雑誌掲載最新話 君は008

君は008 最新 第45話 ネタバレ&感想 二人の生き様

2019年1月23日発売の週刊少年サンデー 2019年8号に連載されている

君は008 第45話のネタバレ&感想になります。

 
第45話 行き着く先は・・・

内容ネタバレ

 
突如豹変した怪人に斬りつけられたエイト。

やられたと蹲るエイトを助けたのは

機関銃を手にした校長アララギだった。

 
思わぬ人物の登場に困惑しつつも

どうやらエイトの身体は間一髪のところで

ナノゼイロンの制服によって守られていたようで

致命傷どころか傷一つなかった。

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エイトを下がらせ自ら怪人の前に立つアララギだが

豹変した怪人の力はアララギさえも危ういと感じる程だった。

 
しかしエイトには怪人がどこか苦しんでいるように見え

アララギにその事を尋ねたところ

返ってきたのは怪人の壮絶な過去についてだった。

 
丁度エイトの父008号が亡くなった頃

アララギ達の”機関”は絶対的な諜報員不足に陥っていた。

 
そうした中、彼は仲間の損耗率を下げるために

過剰なまでに冷酷に過酷なミッションをこなし続けたが

結果彼は一度スイッチが入ると手が付けられない状態になり

潜入中の味方の諜報員ごと

とある村を焦土と化す事故を起こしてしまったのだと。

 
そう・・・彼の中で何かが壊れたのだと語りながら

アララギは手にした機関銃で怪人を撃つが

怪人の服もまたナノゼイロン製らしく

銃の衝撃で壁に叩きつけられるも大きな怪我には至ってはいなかった。

 
ナカマハシナセンと呟きながら立ち上がった怪人の手から放たれた

謎の攻撃によりアララギは壁に叩きつけられることになるが

エイトは今の攻撃を見ていつか見たソニックコアという

ガジェットの衝撃波みたいだと感じていた。

 
アララギによると彼は決して奪われない武器はひいては仲間達の生還に繋がるとして

全身に幾つかのガジェットを埋め込んでいるらしく

そのことを聞かされたエイトはその覚悟に愕然としていた。

 
任務の為、情と肉体を、そして魂をも捧げた怪人は

再び剣を手にし必殺の一撃を繰り出そうとした瞬間

意識を取り戻したのかアララギに止めてくれと願っていた。

 
アララギもまた分かっている、友よと彼の願いを受け入れ

二人が交差したその時アララギは持っていた機関銃を盾に一瞬の隙を作ると

懐から取り出した万年筆で経穴をつき仮死状態にすることで

辛くも怪人を鎮圧せしめるのだった。

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彼ならすぐ自ら蘇生するだろうと言い

怪人の脈を確認するアララギに対し

エイトは助けてくれたことに礼を言いつつも

諜報員として己の全てを捧げた人を

最後は地下の牢獄に閉じ込めてしまうのかと叫んでいた。

 
しかしアララギから閉じ込めてなど断じていないと返されたことで

エイトはこの檻の鍵が内側から掛かる仕様だったことを思い出す。

 
そんなエイトに対しアララギは彼は自ら閉じ籠ったのだとして

ここは彼にとってこの脆い世界で誰も傷つけずにいられる

たった一つの居場所、私はそれを守ってやるくらいしか出来ないのだと語る。

 
エイトは父のように正義を貫いても死、

この人のように冷酷に突き進んでも地獄という

壮絶なる二人の生き様を前に

オレはどの道を進めばいいのかと考えさせられるのだった・・・。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
思いのほか重い話になってしまいましたが

どっちの道も先がないとか

エイトには酷すぎる生き様でしたね。

 
エイトの父は正義を貫き死んで

怪人は仲間を守る為に壊れた、

どちらも想像以上に辛い人生だったろうなと。

 
まあ、諜報員という仕事ですから

単純に誰も彼も幸せにとは言いませんが

諜報員の中でもかなり壮絶だったのは間違いないでしょうね。

 
ともあれ未だ諜報員としての覚悟も実力もない中で

思いのほか重い選択肢を突きつけられたわけですが

なんだかんだ言ってエイトは正義の為に生きることになりそうな気がします。

 
彼はこれまで父から教えられた通りに

仲間のピンチにじっとしていられないタイプですし

通常の諜報員と同じようには出来ないだろうなと。

 
流石にその結末は父親と同じようにはなって欲しくないとは思いますが

それでも仲間の為に正義の為に体を張ってしまうんだろうなと。

 
なんにしても今回の話はこれからエイトが

どういう道を歩んでいくのかにも関わってくるでしょうし

そう言う意味でも重要な回だったと思います。

 
結果としてエイトがどういう道に進むことになるのかは分かりませんが

願わくば悔いのない道を歩んでくれればいいなと。

 
それはそれとして今回初めてアララギの戦いを見ましたが

流石に校長ともなればかなりの実力者みたいですね。

 
正直怪人然りアララギ然り全体でどの程度の実力者なのか

イマイチわからないですが

少なくとも今のエイトでは一矢報いることすら不可能だろうなと。

 
前作であるトキワ来たれりや前々作のケンイチの師匠のように

おそらくマスタークラスレベルなのは間違いないとは思いますが

その中でもピンキリでしょうしね。

 
おそらく作者様の以前の作品からいっても

主人公がマスタークラスになるところまでは多分無理だとは思いますが

主人公がどこまで強くなれるかというのも

楽しみの一つですのでその辺りに期待ですかね。

 
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