曝ク者!ーあばくものー 雑誌連載最新話

曝ク者!-あばくもの- 最新 第4話 ネタバレ&感想 事件の真相

2020年3月26日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年17号で連載中の

曝ク者! 第4話のネタバレ&感想になります。

 

第4話 私の責任

内容ネタバレ

 

退路を断たれ屈強な男達に囲まれた楓。

絶体絶命の状況に恐怖する楓に

奥で話をしようかと声をかけてきた溝中。

 

どの道明日お宅のところに電話かけようと思ってたんだと

笑う溝中に恐怖しつつも店の奥へと足を踏み入れる楓だが

その中にはバーのマスターの姿もあった。

 

どうやら彼も元獄亞連のメンバーだったらしく

溝中によるとここの奴らはみんな獄亞連(過去)とは

きっぱり縁を切ってきた仲間とのことだった。

 

中には一生懸命金を貯めて

自分の店を持てるまでになった奴もおり

バーのマスターもその一人。

 

溝中はそんな男達をどこか誇らしげに見ながら

世間の目ってのは厳しい・・・と語る。

 

それは当然であるとしながらも

信頼とは担保があって初めて生まれるもので

そう簡単に”過去”はチャラには出来ない・・・と。


”面接で落とされる”

”仕事先が見つからない”

 

それは自分達に付きまとう話であり

そうやってぼやくコイツらをあの日

俺はいつもみたく叱りつけていた。

 

そこに店にいた酔っ払った他の客が絡んできた。

「お前達みたいなクズが人生やり直せる訳ないだろ」と。

 

仲間達が言い返そうと立ち上がったのを止め

収拾をつけるため騒がしてしまったことを謝ったが

酔っ払った男はエスカレートしてさらに絡んできたことで

仲間達はブチ切れていた。

 

それでも溝口はそんな仲間を身体を張って

なんとか止めようした際に

足が滑り溝口の腕が酔っ払いの男の顔に当たってしまい・・・。

 

溝口の口からあの日起こった事を聞いた楓は

私が聞いた話と全然違うことに驚愕していた。

 

溝口は何にせよケガを負わせたのは事実で

いやあの事故に救われたのは俺の方かもしれない

あのままいけば俺もキレていたかもしれないと語る。

 

「俺は変われた」なんて自信は

なくなっちまったよ・・・と。

 

そんな溝口からあんたはどうしてこの件に関わろうと思ったのかと

聞かれた楓は怖かったことを認めつつ

「やっぱり出来ないヤツだった」と思われたくなかったからと語る。

 

職場に見返してやりたい人がいて

どうせ見返すなら同じ土俵でやってみたかった、

だから手ぶらで帰るのは出来なかった。と。

 

その上でこの仕事楽しいんです!と笑顔で話し

絶対入りたくない部署だったのに

今はちょっと続けたいと思っており

”世界が自分の思っていた通りじゃなかった”って所を

もっともっと見て見たくなったと。

 

そんな楓の言葉を聞いた溝口は大笑いし

ただちょいと自分が情けなくなったと零す。

 

そして俺もこいつらも人生やり直せる訳ないなんて

思われたくないと語り

楓に記事書いてくれよと頼んでいた。

 

いずれ広まる話でだったら全部書くのは

あんたであって欲しいと言われ

ようやくそれが本当のことだと理解した楓は

改めて溝口に記者として話を聞くのだった。


取材を終えた楓は溝口からここらは治安が悪いからと

バーのマスターともう一人の男をつけられ

駅まで送られることに。

 

そして駅まで送ってきてもらった楓は

そこで送ってもらったバーのマスターから

あんたの取材を邪魔したのは俺だと打ち明けられる。

 

マスターはこの件がニュースになれば

獄亞連の時の負の記憶が再燃するの

は分かり切っていたと語る。

 

俺の過去もバレて客が来なくなるかもしれない、

どこにも雇ってもらえなくて

また昔の様な生活に戻るかもしれないって事が怖かったと。

 

それを聞いた楓はあの時バーの皆が

報復を恐れていたのではなかったことに気づき

脳裏にあの時の綾の言葉が思い出されていた。

 

”私の出した情報で世界が変わるから”

その言葉を思い出した楓は

溝口さんに言っておかなきゃと店に向かって走り出す。

 

世界は自分の思っている通りじゃないことを思い出し

被害者と思われるあの人の口からまだ話を聞いていないこと

もしかしたらそれによって別の事実が出てくることだってある。

 

溝口さん達の話をそのまま載せることは約束できないって

ちゃんと言っておかなきゃいけないと。

 

1ゕ月後・・・”全員”の許可を受けて記事は掲載された。

溝口は芸能界を引退し

1年後様々な理由でドロップアウトした人達を受け入れる

派遣会社を設立し勤労支援に努めている。

 

溝口に関する六本木で起きた一瞬触発の事態について

掲載された楓の記事を読んだ蘭は・・・。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回のラストの感じからもっとヤバイ事態になるかと思いきや

まるっきり正反対の事態になってましたね。

 

正直私自身前回の話の流れから

溝口が完全に悪だと決めつけていたこともあって

流石にこの展開は予想外でした。

 

話の中で溝口も言っていましたが

こうも溝口が悪いと思ってしまった背景には

その過去が関係しているのは間違いなく

反省するばかりです。

 

私自身これまで反社と呼ばれる人達と交流を持った事もなく

犯罪に加担したこと無いのでイマイチ理解できていませんでしたが

事件の背景も知らず自分がそういう風に見てしまったことで

本当に難しいのだと理解しました。

 

更生した、していないに限らず

過去にそういうことをしたんだからと

そういう目で見てしまうのは

ある意味仕方ないのかもしれませんが

それでもやり直すのは本当に大変なんだなと。

 

溝口自身が前科もちかそうじゃないのかは分かりませんが

そういう反社に関わっていた人物は

この先もずっとそういう目で見られるんでしょうね・・・。

 

そういう事をしてきたんだから仕方ないと言うのは簡単ですが

そういう人達がちゃんと更生したのにも関わらず

ずっとそういう目で見られてしまうことについて

もっと考えなければいけないのかも。

 

正直これについてはどう解決したらいいのかもわからないですが

それでも考えなくていい問題ではないと思いますしね。

 

ともあれこういう考えさせられる漫画というのは

私自身の趣向ともピッタリですので

今後も期待したいところ。

 

予告通りならば次回は楓と蘭の

何らかの接触があるみたいですので

どういう形になるのか楽しみです。

 

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