進撃の巨人 雑誌掲載最新話

進撃の巨人 最新 131話 ネタバレ&感想 巨人の侵攻 32巻続き

2020年8月7日発売の別冊少年マガジン 2020年9月号に連載されている

進撃の巨人 131話のネタバレ&感想になります。

 

第131話 地鳴らし

内容ネタバレ

 

マーレ大陸にある港町にて

エレン達と出会った少年ラムジー。

 

ラムジーはボロボロのテントから出て

皆でいいところに住む為

木の根元に金を貯めていた。

 

その事を友達のハリルに明かすが

ハリルはこれ以上盗みを続けたら

ラムジーの残った左手も切られちゃうと心配していた。

 

それでもラムジーは決意は固く

俺が死んだらこの金を皆に渡してくれと頼んでいた。

 

そうした中、町の人達が

何かから逃げるように走るのを目撃する。

 

一体なんだろうと思いつつ逃げてきた方へと目を向けると

海の向こうには巨人の群れが・・・!?


皆と一緒に初めて海の向こう側にきたエレンは

そこに暮らす人達の生活を見て思う。

 

近いうちにみんな死ぬ・・・。

いや・・・オレが殺すんだ・・・と。

 

そう・・・すると決まってる。

きっとこの先もパラディ島が生き延びる道が

見つからなかったんだろう・・・。

 

何もかもがなくなる・・・

家も人も動物も人生も夢も。

 

通りがかった妊婦の女性を見て

母さんはどう思うのかふと考えた。

 

死ぬべきは壁の王が自死の道を選んだように

俺達エルディア人なんじゃないのか?

 

少なくとも”島”と”外”じゃ死ぬ人の数が違い過ぎる。

エルディア人が完全に死滅すれば

巨人の問題がなくなるのも事実。

でも・・・そんな結末納得できない。

 

そんな事を考えていた所

路地裏で少年が大人達から

暴行を受けているのを目撃する。

 

その少年は未来の記憶で見たことがあり

おそらくオレはこの少年を助ける・・・。

 

そう思って近づいたエレンだが

ふと自分が何を考えているのかわからなくなった。

 

いずれその少年も殺す癖に何を思い上がって・・・

これから暴力の限りを尽くすオレが

正義を気取っていいわけがないだろうと。

 

しかし結局未来は変わらず

エレンはその少年(ラムジー)を助けた。

 

オレもライナーと同じ半端なクソ野郎、

いや違うそれ以下だと思いながら

助けた少年に涙を流し謝っていた。

 

少年は何故助けてくれた男が

泣いているのかわからず首をかしげ・・・。


迫りくる巨人の群れを前に

テントで暮らすラムジー達は

荷物をまとめ高い場所へ逃げようと

山へ向かって走っていた。

 

しかし巨人は山も登ってきており

逃げ場がない状況にあったが

それでもラムジーは諦めちゃだめだと叫び

皆と一緒に町へ向かって走るが

その願いも虚しく・・・。

 

エレンはアルミンの本で見た世界と違っていた、

壁の外で人類が生きてると知って

オレはガッカリしたと涙ながらに語る。

 

オレは望んでたんだ・・・

すべてを消し去ってしまいたかった・・・

ごめん・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・と。

 

全てを踏みつぶし歩く巨人達。

エレンは生まれた時からずっと

オレの目の前にはうっとうしい壁があったと語る。

 

炎の水、氷の大地、砂の雪原

きっと外の世界はこの壁の中の何倍も広いんだ。

 

それを見た者はこの世で一番の自由を手に入れた者

これが自由だと空を仰ぐエレンは

少年の姿をしていた。

 

ついに辿り着いたぞ、この景色に

なぁアルミンと嬉しそうに声をかけ・・・。

 

少年の姿をしたエレンに声をかけられたアルミンだが

気が付くと船の上で立ち尽くしていた。

 

もう怪我は治ったの?とアニが声をかけたことで

ようやくそこにアニがいることに気づいたアルミンは

誘われるままに彼女の隣に座る。

 

互いに何か気恥ずかしく思いながらも

二人は結晶化されていた間の事など色々話していた。

 

ふと会話が途切れたことでアニは

世界中で何億の人が踏みつぶされている最中に

私達何やってんだろうね・・・と我に返り

アルミンも同意していた。

 

そんなアルミンにアニはあんたが良い人だから

私みたいな敵にも話しかけてたんでしょ?と問いかける。

 

エレンとの対話を諦めないのと同じ理由、

いつ目を覚ますかわからない”女型の巨人”の相手をすることも

争いを避けるためでしょ?と。

 

言葉を返さないアルミンを見て

アニは立ち上がろうとするが

アルミンはアニの手をとり座るように告げる。

 

前にも言ったけど良い人って言い方が嫌いだと言い

大勢の人を殺しそして今生まれ育った島の皆を

裏切る選択をして仲間を殺した・・・

僕もとっくにバケモノだと。

 

頭のどこかでいつかエレンと一緒に

未知の世界を旅するって約束

それが叶うと・・・思ってたんだと。

 

アニから未知の世界はそんなに

いいものじゃなかったでしょ?と言われ

僕らが夢見た世界とは違ったと返しつつも

アルミンはでもまだ・・・僕らが知らない

壁の向こう側があるはずだと・・・信じたいんだと

語るのだった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回の話は言ってみれば

巨人達がマーレ大陸に上陸し侵攻を開始した

それだけのことですね。

 

それだけの事と言っても

かなり凄惨な感じでしたし

なんとも言えないものがありますが

そうなるだろうなとは予想してましたので・・・。

 

話は変わりますがいきなり冒頭から登場した

少年ラムジーですが読んだ瞬間

ぶっちゃけ誰だかわかりませんでした。

 

なんとなくどこかで見たような気も?と思ってましたが

テントがどうこう言っていたので

ああ、あの時の!という感じ。

 

123話の島の悪魔でこの町が出て来たのもそうですが

一話だけしか出ていなかったこともあって

すぐには出てこなかったですね。

 

あの回はエレンの宣言があった回だったので

正直あの印象が強くて・・・。

 

ともあれ今回あの時の少年が出て来たのは

あの回の伏線だったみたいですね。

 

テントの前で涙を拭いていたエレン。

あの時は何が何だか分かりませんでしたが

あんな事があったのかと。

 

互いに本で見た世界と違ってたと思いながらも

壁の外で人類が生きてるって知ってガッカリしたエレンと

まだ僕らが知らない壁の向こう側があるはずだと信じるアルミン。

 

どちらの考えも分からなくはありませんが

エレンとの対話においてこの事が大きく関わってくる気がします。

あくまでもなんとなくですが(苦笑)

 

どういう結果が待っているかは分かりませんが

出来ることならエレンとアルミン、そしてミカサの三人が

並んでいるシーンをもう一度見たいものです。

 

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