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3月のライオン アニメ 第39話 内容ネタバレ&感想 棋匠戦最終局と背負うもの

2018年3月3日放送のアニメ版3月のライオンの第39話の内容ネタバレ&感想になります。

ネタバレはあくまでも詳しくなりすぎず

流れを理解できるくらいの内容となっておりますので

詳細が知りたい方はいずれ出るDVDやBDを購入することをオススメします!

 
第39話 焼野が原①/焼野が原➁

内容ネタバレ

 
<Chapter.79 焼野が原①>
棋匠戦第五局を迎え零と二海堂は

大盤解説を任され島田のもとへとやってきたものの

ポスターのあまりの出来に項垂れる島田に

言葉をかけることが出来なかった。

 
前回にもまして酷いポスターは

資金繰りが厳しいために将棋連盟の総務に頼んだことで

無料ではあったものの厳しい出来だった。

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あまりの盛り下がり過ぎに神宮寺会長もキレたらしく

いっそ病弱を前面に出して残り時間と一緒に心電図と心拍数を出しとこうよと

笑いながらブチキレていた。

 
柳原棋匠はあんまりだよ!棋匠戦は俺の命なんだ!!と言い放つも

神宮寺会長はただでさえ名人戦と同時開催で閑古鳥が鳴いているっていうのに

これ以上下がりまくったら来年からは全局将棋会館でやるからな!と

言い返すのだった。

 
島田から来年の棋匠戦がオール将棋会館になるかどうかは

君達に懸かっていると聞かされた零達は

その責任の重大さに固唾をのんでいたが

島田は急にあらたまり本当に来てくれて助かったと礼を述べ・・・。

 
零と二海堂はその言葉の真意がわからずにいたが

その夜の前夜祭、柳原を取り巻く光景を見て理解する。

 
来てる関係者がほとんど柳原の身内感覚であり

挑戦者は図らずもアウェイでの戦いを強いられていた。

 
島田はそれが柳原棋匠の喰えないところで

流石66歳で現役A級の化け物の一人であり

ここまで来たらもののけの類いだと評していた。

 
だがこの五番勝負オレも2-2まで追い詰めたのだとして

何にかじりついたとしても初タイトルが欲しいと語るのだった。

 
まるで同窓会かと思うような雰囲気の中

柳原はいるはずのがんちゃんがいない事に気づく。

 
どうやら来てはいるらしいが顔を見せないことを心配し

事情を聞きに会いにいくことに。

 
どうやら定年を繰り上げて新聞社を退職、リストラされていたようで

こんな景気の悪い話をして勝負に水を差したくなかったとのことだった。

 
でっかいカメラを担ぎ昼も夜も走り回っていたのを知っている

柳原はもう十分すぎるほど頑張って来たんだからと声をかけるが

がんちゃんは自分から仕事を取ったら何が残るのかと恐怖し

まるで焼け野っ原にいるみてーだと心情を吐露するのだった・・・。

 
それから零と二海堂が明日の大盤解説を盛り上げる為に

ああだこうだ言いながら準備しているのを見かけた

柳原は昔のことを思い出していた。

 
そしてどこに行っても自分が一番歳上になってから

一体もうどれくらいたつのだろうと。

 
一緒に戦ってきた仲間もいつしか一人消え二人消え・・・

後に残ったのは年老いた身体と託されたこのおびただしい数のたすきだけ・・・。

 
そんな託された思いを感じながら柳原は

ああ・・・重てぇなぁと自嘲するように笑みを浮かべるのだった。

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<Chapter.80 焼野が原➁>
託された幾百ものたすきにからめられるかのような夢を見て

目覚めた柳原はいつものように血圧の薬を飲み白内障の目薬をさし

対局へと向かう。

 
どっちが勝っても渋い記事になると笑う記者たちをよそに

島田もまた対局へ向かっていたが

その途中ここまで応援しに来てくれたじいさま達の姿にただ一礼し

改めてどうしても獲りたいという意欲を漲らせていた。

 
そして柳原棋匠の先手からついに始まった最終局。

マンガの世界でしか見ないような柳原の端歩から始まる。

 
何とも言い難い戦型で始まった対局は

零と二海堂も見たことない形で続いていた。

 
技術も経験も積み重ねてきた二人の粘り合いは

終盤に指しかかり頑強に抵抗を続けていた島田が優勢に。

 
柳原は指しながら昨夜のがんちゃんの言葉を思い出していた。

自分もずっと同じことを考えているが答えは出ないのだと。

 
ただお前が立っているのが焼け野原なのだとしたら

俺はまだ焼かれている真っ最中だ。

 
さぁて行こうか。

勝つ事もそして負ける事すらいつだって

そうは簡単に決まっちゃくれないもんなんだ。

 
今日もまた火だるまになって存分に苦しんでやろうじゃないかと

薄く笑みを浮かべ指すのだった。


感想

 
3週間ぶりにオープニング聞いたけど

やっぱいい感じだわ~。

 
そこからのいきなりの島田さんのがっくりな感じは

のっけから笑わせてもらいました。

 
それはそれとして神宮寺会長としては人気がなくて

カツカツなことでキレるのは解らなくもないんですが

あの2人の対局はアツいですよね!

 
どちらも負けられないのは当然として

その背景がどちらも素晴らしいですし

ああいう形で対局できるのは尊敬以外の何者でもないです。

 
あのひょうひょうとしている柳原棋匠が

ああいうプレッシャーに晒されてもなお

己を変えないのは凄いですよね。

 
島田さんも故郷に錦を飾るというか

初のタイトルに向けてこれ以上ないほどにみなぎっていますし

ああいう対局が多いと見てる方も満足できそうです。

 
それにしてもこういういわば頂点を決める戦いって

プレッシャーとの戦いなのはわかりませんが

もし自分ならと考えると正直吐き気がしますね・・・。

 
オリンピックとかでもそうですが

周りの人からの期待を背に戦いに挑むというのは

背負っている本人としては並々ならぬものがあるんだろうなと。

 
いずれ零や二海堂もこういうタイトル戦に

出てくることになるとは思うというか願ってますが

その時にどういう心境で望むのか気になるところです。

 
まあ、なんだかんだで二海堂はぶれない気がするので

あの調子な気もしますが零は正直精神的に強いタイプではなさそうですしね。

 
新人王のタイトルこそ獲りましたが

やっぱりこういう場とは格が違うと思いますし

場の雰囲気に飲まれそうな気が・・・。

 
ともあれ先程も言ったようにこういう対局は

見ていて面白いので次回も引き続きアツい戦いが

見られるのを期待したいですね!

 
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