3月のライオン 129話のネタバレ&感想になります。
第129話 風の2万空理 ヤングアニマル 24号掲載(2016)
内容ネタバレ
将棋会館8月
東洋オープントーナメントのトーナメント表が張り出され
零と二海堂はそれを見ていた。
東洋オープントーナメントは順位戦のない8月に開催される真夏の戦いであり
待ち時間は1人1時間、使い切った後は
1分の秒読みという短い待ち時間が特徴だった。
トーナメント表を見た二海堂は同じBブロックのすぐそばに宗谷名人がいて
大戦出来るかもしれない事に感激を隠せない様子だった。
そして零に対してすまんと言いながら自分が先に公式戦で
宗谷名人にあたってしまうかもしれないと言い出し
Aブロックにいる零と当たる時にはあの宗谷名人を倒した男になるかもしれないと
対戦への意欲を燃やしていた。
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そんな二海堂に対し零はどうして「宗谷名人に勝つ事」を
前提として語れるのかと聞いてみたところ
二海堂は一瞬呆気にとられた表情を見せながら
照れくさそうに気持ちだけでも当たり負けしてはいけないと思ってと頭をかいていた。
そんな二海堂を初めてみた零は謝りながら二海堂の方が正しいと
自身の言葉を反省していた。
そして嬉しそうに宗谷名人と当たるかもしれないと信じられない様子で
語る二海堂の姿を見て照れくさく、まぶしく思いながら零もまた
自分も決勝で宗谷名人と戦うと宣言し、二海堂にオレ負けてね!?とつっ込まれるのだった。
一方、林田は家にやって来た野口にどんよりしながら
銀座に行ったことやその後島田の家で目覚めたことを話していた。
なんであんなに飲んじまったのかと自己嫌悪に陥る林田は
自分の住所すらいえない程酔ってしまったことに社会人失格だと頭を抱えていた。
そしてさらに野口から支払った記憶すらもないことに触れられ
その料金を島田に払ってもらっていたことにさらに落ち込んでいた。
いい訳として気がついてから払いますと申し出たものの
島田は次は先生のおごりって事でと言われてしまったらしく
島田のカッコよさにこんちくしょうと思いつつ
そのカッコ悪い所を零にも見られていたことにどうしようもなく落ち込んでいた。
さらに野口から本当の問題はそんな所ではなく
あかりさんの目に”先生がどう映っていたか”ですよね?とズバリ言われてしまい
何も言えずノックダウンしてしまうことに。
目をそらしていた事実を突かれた林田は野口に
どうしたらいいのかと相談を持ち掛けるものの
野口が今日ここに来たのは進路相談の為だったのだと聞かされ
慌てて謝るのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず前半についてですが
なんていうかああいう二海堂を見るのはかなり新鮮だった気がします。
あんな風に照れくさそうに宗谷名人との対局について話す様子を見ていると
応援したくなるというか是非とも宗谷名人との初対局が実現してほしいと
思ってしまいますね。
そういえばあらすじでは触れませんでしたが
このトーナメントにおける主要なメンバーについて説明しておきます。
まずAブロックは零のほかに
辻井九段(零の初戦)、隈倉九段、土橋棋竜、藤本雷堂九段
ちなみに零が初戦突破出来たら隈倉九段の可能性大
その次が土橋棋竜と藤本雷堂九段のどちらかになる可能性大
そしてBブロックは二海堂のほかに
島田八段、櫻井七段(二海堂の初戦)、田中七段、宗谷名人
ちなみに二海堂が初戦突破出来たら島田八段の可能性大
その次が田中七段と宗谷名人のどちらかになる可能性大
という感じですのでどちらにしても厳しいとかそういう問題じゃないくらいに
強敵揃いとなっています。
というよりもエントリーしているのはほとんど零よりも上の方々ばかりなので
実力もさることながら後は運しだいと言う事になるかなと。
何にしても楽しみなトーナメントになるのは間違いないので
開催される時が楽しみですね。
そして後半ですがなんていうかこれでまた林田先生の好感度が下がるな~
という感じでしたね・・・。
まあ、あれだけのことをしでかしたわけですから
落ち込まないよりも落ち込んだほうがいいんですけどね。
私的にはああいう林田先生を見て人間らしいというか
一般人ぽくていいなと思いますが
他の人にとってはあまりにも情けなく映るのかも。
結局のところ野口が言っていたように
あかりさんの目にどう映ったかが重要になりますので
あとは天に任せて祈るしかないでしょうね(苦笑)
それにしても島田さん大人の男って感じでカッコ良かったですね!
これでまた島田推しの人が増えることになるのは間違いないかと。
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