雑誌掲載最新話 界変の魔法使い

界変の魔法使い 最新 第6話 ネタバレ&感想 呪いの子と天罰

2024年10月16日発売の

週刊少年サンデー 47号に掲載されている

界変の魔法使い 第6話

ネタバレ&感想になります。

 

其の六 魔法使いと弟子

内容ネタバレ

 

お宝いただいたァ!と

王子の結界を斬り裂き襲い掛かる老婆。

 

しかしその瞬間老婆は気付く。

待て、まさかこいつは——

魔眼どころじゃない・・・

両目・・・それも・・・!

 

老婆が一瞬躊躇した際に

王子のうなじから世無が施した魔法が発動し

その身を守るように茨が生み出され

老婆の手を弾いていた。

 

その瞬間、ライチは懐から鍵を取り出すと

前に王子に教えたように口にくわえ

非常事態を知らせる笛を吹き鳴らし!?


莿天城に鳴り響いた非常事態を知らせる笛の音に

城内で働く者達が何かあったのかと驚く中

老婆は王子の周囲の茨を見て

薔薇結界か・・・と忌々し気に口にしつつも

口元には笑みを浮かべていた。

 

世無の術だね。さすが箱入りってワケだ。

よくもまあ、こんなお宝を隠してやがったもんだよと。

 

ライチは事態がまだ飲み込めずにいたものの

王子に逃げろと声をかける。

あのババア堅気じゃないと。

 

そんなライチの言葉を

魔法使いに堅気なんてあるもんか!と

鼻で笑った老婆は再度王子に仕掛けようとするが

その瞬間近くの扉から姿を見せた

世無によって吹き飛ばされていた。

 

オレの城に争いや暴力を

持ち込むな!子々南伎スズナギ!と。

 

老婆改め子々南伎スズナギは吹き飛ばされながらも

世無の術を防いでいたらしく

相変わらずお高くとまってるねぇ

ここの主人は。と不敵な笑みを浮かべる。

 

そういう奴ほど底にドス黒いもの

隠し持ってるもんだが・・・さすがに驚いたよ。

 

その子供、お前の右目と同じ

「冥道眼」じゃないか。

 

お前ばかりがなぜそんな力を

手に入れるのか・・・怪しいもんだね。

 

神域に踏み込む

特殊魔法式を内包する「神眼」・・・

 

その中でも冥道眼は三大神脈全てに

等しく手が届く、天帝すら出し抜ける

破滅と創造の生きた宝玉・・・!

 

そんなものが両目二つ揃いで

偶然に生まれる訳がないんだよと。

 

それを聞いた王子が呆然とする中

子々南伎スズナギは言葉を続ける。

 

生きるに飽いたと嘆いて

引き籠ってる間に・・・

既に力を失ったその右目の代わりに生成したか?

一体どうやった?何を贄にした?

 

まあ今のお前に七色の座を

危うくしてまで力を求める理由は無かろうな。

 

そうそうそういえば最近——

お前の魔領内でも”界変”が起きたねと。


その言葉に王子がビクッと反応したのを見て

子々南伎スズナギは嫌らしく嗤いながら告げる。

 

飛国・・・呪法の産物か!

あの国どエライもん隠してやがった!

界変は天罰ってワケだ!

 

こりゃ大ネタ仕入れちまったよ!

両目神眼の呪いの子が厄宰を呼び込んだ!と。

 

世無は黙れ!忘れろ。

お前に扱えるネタじゃないと

術を発動させようとするが

子々南伎スズナギは鼻で笑っていた。

 

お前が最初にすべきは口止め料の交渉さ。

私に記憶操作は効かないよ。

 

もう杖に書き込んじまったからねェ・・・

これは他所へ隠した文書にも連動して

記録されるようになってると。

 

それを聞いた世無は術を止め

改めて子々南伎スズナギに告げる。

 

では界変は天罰という発言を撤回しろ。

呪いの子が厄災を呼んだという発言も同様だ。

 

混沌を望むお前には

真実などどうでも良いのだろう?

 

だが不用意な言動こそ

災いを呼ぶと知るべきだな。

 

これはオレの弟子だ。

何人たりとも手出し無用。

下手に触れてタダで済むと思うなと。

 

それを聞いた子々南伎スズナギ

もう『契約』は済ませたと?と問いかけるも

その瞬間天井が崩れ、シマオが姿を見せる。

 

瓦礫から身を守るため

世無が結界を張ったのを見て

子々南伎スズナギはその場から離脱。

 

そしてここだけの話

他の七色から頼まれてたのさ。

冥道眼のネタなら高く買うとね!

 

あばよ大収穫さァ!と言い残し

侵入した時と同様に術を用いて

笑いながら城から脱出するのだった。

 

まんまと逃げられてしまった世無は

呆然としている王子にすまんと謝る。

 

もう少し・・・

自由にさせてやりたかったのだがな。

 

大魔法使いと言ってもこの通りだ。

お前をこれほど大きくなるまで隠しきった

お前の魔法使いは相当だなと。

 

ショックを隠し切れないのか

呆然としながら王子は僕のせいですか・・・?

と世無に問いかける。

全部・・・僕のせいなんですか?と。

 

そう涙ながらに口にする王子に

世無はその涙を拭いながら

お前のせいじゃないさと語り掛ける。

 

だからもう、その目で

みだりに泣いてはいけないよと。

 

そして城から脱出した

子々南伎スズナギは嗤っていた。

 

冥道眼・・・それも二つ・・・

私好みの乱世が来そうだ。

これは・・・成り上がりの好機チャンス!だと。


子々南伎スズナギからの情報を受け

各城の主はそれぞれに反応する。

 

思帰しき城にて少女は

ようやく見つかったか!と喜ぶ。

 

しかし世無の弟子とはね・・・

まあどうにでもなるか!と。

 

紅魅ぐみ城の妖艶の女性は思案する。

選択肢は増えた・・・

またあの人に会えるかもしれない・・・と。

 

瑠悲るひ城の男は何も反応することなく

ただ黙って報告を受けていた。

 

そして墨森城では唯参が

兄である鬼壱の元を訪れ報告していた。

 

知ってる?千樹の所

ようやっと弟子取ったってよ!

 

そんでそいつが神眼持ち——

なんと両目冥道眼らしいんだけどさ

この間界変で消えた飛国の・・・

呪い子ないかって話だと。

 

唯参からその情報が子々南伎スズナギから

もたらされたものだと聞き

鬼壱は唯参を褒める。

 

子々南伎スズナギがそれなりの値を

つけるネタは信憑性が高い。

唯参、良い買い物をしたねと。

 

褒められた唯参はガッツポーズする中

鬼壱は考えを口にする。

 

その子ども・・・見張っておいた方が良いかな。

解体者の器かもしれない。

 

それを聞いた唯参は

「解体者」ってーとつまり・・・と

イマイチ理解してない様子だったが

鬼壱は”魔法使い殺し”という

言葉を口にするのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

あの老婆が子々南伎という名だということは

明らかになりましたが

考えていた以上にヤバイ奴だったみたいですね。

 

まあ、冷静に考えてみれば

七色の魔法使いが治める城に

侵入してきたわけですし

それが可能ってだけでも厄介なのかも。

 

ともあれ、あのババアのせいで

王子の立場がこれから変わって来そうですね。

 

世無は弟子にすることを宣言しましたが

王子の目というか力を欲しがるものは

七色の魔法使いの中にもいるみたいですし

それだけじゃ収まらないだろうなと。

 

それこそ力づくで奪おうとする者も

出てくるでしょうし・・・。

 

それに以前出てきた唯参の兄

恐らく七色の魔法使いの一人だと思いますが

王子の事を魔法使い殺しなのではないかと

疑っているようですので

そちらも警戒する必要があるかと。

 

なんにしても相手次第ではありますが

今の王子ではどうしようもないので

世無の弟子となって力をつける

という流れになると思います。

 

世無の話し様からしても王子を利用しよう

とかは考えていないっぽいですし

今のところ信用できるのではないかなと。

 

それにしても子々南伎が言ってましたが

世無の右目、眼帯している方の目は

失っているみたいですね。

 

既に力を失ったその右目の代わりに——

と言っていたので世無の本来の右目もまた

魔眼の一種だったのかも。

 

今の段階では何故右目を失ったのかまでは

語られることはありませんでしたが

それが七色の魔法使いになる前のことなら

いずれ語られる時もあるかもしれませんね。

 

なんにしても先程言ったように

王子がのほほんと生活できる時は

今の段階で無くなったも同然ですので

すんなり弟子になるかはともかくとして

事態は一気に動くことになりそうです。

 

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