東京喰種トーキョーグール:re 93話のネタバレ&感想になります。
第93話 fの嘘
内容ネタバレ
自身に近づいてくる足音に気づいたミゼを待っていたのは
宇井とその班員たちだった。
宇井はミゼに対しどう戦おうがここでお前は死ぬと告げ
自刃するようにと言い放つがミゼがそんな言葉を聞くはずもなく
むしろナキの傍で死ねることを嬉しく思っていた。
そんなミゼに対して宇井のクインケが迫った瞬間
その間に入ったのは死んだと思っていたナキだった。
そしてナキ以外にもその部下であるホオグロや承正他何人かの白スーツも姿を現し、
ナキはあの世で兄貴に誇れる最後がいいと呟き宇井を迎え撃つのだった。
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一方、クロナは嘉納Qsを相手に多勢に無勢の状況でありながらも
上手く高さを利用することでなんとか凌いでいたものの
その数の多さから先に自分の体力が尽きてしまうだろうことに気づいていた。
そんな事を考えていたからか赫子で一撃を与えていたはずのオカヒラによって
背後を取られ首を折られてしまうことに。
倒れ込みながらもすぐさま再生させたクロナは迫って来るオカヒラをやり過ごすと
その様子を見ていた嘉納に私はお前の正体を知っていると告げるのだった・・・。
<回想>
突然現れた嘉納に自分達の両親がCCGに消されたと言われたクロナとナシロは
その言葉を信じられるはずもなく疑っていたが
そんな彼女らに嘉納は言葉よりももっと”たしかなもの”で証明させてくれと言い
案内したのは彼女たちの生まれ育った家の地下だった。
そこには巨大な施設があり嘉納はここは喰種化手術の実験施設であり
君たちの父親はこの実験の協力者だったのだと語る。
祖父の遺産を元手にスフィンクス社は莫大な富を得たとされているが
実際にはその事業は失敗し家財を使い果たしてしまい
あったのは巨額の借金であったと。
そこへ目をつけたCCGの上層部はその借金を肩代わりする引き換えに
屋敷の地下を実験施設の隠れ蓑にしたが
父である安久七生は非人道的な側面に耐え切れなくなり外へ情報を流そうとした結果
惨劇は起きたのだと語る。
そして自身もその実験の協力者でありCCGは悪であり決して許されないと
語った嘉納は自分達になにが出来るのかと問いかけてくる彼女たちに対し
亡きご両親の無念を君達なら晴らせるとして喰種化実験を行うのだった。
施術後、ようやく赫子が出せるようになったクロナは
嘉納の部屋へとそれを知らせにやって来た際に
蠍のような特徴を持つ蝶の標本に気づく。
嘉納はその”蠍蝶”は私がつくったのだと話し
赫子を出せたことに喜び自分にも見せて欲しいと笑みを向けるが・・・。
<回想終了>
正体を知っていると告げたクロナは嘉納に
お前に正義の心なんていうものはなく
お前は頭のイカれたマッドサイエンティストだと告げる。
それを聞いた嘉納が何を言い出すのかと思えばと一笑に伏そうとしたその時
そこへ同意見だとクロナの言葉に同意する西尾が姿を見せ
同時に赫子で嘉納を拘束していた。
そして一方その頃、ナキ達を前に宇井が富良と伊東に両翼を頼むと指示し
ミゼもまたナキに共に戦うと告げどちらも戦いに向け準備を整えていた。
そんな状況の中、ナキとミゼの共同戦線に呼応するかのように
張ったよその戦線という声と共に月山習と彼に従う者達が姿を現し!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
絶対絶命の状況の中、助けが現れるというのは
なかなかに胸に来るものが。
主人公が喰種だからか基本的に喰種よりになってしまっていますし
ここにきての西尾さんとムッシュ月山の参戦はたまらないものがあります。
どちらも間違いなくSレート以上の実力者なので
ここにきての登場でどう戦局が変わるのか楽しみたいところ。
ぶっちゃけページ数的に嘉納とクロナの過去話がメインだったと思いますが
二人の参戦に全部持ってかれちゃった印象です。
特に前回出てきたときにちょっとカッコ悪いというか
イマイチだった印象の強い月山さんが
前と同じようにふるまっているだけでもかなり喜ばしいのではないかと。
そういえば月山さんとナキの共闘は
たしか嘉納の地下施設だか研究所であったような気がしますので
相性はともかく知らない顔ではないはずなんですけどね・・・。
それなのにナキから誰だお前と言われてしまうわけですから
ナキのバカさ加減は相変わらずだなと。
まあ、以前はマスクをしていましたので素顔は見てないにしても
あの口調だけでもわかりそうなものなんですけどね・・・。
何はともあれ、ナキ一派にしてクロナにしても
戦局が変わりそうな感じですしここからが面白くなりそうです。
タキザワとバトる六月の変貌も気になるところではありますが
どこもかしこも面白くなってきたのは間違いなさそうなだけに
続きが楽しみです。
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