葬送のフリーレン 雑誌掲載最新話

葬送のフリーレン 最新 第118話 ネタバレ&感想 勇者ヒンメル 12巻続き

2023年12月6日発売の

週刊少年サンデー 2024年2号に掲載されている

葬送のフリーレン 第118話

ネタバレ&感想になります。

 

第118話 フィアラトール

内容ネタバレ

 

現実と見紛う程の美しい幻影の中で

貴方達は安らかに眠るのです。

 

そうグラオザームの魔法によって

精神魔法に囚われたヒンメルとフリーレン。

 

しかし”女神の加護”を持つハイターは

辛うじて囚われることなく目を覚ます。

 

その事にグラオザームは驚く中

ハイターはヒンメルに声をかけるが

ヒンメルの反応はなかった。

 

グラオザームから今ヒンメル達が

精神魔法の支配下にあると聞いたハイターは

一人ヒンメル達を守るため

無理を承知で立ち塞がるのだった。


アイゼンがリヴァーレと奮戦する中

ハイターは防戦一方でありながらも

時間稼ぎを続けていた。

 

その行為をグラオザームは

無駄だと断言し攻撃を続けるが

ハイターは私は最後まで

諦めたりしないと告げる。

 

勇者ヒンメルは私が不可能だと思ったことですら

いつだって可能にしてきたと。

 

一方その頃精神魔法に囚われたヒンメルは

フリーレンとの結婚式を行っていた。

 

そして式が進み、誓いのキスを求められるが

ヒンメルは少し感傷に浸りながらも

目を瞑ったフリーレンを止め声をかける。

 

フリーレン、打開策があるんだろ。

僕は何をすればいい?と。

 

どうやらフリーレンもこの状況が

おかしい事に気づいていたようで

改めて今の現状について説明する。

 

そしてこんな芸当ができる相手は

恐らく奇跡のグラオザームであり

この魔法は私にはどうにも出来ない。

 

その上でヒンメルに

笑みを浮かべながら声をかける。

 

大丈夫。私には出来なくても

ヒンメルには出来る。

 

現に勇者ヒンメルは

幻影如きには負けなかった。

 

そしてヒンメルの腰に

佩いているはずの剣の位置に手を添え

もう剣の感触もわかるよねと笑みを向けると

ヒンメルは任せろと笑みを返すのだった。


ハイターが奮戦空しく

止めを刺されそうになった瞬間

動けないはずのヒンメルが動き出す。

 

一体何が起こっているのか分からないまま

グラオザームはヒンメルの攻撃を防ぐ。

 

・・・何が起こった。

幻影から脱したとでもいうのか?

 

・・・いや目を瞑っている。

こいつはまだ私の魔法の影響下にいる。

 

そう思いながらソリテールの魔法を使い

反撃を仕掛けるものの

ヒンメルはまるで見えているかのように躱す。

 

グラオザームはなぜ自分が

未だ幻影の中にいるこの男に

これ程までに追い込まれているのか分からなかった。

 

そんなグラオザームと戦う

ヒンメルは集中の中にいた。

 

式場の喧騒に惑わされるな。

追いかけろほんの少しの違和感を。

 

衣擦れの音、息遣い

空気を裂く風の動き。

 

極限の集中の中、ヒンメルは

フリーレンを狙った剣をも察知し

それを防いでいた。


一方、フリーレンは一人

外で起きていることを考える。

 

やっぱり私には何も聞こえないや。

普段から魔力探知に頼り切っている弊害だね。

そしてそれは魔法使いも魔族も同じこと。

 

グラオザーム。

お前は甘く見過ぎたんだ。

持たざる者の研ぎ澄まされた感覚をと。

 

グラオザームはヒンメルを

もっと深き幻影の中へと誘おうとするが

その瞬間を狙ったハイターの魔法を受け

ヒンメルの一撃を受け

片腕を斬り飛ばされていた。

 

それにより幻影は解け

フリーレンは目を覚ます。

 

そして同じく幻影を解かれたヒンメルは

そのお陰もあって剣を操っている

もう一人の魔族(ソリテール)の

位置を大体掴んでいた。

 

ヒンメルはフリーレンに告げる。

走れフリーレン。石碑はもう近い。

こいつらは僕達がなんとかすると。

 

そう告げたヒンメルの後姿を

嬉しそうに眺めながらフリーレンは

ありがとうと礼を述べ走り出す。

 

そして女神の石碑に辿り着き

”フィアラトール”と唱えた瞬間

大きな光の柱が立ち上がるのだった。


残されたヒンメル達と相対する

グラオザームは笑みを浮かべて告げる。

 

こういった戦い方はあまり好きではないが

もう手段を選んでいるような段階ではない。

どうか私を恨まないで欲しいと。

 

しかしそんなグラオザームを止めたのは

樹の陰から援護していたソリテールだった。

もう戦う理由が無くなったと。

 

ヒンメルは自分達にはあるとして

危険な大魔族を未来に残すつもりは無いと

ここで仕留めると告げるが

ソリテールは嬉しそうに言葉を返す。

 

君ならそれも出来るかもしれない。

でもそんなことをしたら

私は死に物狂いで暴れるわ。

この先の歴史が変わる程盛大に。

 

フリーレンの帰る未来が無くなるわよ。

それも楽しそうだと思うけど、どうする?

 

そこまで言われてヒンメルは

これ以上戦い続けるわけにはいかず

グラオザームとソリテールを見逃し

未だ戦い続けるアイゼンに退却すると声をかける。

 

リヴァーレはよもや敵に

背を向けるとは言うまいなと笑みを向けるが

アイゼンは勇敢な戦士の考えだなと告げる。

 

きっとお前は俺とは比べ物にならない程の

武の高みにいるのだろう。

 

だからこそ言える言葉だが

恐れを知らぬ戦士は

いつか戦場で死ぬことになる。

 

俺が人類で一番強いんじゃない。

俺と同世代の戦士が皆、死に絶えただけだと。

 

アイゼンと戦っていたリヴァーレは

放たれた一撃を受け

右目に傷を負い崖の下へ。

 

アイゼンはそんなリヴァーレに

俺の死に場所はここじゃないと告げ

リヴァーレはそんなアイゼンに見事と返す。

 

恐れあれどこそのその武勇、敬意を表そう。

久しぶりに楽しい戦いだったと。

 

一方、ソリテールに助けられる形となった

グラオザームは冷静さを欠いていたことを

反省しつつも何か収穫があったのか

笑みを浮かべていた。

 

その後戦いを終え退却したヒンメル達は

眠るフリーレンを伴い野営していた。

 

目を覚ましたフリーレンは

何も覚えていないのか

皆がボロボロな事に触れる。

 

ヒンメルはそんな彼女の様子から

どうやら無事帰れたみたいだなと口にする。

 

そして何の話なのかわからず

首を傾げるフリーレンに遠い未来の話だと

薄く笑みを浮かべるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

大魔族4人との戦いということで

一体どうなるのかと思ってましたが

流石勇者一行といった感じでしたね。

 

フリーレンに関してはともかく

ヒンメルにしてもアイゼンにしても

大魔族相手に互角以上に

戦えるほどに強いとは。

 

ハイターについても

単純な戦闘能力こそ劣るものの

あの状況でギリギリまで

ヒンメル達を守り切ったことが

反撃に繋がったわけですからね。

 

それに女神の加護のおかげとは言え

あのグラオザームの魔法に抗ったのは

ハイターただ一人ですし

勇者パーティーの僧侶は伊達じゃないなと。

 

と言った感じで勇者一行の強さについては

十分過ぎるほど分かったんですが

気になるのはグラオザームのこと。

 

何やら収穫があったのか

笑みを浮かべていましたが

それが一体何なのか・・・。

 

とりあえず元の歴史というか

勇者一行の話として

奇跡のグラオザームを討っているわけですが

なんか前回ソリテールが言ってました。

私でも姿形すら本当なのかわからないと。

 

というよりも誰もそれが本当に

グラオザームなのかわからないとか

考えれば考える程

勇者一行が倒したとされる彼は

本物だったのかと疑ってしまいます。

 

それか倒したのは本当でも

実際には討たれてはおらず

グラオザーム自身は生きているとか?

 

色々と謎が多い存在ですが

もし仮に今もまだ生きているとするなら

マハト以上の脅威になり得るのかも。

 

何にしても未来において

不確定要素というか不安材料を

残してしまったのは間違いないかと。

 

それがいつか明らかになるかは

なんとも言えないところですが・・・。

 

ともあれ無事に未来に帰る事に

成功したみたいですので

次回は再び未来と言うか

本来の世界線に戻る事になるかと。

 

予告にはおじいちゃん勇者(ヒンメル)

とありましたので

彼視点かどうかはともかく

勇者について語られる回になりそうです。

 

一体どんな話になるのかわかりませんが

わざわざおじいちゃん勇者となっているので

一話くらいに老いた頃の姿になるかと。

 

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