東京喰種トーキョーグール:re 179(最終)話のネタバレ&感想になります。
第179話 山羊のうた
内容ネタバレ
あれから東京の街は変わった。
CCGと旧多らの戦い、竜戦を経て毒を持つ唯一の卵管は破壊され
ROS被害の拡大は食い止められた。
ただ各区に残った卵管からは
毒をもたないタイプの落とし児が生み出され
彼らは竜遺児と呼称され人類・喰種共通の敵とされた。
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東京のCCGは解体され新たにTSC=東京保安委員会が発足。
その半数は元CCG職員で構成された。
6年後のいまも、戦いは続いている。
丸手はTSC長官、馬淵はTSC情報部部長となり
月山はTSCに協力する喰種団体共同戦線の代表、
万丈は副代表になりイチミ三兄弟は変わらず万丈を支え続け
ジロは万丈の妻になった。
和修一族最後の生き残りだった政は一般TSC職員となり
妻と別れた後は和修の姓を捨て鈴木と名乗り
安浦清子はTSCの保安官アカデミーの学長に就任し後進の育成に。
宇井はTSCアカデミーの教頭として保安官候補に戦闘術を指導し
田中丸望元は実家の寺を継ぎ出家、
戸影はTSCの養成機関で指導官として勤めたが生徒の一人にナイフで刺殺された。
平子はアカデミー教頭に推薦されたがこれを固辞し
祖父母が亡くなるまで面倒をみると一般人として生活。
伊東倉元は東京を離れ関西支局に転職し
上等捜査官として部下と共に喰種を取り締まり
富良はTSCに残留し41歳の時准特等へ。
オカヒラらはTSC黎明期、嘉納から盗み出した安定剤を使いつつ
寿命がキレるまで影からTSCの活動を支えた。
不知の妹であるハルは竜遺児から採取した細胞をもちいた再生医療によって寛解、
兄である吟士の遺体は運び込まれたとされる流島にて瓜江によりくまなく調査され
調査開始三年目に遺骨を発見、遺骨はCCGの英雄たちの墓に埋葬された。
鈴屋率いるS3班はそのままTSCに籍を移し
保安活動の最有力部隊として活躍した。
そんな彼らのもとにある知らせが届き
向かった病室にて目を覚ました篠原から声をかけられた
什造は喜びに涙するのだった。
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ナキは月山と共に共同戦線の活動を行い
ミザとの間に9人の子供をもうける。
TSCの研究所により喰種が摂取できる人工食物の登場は
喰種達の生活を少しづつ穏やかな形へと変えていった。
地行博士は協力者が増えた為研究の幅が広がり
貴未は喰種研究を続け二シキは献身的にサポートを行い
マダムAは農業に目覚め
ホリチエは東京の惨状を伝える写真を海外で展示し
TSCを支える活動を数年続けた後、気の向くまま写真を取る生活へ。
喰種の中には人々に仇なす者もおり
シコラエは竜遺児の細胞を取り込み赫者化し
TSC発足以来最悪の敵性喰種に。
タキザワは竜戦後行方知らずとなり
クロは欧州へ渡りヒトを襲う喰種を撃退する活動を行い
墓盗りは行き場に迷う喰種たちを守る徒党を結成し
ヒトとは寄り添えない喰種達の拠り所となった。
瓜江はTSC准特等保安官としてQS部隊の若き隊長として活躍し
才子はROSの治療が完了したのち、瓜江と共にQSの育成に努め
六月はTSCには残らず穂木・晋三平と共に地方支部へと赴き
特等捜査官にまで上り詰める。
アヤトは共同戦線の活動に従事し
ヒナミは共同戦線が持つ孤児院にて読み書きを教えるなどしている。
武臣は一児をもうけTSC活動に従事し
依子は長男の世話をしながら趣味でパンづくりを続け
黒磐巌は竜戦前より入院生活を続けていたが
怪我が治った後は丸手の補佐をつとめる。
四方はウタらの襲撃に対応しながら
合間を縫ってトーカたちの娘に会いにきていた。
カネキは竜討伐後、竜の体液の濁流に溺れかけるも
アヤトに引き上げられ九死に一生を得る。
その後二週間眠り続け現在はTSC・共同戦線の協力者として生きている。
ヒデはCCG、TSCでの経験を活かし世界各国を周り
共同戦線の活動を広げ平和活動に従事した。
カネキとは生涯を通じて親友であった。
妻であるトーカ、娘と共に外に出かけたカネキは
楽し気にパパ、ママと呼ぶ娘を傍らに
いい天気だと幸せそうに空を見上げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
てっきりなんらかの形で続くのだとばかり思ってましたが
きれいに終わっちゃいましたね。
まあ、でも作者である石田スイ先生がこれで終わりだと決めたのならば
それが一番正しいキレイな終わり方だと思いますので
この終わり方で良かったんじゃないかなと。
それにしても約7年間にも及ぶこの東京喰種ですが
なんていうか終わっちゃったな・・・というのが正直な所。
出来ればもっと続いて欲しいと思っていましたが
それはあくまでも読み手の勝手な思いですしね。
とりあえず今は石田スイ先生お疲れさまでした
の一言になるかと。
それにしても最終話となった今回についてですが
あれから6年間後となっていたわけですが
とりあえずハッピーエンドなんですかね?
カネキも無事でしたし篠原さんとか才子も無事に回復して
人間と喰種の関係も変わったわけですし
なによりカネキが最後幸せそうに笑っている姿を見れたわけですしね。
それはそれとしてあのシコラエが赫者となって
暴れ回っているのは正直驚きました。
その特性から危険なのは理解していましたが
討伐されたと表記されていなかったので
未だにどこかに潜んでいるんだろうなと。
出来る事ならスピンオフか何かで
シコラエ戦を描いて欲しいものです。
なんにしても今回で本当に最終話を迎え
このブログで取り上げるのもこれで最後になると思いますが
かなり良い作品だったと思います。
内容が内容なだけにちょっと苦手な方もいらっしゃるでしょうけど
文句なくヤンジャンの看板漫画の一つであったのは間違いないかと。
これだけの連載作品が終わった以上
充電期間もあるでしょうが
石田先生の次回作が読める日を楽しみにしています。
ちなみに今回のあらすじについてですが
最終回ということもあって載せられなかった部分が多々ありますので
詳しくは本誌またはコミックスにて。
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