶ言葉すらも
認識できなくなっていた。
あまりの事にショックを受けるステラに対し灰の目はそれが縁が切れるということだと言い
縁が切れるとはだんだんと存在を忘れ去られいたかどうかさえ忘れていくのだと説明する。
そんな灰の目に対しエリアスはそれ（弟）を懐に入れてどうする気だと問いかけると
灰の目はぬしに倣って我も弟子をとってもいいかもしれんなと言いつつ
手足の1、2本はとれるかもしれぬし増えるかもしれんがと答えていた。
それを聞いたステラはなんとか止めようと灰の目に掴みかかるが
それを許すはずもなく体ごとすり抜けてしまっていた。
そんなステラに対し灰の目はひとつ遊びをしようかと言い出し
お前も付き合えとエリアスを指さした瞬間
エリアスの足元に巨大な穴が開きチセが手を伸ばすものの穴の中へ落ちてしまうことに。
そして灰の目はお前たち二人で探してみるがいいと告げ
時刻は日没まででそれまでに見つけられればお前たちの勝ちだと説明する。
チセは自分達が不利であり灰の目が何も失わない事に勝手すぎると文句をつけると
灰の目はそんなチセに「己という獣の鼻で死に物狂いで探すといい、冬の日は短いぞ？」
と告げ姿を消すのだった・・・。
灰の目が去った後チセがステラに泣きながら縋られるものの何も言えずにいると
ルツは人の姿になり見つければいいのだとあっさりやるべきことを告げられ
ステラもまたルツに自分と弟を信じろ、そう簡単に繋がりなんて切れないと言われていた。
やるべきことがわかったチセはステラに一緒に探そうと笑顔で声をかけ
灰の目が去る前に言った言葉がヒントではないかと考え
ルツに臭いで探せないか尋ねるが
ルツも少しだけわかるもののイマイチ確証が持てないと言われてしまうことに。
どうすればいいのか頭を悩ませるチセだった獣という言葉から
以前灰の目からもらった毛皮のことを思い出し家まで取りにいくことに。
ルツもチセがなにをしようとしているのかわかったのかあれを使って大丈夫なのかと問いかけると
チセは笑顔でもう自分の場所は決められたからと話すのだった。
一方、イーサンと共にどこか水の中のような場所へ閉じ込められたエリアスは
目覚めたイーサンから色々話を聞くものの要領を得ず
ステラの名前を思い出せないことで泣かしてしまうことに。
そうした中、エリアスは改めて今いる場所について考えながらも
チセが魔法を使えない事に心配し、このような目に遭わせた灰の目を食ってやろうかとなどと
色々考えていた。
そしてエリアスはようやく泣き止んだイーサンに口煩い姉さんなんていらないと言っていたことから
家族というものについて色々聞いていたところ
水の外から地響きのようなものが近づいてきていた。
それは毛皮によって大きな獣と化したチセであり
ようやく見つけたエリアスを見つけたチセは人の姿へ戻り見つけたことに安堵し
エリアスもまたそんなチセをお疲れさまと抱きしめていた。
そしてチセと共にここまで来たステラはイーサンがいる水の中へ入っていき
帰るわよと言っても怒っているから嫌だと言って聞かないイーサンに
あたしがお姉ちゃんじゃいや？そもそも弟なんてあんたしか知らないのだと告げると
イーサンもあんたが姉ちゃんでいいと観念したようでようやく水の中から外へ出るのだった。
そうして二人が水から上がったところで楽し気に笑う灰の目が姿を見せ
楽しい負けだと言い改めてステラに人の言葉は怖いこと、
そしてそれを我らだけではなくもっと上のものも人を見ているのだと告げる。
そして途切れた分のつながりはいただこうと思ったが
こちらのほうがうまそうだ、”返してやろう”とステラがチセからもらった
結晶の花を手に取りその場を後にするがチセとエリアスはそんな灰の目を見て
確信犯であり、二人して遊ばれたことに気付くのだった。
灰の目が姿を消すとそこは森の中ではなく町の中であり
唖然とするステラとイーサンに対し、二人を探していた両親が声をかけていた。
二人の両親はいなくなったステラとイーサンを探していたようで
心配した表情を見せていたが一緒にいるチセに気づき
チセが何と答えたらいいかわからず困惑していると
ステラは笑顔で今日出来た友達だと紹介するのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
コミックガーデンは月刊誌ということもあり
前号が休載だったことがかなり長く感じましたが
無事に連載再開されて良かったです。
それにしても今回簡易あらすじなのにかなりの文字数となってしまいましたが
久々ということもありちょっとおかしい部分があってもスルーしてくれると助かります。
それはともかくとしてとりあえずステラ姉弟については
ハッピーエンドな感じで終わりましたが
エリアスとの契約があるのでこれからもちょこちょこ出てくるのかなと。
イーサンも骨頭の状態のエリアスを見ても大丈夫そうですし
チセもアリス以外の友達が出来て悪い事ではないので
良い意味でも悪い意味でも二人に影響を与えることになりそうな気がします。
そういえば今回以前灰の目登場の時に出てきた獣変化する毛皮が再登場しましたが
前と全く違うんだけどあれ何！？
前は確かカワイらしい狐タイプだった気がしますが
今回のは・・・熊？それとも・・・。
何か良く分からない巨大な獣に変化していましたが
マジで何の生物というか動物なのか気になるところです。
それにしても今回のラストでステラに友達だと言われたチセが
何やら嬉しいそうな困惑しているような何とも言えない表情を浮かべていましたが
あの表情の意味はなんなんでしょうね？
さらに”人は変わる、望むと望むまいと。”と何やら意味深な言葉が
最後のページにありましたのでその辺りも気になるところです。
チセの過去にも絡んでくる要素ではないかと思う部分もありますので
どれをというか誰を指している言葉なのかはイマイチ判然としませんが
まあ、そんなに悪いことではなさそうに思えますので今後に期待ですかね。
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