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キングダム 最新 第826話 ネタバレ&感想 起死回生の一撃

2025年2月13日発売の

週刊ヤングジャンプ 11号に掲載されている

キングダム 第826話

ネタバレ&感想になります。

 

第826話 質の差

内容ネタバレ

 

飛信隊隊長・李信。

韓軍第二将・博王谷。

 

副将同士の一騎討ちは

どちらも一歩も譲らず

激しさを増していた。

 

そうした中、博王谷は

信の一撃を受けきれず

一瞬意識が飛びかける。

 

配下の者の声に反応して

意識を取り戻した博王谷は戦の前に

洛亜完と話した時の事を思い出し・・・


洛亜完は言った。

秦軍は短期決戦を仕掛けてくると。

 

そしてそれは慎重な騰よりも

若い李信が先に早く前に出て来るだろう。

 

機を見計らってヨコヨコをそちらに送る故

早々に李信を討ち取れと。

 

博王谷は洛亜完に訊ねる。

お前の必殺の鉞を貸すのか

俺が李信に後れを取ると思っているのかと。

 

洛亜完はそんなことは

微塵も思っていないと否定しつつも語る。

 

・・・だがこの一戦は

絶対に負けることが許されぬ。

 

ならば準備・作戦は

万全で臨まねばならぬということだと。

 

博王谷は負けなど有り得ぬ

我らの双肩にはこの韓に生きる者達の

命運が託されていると返すが

洛亜完は否定することなく言葉を続ける。

 

博王谷 我らはこの約二十年大戦に出ていないが

その間ずっとあらゆる国防の戦いを想定し

調練を尽くしてきた。

 

だが一方でこれから相見える秦軍は

兵こそ初心者が多いが

武将は実戦・大戦に明け暮れて来た男達だ。

 

有り得ぬことだが

もし万が一我らが足をすくわれるとしたら

それはこの二十年間の”質”の差だ。

 

・・・特に秦将李信は

歩兵からの叩き上げで将軍まで駆け上がり

その力は今どの段階にあるのか不明な男だ。

 

もし李信と相見え

奴の力が想定を上回るとしたら

その時は必ず無理をせず退いて立て直せと。

 

博王谷は洛亜完の真意を知り

それも万全を期すための言葉かと返すと

洛亜完はそういうことだと笑みを浮かべる。

 

そしてどの道 明日我らの才能と

国を守る思いの力が秦軍を圧倒すると言い

博王谷は当然だと同意する。

 

英呈平原を悪しき侵略者共の

墓場にしてやると。


そんなことを思い出しながら

信の攻撃を受け続ける博王谷は思う。

 

何だ なぜ侵略を仕掛ける

悪党にこれ程の力が。

 

「退いて立て直せ」

洛亜完の言葉が脳裏に浮かぶが

博王谷は退かなかった。

 

退けるものか。

こ奴らの力に屈するなど。

 

俺達は各国の誘いを断り

英傑への道を選ばず”韓”を選んだ。

祖国を守り抜くことを選んだのだ。

 

何が先の・・中華の人間の思いか。

絶対認めぬ 貴様らなどに屈するものか。

 

博王谷の思いが籠った一撃が

信へと襲い掛かる。

 

その一撃は信の肩当てを斬り飛ばし

信の命をも脅かすが

信の放った一撃は博王谷の矛ごと

その上半身を斬り飛ばしていた。


戦場に喚声が響き渡り

韓軍は博王谷を討った信を討つべく動き

飛信隊は隊長を守るべく動いていた。

 

そうした中、渕は俔馬族に

今すぐ各所に回れと指示する。

 

信殿が・・・秦軍副将李信将軍が

自ら敵副将博王谷を討ち取ったと

全戦場に伝えに走るのだ!と。

 

俔馬族は戦場の全てを

走り回る必要はなかった。

 

飛信隊の各所の喜びの喚声は次々拡大し

信勝利の確信の輪は広がり続け

飛信隊全体が勝鬨をあげたのである。

 

押されていた飛信隊には

大将 信自らによる

正に起死回生の一撃となったのである。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

この戦の勝敗を左右する

と言っても過言ではない

副将同士の一騎討ちですが

かなり白熱してましたね!

 

どちらも負けられないという

思いが強すぎるために

一歩も退かないアツい戦いだったと思います。

 

とりあえず信の勝利で終わったものの

結果からすればギリギリでしょうね。

 

信自身も博王谷の一撃を受けきれず

吹き飛ばされたり意識を飛ばされかけたりと

かなり追い込まれる場面もありましたし

博王谷自身の武力も大したものだと思います。

 

さらに博王谷軍と飛信隊の戦いについては

どう考えても劣勢以外の何物でもなかったですし

決着がつくのが遅れていたら

巻き返すことも難しかったかも。

 

なので軍として見るならば

博王谷軍のほうが上だと言わざるを得ないかと。

 

それも洛亜完の軍略によるものが

大きいのかもしれませんが

それは騰がいる秦軍も同じですしね。

 

それにしてもこの二十年の間に

洛亜完と博王谷が大戦に出ていたら

一体どれほどの将になったんでしょうね・・・。

 

彼らが名を上げた当時でさえも

他国に知れ渡るレベルでしたし

李牧と匹敵するくらいになれたのかも。

 

何にしても韓の副将を討った以上

全体的に見て秦軍が持ち直したのは

間違いないと思います。

 

騰が洛亜完に負ければ

それも全て無に帰すとは思いますが

始まってからずっとやられ放題だったたけに

この勝利は大きいでしょうね。

 

なのであとは洛亜完の戦略に対し

騰がどう対抗するのかに懸かっているかと。

 

騰としても寧公主に対して

はっきり勝つと宣言している以上

そろそろ反撃を期待したいところ。

 

天才っぷりを遺憾なく発揮している

洛亜完に対し劣勢にある六将・騰が

どう動くのか楽しみです。

 

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