2019年10月31日発売の週刊ヤングジャンプ 2019年48号に連載されている
キングダム 620話のネタバレ&感想になります。
第620話 武神の咆哮
内容ネタバレ
馬南慈の負傷のスキをつき脱出した王翦は
左ではなく前方へ抜け田里弥軍への合流を狙っていた。
そして傅抵隊に背を討たれながら走る王翦の一団は
田里弥軍の奥にある李牧本陣の足元まで迫る砂塵の様子から
向こうの本陣の陥落も近いと感じていた。
王翦と共に行動していた蒙恬と王賁は
右からの攻撃が最も李牧に迫っているのを見て
それが信によるものだと気づいていた。
傅抵隊による攻撃が激しさを増す中
蒙恬は自ら楽華隊を率いて止めるのを決意すると共に
王翦将軍は何としても助ける、
だからあとはお前が李牧を討つだけだと
信の武運を祈るのだった。
一方、李牧本陣へ突撃した飛信隊だが
鎧袖一触にて去亥を屠った龐煖の咆哮により
隊の全員が動けなくなってしまっていた。
獣のような雄叫びを耳にした尾平たちは
それが龐煖によるものであることを
恐怖に震える身体で理解していた。
しかしそれでも龐煖と絶対戦うだろう信のために、
多分何も出来ないだろうとは思いつつも
それでも信のためにと震える足を動かし・・・。
誰もが龐煖の登場、そして咆哮により動けない状況の中
誰より早く動き出したのは飛麃の中核となる元麃公兵達だった。
主である麃公の命を奪った憎き仇を前に
次々と襲い掛かる麃公兵達だが
龐煖と一合すら打ち合う事も出来ず
斬り捨てられてしまうことに。
しかしそれでも怒り狂う麃公兵達は止まらず
隊を率いる岳雷、我呂までもが襲い掛かろうとした瞬間
トーン、タンタンという音が。
その音を聞いた飛信隊の者達はそれが羌瘣によるものだと気づくが
その姿は見えず突然龐煖が何かの気配を感じたのか
背後に向かって矛を振り下ろすが傷を受けたのは
龐煖の腕のほうだった。
龐煖の目には羌瘣の姿が見えているようで
襲い来る一撃を受け止め反撃に移るも
羌瘣に触れることは出来ずにいた。
羌瘣はまだ足りない、もっと早く、もっと深くと
さらに自らを落とし込み龐煖へと襲い掛かる。
その動きは龐煖を凌駕しその身体に再度傷をつけつつ
”戦わせない”信が来る前に龐煖を仕留めるのだという
強い決意を以て龐煖との戦いに臨むのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに本格的に龐煖と戦うわけですが
やっぱり武神の名は伊達じゃないですね・・・。
前回の時の去亥もそうですが
飛信隊の猛者でさえもあっさり一蹴するわけですから
まさに一騎当千と言った感じ。
怒りMAXの麃公兵達はだからどうしたとばかりに
襲い掛かってましたが隊長格の岳雷と我呂でさえも
羌瘣が割って入らなければ
鎧袖一触でやられていたのは間違いないかと。
それにしても前に羌瘣と龐煖が戦ったのは
王騎の最後の戦場でしたが
随分と前のように思えます。
あれから龐煖が強くなったのかは分かりませんが
羌瘣はあれから現・蚩尤であった幽連との戦いを経て
そして飛信隊としても死線を何度も潜っていますので
明らかに以前とは桁違いに強くなっているのは間違いないかと。
そんな羌瘣と龐煖、どちらが強いのか気になるところですが
私としては決着は信に着けてほしくもありますので
なかなかに難しいところです。
なんにしても信が到着する前に
二人の決着がつくかは分かりませんが
かなりアツイ戦いになるかと。
私としては先程も言ったように信に決着をつけてほしいと思ってますが
それでも同じ相手に羌瘣が負けるところも見たくないので
どちらも決定打がないままに信登場というのがいいのかも。