2023年2月24日発売の
ヤングアニマル 5号に連載されている
3月のライオン 200話の
ネタバレ&感想になります。
第200話 タイトル不明
内容ネタバレ
正月早々やって来たスミスを
快く?迎え入れた島田研究会の面々。
早速スミスの頼みである
近々行われる土橋との対局について
皆で研究を始めるがスミスが驚く程
零と二海堂、重田の三人は
土橋について詳しかった。
二海堂ら曰くだってパイセンは!!
どんなに大事な一局でも面白い局面に出会ったら
どこまでも乗っかってゆく。
俺たちの心の黄金聖闘士だから・・・!と
心から尊敬しているようで・・・。
みんな土橋パイセン信者だったの!?と
驚くスミスだが改めて
自分のクジ運の悪さに項垂れていた。
何でJTC杯のしょっぱなが
いきなり土橋さんなの?と。
しかしそれを言ったら同じ研究会で
総当たり中の島田達のほうが酷い有様であり
家の雰囲気が暗くなる一幕も・・・。
そんな一幕がありながらも
研究を続けていた島田は
スミスに忠告する。
角換わりも右四間も
いい手だと思うんだがな。
お前さんからすると奇襲なんだろうが・・・
もう少し自分の持ち味を
生かす方向に考えたらどうだ。
土橋さんに奇策は効かないぞ?
むしろ乗っかられて
異世界へつれていかれる!と。
スミスもそうなるだろうことが
ありありと見えてたようで
じゃあどうしたら!?と
不安が顔に現れていた。
島田はお前の持ち味は「軽さ」で
今の方向だとそれが生きてこないと話し
スミスもそれは理解しているものの
土橋にはありのままの軽さでぶつかっても
勝つ目が見えずにいた。
そうした中、零はひねり飛車とか・・・と
ぼそっと口にする。
その一言は皆にとって
ひとつの光明になったようで
ありかもしれないと話し始める。
それでも弱気なスミスを皆で励ます中
スミスが前回の零と二海堂戦に触れたことで
話はそちらの話に。
皆が前は重かった零の将棋が
軽くなっていた事に気づいており
疑問に思っていた。
零は悪く言われているのか
褒められているのか分からず困惑していたが
また二海堂と話す内にイチャイチャし始め・・・。
そんな二人を初めて見たスミスは
何だろう・・・何アレと
不思議そうに見ていたが前回の対局の時に
田中さんが言っていた言葉を思い出す。
”損得を重く考えすぎると振り飛車は生きない”
”すごいね そこを軽やかに飛んでくるねぇ 桐山くんは”
”駒たちが軽々と動き回る!!”
それを思い出したスミスは
軽さはオレの持ち味だっつのにと
呆れたようにため息を吐きつつ
よし負けてらんねー!!と
気合を入れて研究を続けるのだった。
それから時が経ち
もうすぐ夕暮れに差し掛かる頃
スミスは少し光明が見えたと
島田研究会の面々に感謝していた。
なんていうか隈倉さんが
スタンドになってくれた位心強い!と。
二海堂と重田は隈倉さんなら
土橋さんと渡り合える安心感超有るな!と
同意していたが
島田はちょっと待てと疑問を呈す。
——つまりオレ達4人合わせて
隈倉さん1人って事?お前的には・・・。
その言葉に二海堂らも気付かされたのか
冷たい視線をスミスへ向ける。
スミスはそういうつもりではっと
慌てた様子で弁解しようとするが
重田はさらに問い詰める。
ちなみに割合は?
隈倉さんを10としたら誰が何割?
島田さん4 桐山2 二海堂2 オレ2?
それとも島田さん3 桐山3 二海堂2 オレ2?
そこへさらに島田が
感情がまるで見えない表情で言葉を続ける。
ちなみにオレと桐山
勝った方が次の次隈倉さんなんだけど
今の時点で4人でやっと隈倉九段なら
もう勝ち進んでも何の意味も無いって事?と。
恐怖以外の何者でもない皆の態度と言葉に
スミスも自分の失言を理解したらしく
すみません オレのバカーーッ!と
焦った様子で謝り倒すのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回からの流れで
スミスの頼みを聞いて
対土橋対策会議となったわけですが
正直厳しいでしょうね・・・。
元々宗谷名人のライバルとして
作中でも屈指の実力者であり
さらに現在は棋竜位持ちと
正直スミスには荷が重いかなと。
もちろんスミスもれっきとした
プロ棋士の一人なので
勝ち目がないとはいいません。
しかし相手が相手なので
余程うまく対策が嵌らない限りはまず無理!
というのが正直なところです。
それにしてもスミスですが
作中において今のところ
零との対局はまだないんですよね~。
まあ、作中で描かれていないだけで
初対局かどうかはわかりませんが。
それはそれとしてスミスについてですが
強さについてはそれなりかと。
会長による紹介で進級・停滞・降級の内
B2に停滞している方ですので
全体を見るに弱くはないといったところでしょうか。
棋風は前にも後藤に言われていたように
軽さが信条というか売りと。
そんなスミスですが作中においては
狂言回しとでも言えばいいのか
そういう立ち位置にいることが多い気がします。
そのため作中でも登場回数は多く
さらになんだかんだいって面倒見もいいので
零にとっては気のいい兄みたいな?
そんな感じなので性格自体は悪くない。
が見た目のチャラさや今回のように
余計な一言を口にしたりすることで
なんとなく軽く見えてしまうキャラでしょうね。
なんにしても憎めないキャラですので
土橋さんを相手にどこまでやれるのか
正直楽しみな所。
普通に戦ったら勝ち目は薄いですが
今回島田研究会の力を借りた事で
どこまでできるのか
作中で是非取り上げて欲しいものです。
そんな感じでスミスからの頼みも
今回で終わったとして
次回何をやるんでしょうね?
このまま島田視点で
零との対局まで描かれるのか
それとも別の人物に変わるのか。
いずれにしろ予告を見るに
次号は休載と思われるので
続きはそれ以降になるかと。